これは絶対読んでほしい!
ここ数日でフォロワーさんが増えて、多くの人の目に留まっていることに感謝するばかりです。とはいえ、世の中はたくさんの言語、そしてそこから生み出される文字、文章、物語にあふれています。
そのような世界で、誰かの心に火を灯したり、誰かの心をぐっと惹きつけたりする言葉が、どんなものであるのか、これからも考えていきたいという思いは変わりません。
今日は、子ども時代から現在(30代)をさかのぼって、自分の心に火が灯った「これは絶対読んでほしい!」という数冊を紹介していきたいと思います。
読んでくれている「あなた」にピッタリと当てはまる、パズルのピースのような1冊を選書できるようになりたいです。
10歳までのあなたへ
私は、ここが1つの分かれ目(ターニングポイント)だと思うのです。読書に対して肯定的な考えを持ち続けるのか、もしくは読書から離れていくのか。ただし、これはあくまで私見なので、いろいろな価値観の1つであるととらえていただければ幸いです。そんな10歳までのあなたには、この詩集を紹介します。
まだ、文字が読めない年齢であれば、大人がぜひ読み聞かせしてあげてほしいです。私が10歳の時、金子みすゞさんに読書を通して出合いました。今でも、心の根っこに彼女の言葉の一つ一つの片鱗が残っているのを感じます。
有名な「わたしと小鳥とすずと」だけでなく、「みんなを好きに」という詩にぜひ触れてほしいと思います。
この詩から、私は「世界を一つ」だととらえることのできる、みすゞの心の底からの慈しみと優しさに、心を奪われました。だからこそ、10歳までの、私よりも瑞々しい感性をもつあなたに触れてほしいと思います。
たくさんのすてきな言葉のシャワーを浴びて、心の感性を、ぐんぐんと四方八方に伸ばして下さい。
ティーンエイジャーのあなたへ
思春期真っただ中のあなた。友達のこと、勉強のこと、家族のことなど、自分が自分でないような気持ちを抱えながらも一生懸命、毎日生きていると思います。高校生の時に読んで、今でも覚えている1冊を紹介します。
社会人1年生のあなたへ
さあいよいよ、社会という大海に漕ぎ出たあなた。そんなあなたには、時間というものを改めて問い直してくれる、この1冊を紹介します。「えっ、児童書?」と思われるかもしれませんが、ぜひページをめくってみて下さい。
30代のあなたへ
私と同年代のあなた。社会人としてある程度の経験を積んでいるころでしょう。「わからないことが、わからない。」から「わからないことが、わかる。」というところまで、成熟しているかもしれませんね。そんな私に似たあなたには、こちらを紹介します。
おわりに
これからも、〇〇のあなたにシリーズを書いていきたいと思っています。きっと、私が年齢を重ねるごとに増やしていくことができるでしょう。私は今、30代。10歳までのあの瑞々しく、爽やかな感性に戻ることはできませんが、その時の記憶や感じたことは、今でも鮮やかに思い出すことができます。
読書は、第二の記憶装置だと思っています。これからもその記憶装置を増やしながら、自分の心の感性を磨いていきたいと思います。