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絵本『おなじそらのしたで』を読んでは独り言

たまに
過去の記憶が
ふと蘇る

自分の犯した過ちに
気恥ずかしくなることもある

思い出す過去は
美しいものばかりではない

なぜあの時
あんな態度をとってしまったのだろうか

なぜあの時
あんな言葉を吐き出してしまったのだろうか

そう自分に言い聞かせてみても
その時点に戻ることはできない

記憶から消え去ったものもあるが
まだ残っている記憶を思い出す度に
当時の心情を振り返り
自分なりに自身を理解する

それは痛みを伴うものでもある

そして当時を振り返ると共に

あの人は今どうしているのだろうか

そんなことを考えながら

今日もまた

読んだんだか読んでいないんだか
積んだんだか積んでいないんだか
といった本達の中から一冊紹介し
心の琴線に触れた一節を取り上げ
ゆるりと書き記していきたい

今回はこちらの本を読んでは独り言

大槌町立図書館で借りてきた絵本である

ブリッタ・テッケントラップの絵本は
個人的に好きなので
見つけると導かれるように借りてしまう

絵も文章も

私の心に
暖かいスープを差し出してくれるかの如く
じんわりと癒してくれる

私にとって
そんな作品が多いのだった

と言っても
文章は翻訳者の言葉でもあるため
一度原文で読んでみたいものである

さてさて

いつものように
引用の定義を考えては
自己ツッコミを入れつつ
noteの引用機能を用いて
引用させていただきたい

ぼくたちは みんな
おなじ そらの したで
いきている

ここでも

とおくでも

いつでも

どこにいても

ブリッタ・テッケントラップ 木坂涼. おなじそらのしたで. ひさかたチャイルド, 2017, 2p

過去を振り返り
思い出す人達

今どうしているのだろうか

ぼ〜っと
空を眺めて思う

同じ空の下で
生きているのだろう

もし再会することがあれば
私の過去の過ちを謝罪したいと思いつつ
そう振る舞えるのだろうかと
自分に自信がなくなったりもする

過去は消せない

記憶や認識を書き換えることはできても
出来事としての過去は消せないのだ

あの時のことを
覚えていますか?

あの時にどう思って
いたのですか?

そうききたい自分と
ききたくない自分が
入り混じる

ふと思い出す過去

思い出す度
葛藤するのだった

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