弥生時代の水田跡と土偶ー田舎館村埋蔵文化財センター[JOMOSEUM]
田んぼアートで有名な田舎館村の埋蔵文化財センターは、弥生時代の水田跡・垂柳遺跡に作られています。弥生時代の資料館なので、縄文の展示はありませんが、興味深いので番外編として載せておきます。
展示室は約2000年前の水田跡がそのまま保存されていて、稲作が青森まで来ていた証拠にもなっています。
遺物も弥生時代のものですが、縄文視点から見ても興味深いものが色々あります。青森県では弥生時代の土偶が結構出ていて、田舎館村にもあります。青森の弥生の土偶らしい形状ですね。
土器の形式はもちろん弥生ですが、土の関係か亀ヶ岡式に近い色で縄文の名残を感じます。
特徴的だったのはたくさんの蓋、幾何学的な文様が見事です。
縄文時代の遺物や遺跡を色々見ていると、弥生時代にも興味が出てきます。時代はすぱっと切り替わったのではなく、少しずつ変化していっているので、弥生時代にも縄文時代の名残があり、縄文時代に弥生時代のほうがが見えることがあります。それを探すのも面白いですよ。
田舎館村埋蔵文化財センター(HP)
住所:南津軽郡田舎館村大字高樋字大曲63
開館時間:10時~17時(月曜休館)
入館料:300円
撮影:可
アクセス:田舎館駅から徒歩約10分
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