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2024年を読んだ本でふりかえる⑥

 めずらしく二度寝をしてしまい、こんな時間の更新になりました。二度寝をした理由は、単純明快。「二度寝したいなー。」と思ってしまったから。普段はそんなことはないのに。

 何か自分の気持ちを大切にしたい、そんな感覚が私の中を支配したのだと思う。でも後悔はしていなくて、すべて順調に進んでいく流れを肌で感じている。これまた、なぜなのかはわからないけれど。

 さて、本題へ。

#6  リカバリー・カバヒコ 青山美智子

 6冊目は、2024年1月20日に読了した『リカバリー・カバヒコ』
読み終わってから1年近く経っていることに、びっくり。この間読んだみたいに、鮮明に思い出せるのは、記録の力を感じざるを得ない。

あらすじはこちらから

【2024年本屋大賞ノミネート作】

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで”リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。



高校入学と同時に家族で越してきた奏斗は、急な成績不振に自信をなくしている。偶然立ち寄った日の出公園でクラスメイトの雫田さんに遭遇し、カバヒコの伝説を聞いた奏斗は「頭脳回復」を願ってカバヒコの頭を撫でる――(第1話「奏斗の頭」)

出産を機に仕事をやめた紗羽は、ママ友たちになじめず孤立気味。アパレルの接客業をしていた頃は表彰されたこともあったほどなのに、うまく言葉が出てこない。カバヒコの伝説を聞き、口を撫でにいくと――(第3話「紗羽の口」)



誰もが抱く小さな痛みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。

『リカバリー・カバヒコ』|本のあらすじ・感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

 私の感想はこちらから

 私にとってのリカバリー・カバヒコはかつて共に暮らした愛猫だったと思う。彼女は、猫だから猫らしくきままに自分の時間を生きていた。触るとふんわりして柔らかくて温かい。毎日の私の疲れを吹き飛ばしてくれる存在だった。リカバリー・カバヒコに出てくる主人公たちは、様々な年代、性別だからこそ、生活の中で感じる様々な思いや悩みに共感できる。青山さんのファンで本作を読み始めたが、読んで本当に良かったと思う。彼女の作品は、言葉の隅々まで温かく私の心をさらにリカバリーしてくれる。あなたのリカバリー・カバヒコも見つかるといいな。

『リカバリー・カバヒコ』|本のあらすじ・感想・レビュー・試し読み - 読書メーター


 では、明日は記念すべき1週間目。
#7  あきらめないあなたに贈る応援歌です。それでは最後までお読みいただきありがとうございました。また明日お会いしましょう。


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