「毎日本を読んで感想を書く」を1年間続けた結果
僕は2020年の1月から1年間、毎日本を読んで毎日感想をTwitterに投稿した。
1年間で読んだ本の数は380冊を超えて、
100人程度だったTwitterのフォロワーは2000人まで増えた。
何故、こんな事に挑戦したかというと、これが自分でもよく分からない。
文章力を磨きたいとか、継続力を身につけたいとか、
そんな思惑もあるにはあったのだが、1番の理由は単純に「面白そう」だったからである。
そんな適当な理由で始めた毎日読書だったが、振り返ってみると読書のお陰で本当に濃くて楽しい1年を送ることができた。というわけで、本日は毎日本を読み続けて感じたことを書いていく。
◆毎日読書をして良かったこと
①ストレス発散
本を読んだ後は大抵スッキリとした気分になる。
それがホラー小説でも、後味が悪い小説であっても。
僕は本を読むことがストレス発散になるのは、新しいものに触れることができるからだと考えている。小説と同じ体験をしている人なんていないだろうし、ビジネス書の知識を全て知っているなんてこともないだろうから。本を読めば何かしらの新しい発見があるものだ。
②フォロワーが増える
感想を毎日投稿したことで、僕のTwitterのフォロワーは2000人まで増えた。
1年間で2000人近くフォロワーが増えたのは万々歳である。
ただ、恐ろしいのは読書垢では、毎日本の感想を書いている人は一定数いる。なんなら1日に2.3冊読んで感想を書いている人すらいる。1年間で上には上がいるんだなぁ…と思い知らされた。
③文章力(要約力)がついた
Twitterに投稿するには140文字以内で本の感想をまとめなければならない。
これが、最初は難しくて感想を書くのに15分以上かかることもしばしばあった。
ただ書いていくうちに少しずつコツが分かってきて、半年を過ぎたころには、どれだけ長い小説でも140字で感想が書けるようになった。感想を140字にまとめる能力が今後の人生で役に立つのかは分からないが、要約する力はついたように思う。
④継続力がついた
僕は「何かを継続する」ということが苦手だ。
より細かく言うと、誰かに見張られていないとサボってしまい続かない。
そういった意味で、感想を他人に見てもらう事は継続する上でとてもプラスに働いた。
フォロワーから「いいね」や「リプライ」などの反応を貰ったことで、1年間も継続できたのだと思う。フォロワーに感謝する一方で、人に見られていなくても継続できる男になりたいものである。
◆本って読めば読むほど楽しい
毎日本を読んで、感想を書くという生活を1年続けて、
最も強く思ったことは、ただただ「読書は楽しい」ということだった。
そんなことは、1年間続けるまでもなく分かるだろうという話ではある。
ただ、毎日読書をした感想を考えた時、最初に湧いてきたのが「楽しかったなぁ…」だったのだから仕方がない。
しいて、毎日読書をすることの利点をあげるとすると「同じ作者の作品を一気に読める」という点がある。
例えば、僕の場合は「太宰治」にハマると、1週間続けて太宰の作品を読むという事をした。一気に同じ作者の作品を読むと、作品に共通する作者の考えや哲学のようなものが感じられたり、年代によって考え方が変わっていく様も楽しめる。
勿論、これは毎日本を読んでいなくても、やろうと思えばできることではある。ただ、毎日本を読んでいると一気読みのハードルは下がるし、熱も冷めにくい。そう考えると、毎日本を読むというのは、読書にのめり込むには良い手段なのかもしれない。
◆最後に
「毎日読書して感想を書く」という行為を他人におススメするか?といわれると正直微妙だ。
本の読み方なんて自由だし、人それぞれにペースというものがある。
ただ、僕は長い人生の中で「毎日本を読んで、感想を書く」という
そんな1年間を経験できたことを心から嬉しく思うし、そこに一切の後悔はない。
別に、毎日本を読む必要はないが、この記事を読んで少しでも「本読むか!」という気持ちになってもらえればうれしい限りである。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。