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2016年3月の記事一覧
永遠のテンポエムチャイルド その9
十詩子は
面倒見が良くて
部下思いだったので
慕われていました。
電算機の使用が
うまくいくようになるのが予想されたので
会社を挙げて
電算機で
経理処理を採用することが
決まりました。
多数の
キーパンチャーを養成しなくては
いけなくなりました。
また省力的な
新しい入力の仕方も
考え出すように言われたのです。
十詩子は
月末も
工場に行くことなしに
本社で
永遠のテンポエムチャイルド その10
十詩子はそんな話した後で
ちょっとドキッ
としました。
いつもは
聞き手に回っているのに
話してしまったことを
後悔しました。
会社の管理者研修で
部下の扱い方を
勉強し
その中で
男の自尊心には注意するように
と言うのがありました。
それで自慢話をしてしまって
悟のプライドを
傷つけたのではない
でもそんな心配をしたら
もっと
悟に悪いと思い
頭の中では
永遠のテンポエムチャイルド その11
十詩子の
東京での最初の仕事は
経理電算化の年内実施の
推進です。
手書き経理をしていた今までの
経理課員には
青天の霹靂です。
会社の方針とはいえ
反発があったことは
言うまでもありません。
十詩子は
この計画を
成功させるには
現場の理解が
必要だと
考えました。
そこで
十詩子は
前もって
各経理課に行って
根回しをすることにしました。
1ヶ月余を掛
永遠のテンポエムチャイルド その12
十詞子は
すこし高めに見える
指輪を左手薬指につけました。
イミテーションリングですが
見かけは
立派で落ち着いていて
十詞子によく似合っていました。
それをつけていると
部下にも安心して
接することが出来ました。
一方
悟は
例の受けた試験の結果がやってきました。
悟は私立大学ですので
国立一期校の
面々が受験する
採用試験に
合格するのは
「すこし困難がある
永遠のテンポエムチャイルド その13前編最終話
十詞子は
少しよろけながら
通路の端に歩いていき
何が起こったか考えました。
3年間も
遠くに住んでいたから
ダメになったのだろうと
思いました。
あんなに仲良しだったので
大丈夫と
思っていたのに
悟を
信じていたのにとも
思いました。
「それに悟が連れていた女性は
私よりとってもきれい人だったわ。
髪も長めで
清楚な感じ
きっと
キャリアでは
なさそう。
永遠のテンポエムチャイルド クリスマス編その1
もうすぐクリスマスですよね。
(原文は私のブログに掲載したもので
毎年クリスマスの時期には
ファンタシックなのものにしていました。)
クリスマスになると何となく
ロマンチックになりませんか。
今年のクリスマスは
ブログ小説を書いてみました。
拙作ですが
読んでいただけたら、、、、、
ふとしたことで出会った
十詞子と悟は
十詞子の積極的な
作戦で付き合うことになります。
「
永遠のテンポエムチャイルド クリスマス編その2
十詞子:
妖精さんも
朝ごはん食べるの
食べるんでしょう
妖精:
食べていいの
うれしいわ
弁当頼んでいたのキャンセルしよう
ちょっと待ってね
(妖精は
杖を振って
携帯をだして
メールをしました。)
十詞子:
妖精の世界も
メールなんだね
便利だね
妖精:
今まではね
魔法の力でやっていたんだけど
受けるほうも
大変なんで
メールにするように神様が指図
永遠のテンポエムチャイルドクリスマス編その3
新幹線の中で
十詞子は
妖精に
どのようにして
悟とのきっかけを作るかを
相談しました。
十詞子:
ところで妖精さん
初対面の悟さんと
どんな風に会うのよ
教えて
うまく出来るかしら、、、
目薬の時も
死にそうだったのよ
二度とあんなこと出来ないわ
妖精:
それは大丈夫
私は妖精よ
魔法でちょいちょいとすればいいのよ
十詞子:
どうするの
妖精:
悟の持
永遠のテンポエムチャイルドクリスマス編その4
二時間ぐらい時間が
たったでしょうか。
ふたりは
もう友達になっていました。
悟:
もうこんな時間になってしまったね
足の血は止まったかな。
痛いでしょう。
ごめんなさい。
十詞子:
止まったみたいよ
もう痛くないし
悟:
歩けるかな
ホテルはどこなの
送ります。
十詞子は
ちょっと困って
妖精のほうを見ると
妖精:
少し遠いところ
大阪なの
と言うのよ
永遠のテンポエムチャイルドクリスマス編その5
翌日十詞子は
味噌汁の香りで
目が覚めました。
十詞子は
すぐに
服を着替えて
台所に行くと
悟の母親が
味噌汁を作っていました。
十詞子は
「おはようございます。
長く寝ていてごめんなさい」
と挨拶しました。
運ぶのを
ほんの少しだけ
手伝いました。
食卓に
ごちそうが並びました。
十詩子は
懐かしくなりました。
尼崎にいた頃は
朝ご飯を
こまめに作っ