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『HAPPIER』幸福も成功も手にするシークレット・メソッド|タル・ベン・シャハー|感想

こんにちは、ごろーです。

今回は、『HAPPIER』こちらを解説していきます。

これは、すごい本です!絶対に読んだ方が良いです。

読むと、幸せが何か?がわかって幸せになる方法がわかって、毎日が楽しくなれる本です。

この本は、ハーバード大学で1400名もの学生が講義に殺到し、伝説の講義となったポジティブ心理学の実践方法をまとめたものになります。

ポジティブ心理学って、ただのポジティブシンキングぐらいに思ってる方もいるかもしれませんが、そうではなくって、「幸せになる方法を研究する学問」なんですね。
そして、その幸せになる方法を理論的にまとめられたのがこの本です。

著者は、心理学者のタル・ベン・シャハー博士で、ハーバード大学でポジティブ心理学を教えいて、ピーク時には、大学全体の2割の学生1400人が講義に殺到したといわれるほど超人気講師です。

人気の秘密は、「幸せ」という目に見えないものを、明確に定義し、それを実現するための具体的な方法まで提示しているところにあります。
幸せの形は人それぞれですが、年齢や性別、年収や立場などに関係なく全ての人が「幸せになるための方法」についてとてもわかりやすく理論立てて書かれているので、読めば幸せになるきっかけをつかむことができることは間違いありません。

今回は、そんな幸せになる方法について、そもそも幸せとは何なのか?そして幸せになるために必要な考え方について、私が学んだことをご紹介します。
いまが幸せじゃないと感じている人は損はしないので、ぜひ最後までごらんください。


幸せとは何か?

タル・ベン・シャハー博士は幸せの定義を「喜びと意義の同時体験」だとしています。
「喜び」は現在起こっているプラスの感情、「意義」はよりより未来にするために行ってる活動の中に見出すことができて、充実感を生み出します。
つまり、簡単に言うと、幸せとは、いま現在楽しんでいて、未来に対しても不安はなく希望にあふれている状態ということです。
もっとわかりやすく言い換えると、「のびのび自分らしくいて、実力を発揮している状態」ともいえます。私はこう言葉を置き換えるとしっくりきましたがいかがでしょうか。

例えば、おいしいものを食べたり、面白い動画を見たり、好きな人と一緒にいるときなど、「幸せ」を感じると表現しますが、でもこれ実は現在、楽しい状態で、未来は関係ありません。
これらは期間限定の幸せなので、時間がたつとなくなってしまうものです。

一方で、給料UPのために仕事をがんばったり、試験合格のために勉強したりしているのは、その目標が達成されたときに「大きな幸せ」を感じるので、未来の利益のためにある意味現在を犠牲にしているとも言えます。
これも達成した瞬間、幸せのピークを感じますが、時間がたつと、目標がなくなった虚しさを感じたり、早く次の新しい目標を見つけないとという焦りを生んだり、いまを楽しめなくなってしまいます。

このように、幸せは1度つかんだと思ったら、すぐに消えてしまうもの、そんなものだと理解している人もいるかもしれませんが、タル・ベン・シャハー博士いわく、本当の幸せは持続的に増やしていくことができる、と説明しています。

そして、本書ではいろんな角度で幸せになる方法を解説してくれています。
「幸せ」という目に見えない大きなテーマだけあって、1度や2度みただけでその理論を理解するのは難しいですが、その説明を通して私が理解した幸せになるための考え方について1つにまとめてご紹介します。

幸せになる方法

幸せになる方法を一言でいうと、「いま現在行っている活動について、それは自分を幸せにしてくれるものか?」を自問自答することです。
ことあるごとにこの自問自答を続けることです。もうこれに尽きると思います。

現代人は、とにかくやることが多く、時間がありません。
その結果、楽しむことの余裕をなくしているんです。

私自身、1歳と3歳の息子が2人いまして、それはもうかわいいです。
かわいいんですが、一緒に過ごす時間を楽しんでる一方で、苦痛に思ってる自分もいるんです。
ちょっと控えめにいいましたが、正直しんどいんです。
これは、私だけじゃなくて、子育てされてる方であれば多くの方が共感してれくると思います。
かわいさより、自分の時間を奪われ、自分のペースを乱されることに、つらさを感じている。ほんとうは子育てなんかやりたくないけど、子育て放棄するなんて人間としてありえない」という考えのもと、我慢して子育てしている。
これが本音だと思います。
けど、これは完全に間違った感覚なのは、誰がみてもわかります。
子どものこんなにかわいらしい時期は2度と来ないし、それを存分に味わって、成長を楽しむことは大事だということは、少し考えればわかることです。

では、なぜ楽しめないのか?
それは、他の「やらなければならないこと」に時間を奪われ、心の余裕を失っているからです。
それに気づいたら、さっきの自問自答の出番です。
やらなければならないと思っている活動の1つ1つを「これは自分にとって本当に必要か?」を自問自答します。
そうして問い続けていって、活動の断捨離を行うんです。

ほとんどの人は、自分が大事だと考えた「やりたいこと」をしているというより、周囲の期待に応えたり、社会的な基準に従った「やらなければならないこと」に時間とエネルギーをそそいでいます。

これは「何かを獲得すること」が大切だと思っている物質至上主義の考えが根本にあるとタル・ベン・シャハー博士は指摘しています。
お金や名声などを獲得することを目指す人生は、獲得した瞬間は最高の気分になっても、時間がたつとむなしくなるので、またすぐ次に獲得するものを探さなければいけません。そういった獲得根性が他人とのモノの奪い合いをうんで、幸せから遠ざけているといいます。

幸せを目指すのであれば、いま自分が大切だと思っている「やりたいこと」に気づき、それを行う時間を増やすことです。
そのためには、自分が「今の活動に喜びを感じ、意義を感じているか?」を自問自答することが不可欠です。

人生が人それぞれあるように、幸せの形も人それぞれです。
何が幸せと感じるかは、他人が決めたことをやらされているうちは、みつかりません
徹底的に自分の内側を見つめて、本当にやりたいことをみつけて、それをやる、ことの先にあります。
やりたいことだけに集中できる環境になれば、時間も余裕もうまれ、息子との過ごす時間も満喫できるようになります。
私もそういった状態を目指そうと思いました。

タル・ベン・シャハー博士も本文で言っていましたが、本の内容を理解しただけでは幸せにはなれません
理論は、実践してこそ効果がでるものです。
だから当然この動画を見たからと言って、本を読んだからといって、幸せになれるわけではなく、生活に変化がうまれて初めて幸せになれます。

そのためには、「自分はいま、幸せに向かっているか?」「本当にやりたいことできているか?」といった自問自答を繰り返すことです。
先日ご紹介した「心のブレーキの外し方」でも紹介しましたが、無意識は質問を投げかけるとそれに反応して体も動き出します。
それが幸せになるための強力な方法です。

最後に

今回は、幸せになる方法を研究する学問であるポジティブ心理学の最先端の情報がもりこまれているハーバード大学の人気講師タル・ベン・シャハー博士の『HAPPIER』をご紹介しました。
「幸せ」というとても大きなテーマですが、この本は簡潔にまとめられていて、とても読みやすかったです。
「幸せ」に関する本はたくさんありますが、ここまで建設的で実現可能な形で書かれているものはそうないと思います。
興味ある方は、ぜひチェックしてみてください
以上です。

それではまた~


▼動画解説もご参考ください。


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