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奈良・ハルヒレストランの薬膳料理で免疫力UP!

2020年もあと数時間ですね。

新型コロナで振り回された1年。。。そんな2020年も終わります。

私が働く奈良のハルヒレストランも昨日が年内最終営業日でした。

来年は1月5日からの営業スタートとなります。

そして1月5日からは新たなメニューがスタートします。今の時期だからこそ食べてほしいメニューです。

薬膳料理とフレンチが融合!?

薬膳料理といえば、どんなイメージでしょうか?体に良さそうですよね。

薬膳料理は東洋医学をベースにしています。東洋医学では病気になる前の身体の不調を未病と考えています。病気になる一歩前の段階ですね。病気になれば漢方薬を処方し、治療にあたります。では、未病の段階では?

食材が本来持っている力を使って、身体の不調を正常な状態に戻すのです。その考えに基づいて作られるのが薬膳料理ですね。なので、身体にいいんです。

奈良県大和郡山市にあるハルヒレストランでは、薬膳料理とフレンチを融合させました。もちろん素人のやり方ではありません!漢方薬・生薬認定薬剤師薬学博士の櫻井美由紀先生の監修です。薬剤師として30年以上病院に勤務し、東洋医学専門医のもとで漢方薬を学ばれ、漢方薬・生薬認定薬剤師となられた漢方のエキスパート☆

そしてハルヒレストランが誇る敏腕フレンチシェフ!宮澤シェフです!

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後ろ姿です(笑)最近は残業続きで一緒に帰る日も増えてきました。腕利きのシェフです。フレンチだけでなくイタリアンに対しても造詣が深く幅広い料理を生み出します。彼の料理が食べ放題なんて・・・

宮澤シェフが毎月の旬の野菜を厳選します。野菜はほぼ奈良県産。地産地消もテーマの1つです。

そうして生み出されたのが、ハルヒレストランのフレンチ薬膳ランチです。他ではあまり見られない新しいジャンルですね!

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毎月、季節ごとに変わる薬膳を提供

東洋医学の世界では月や季節によって人間の身体が弱る部分があると考えられています。たとえば今は12月(まもなく1月)です。「冬」ですよね。

「冬」は冷えに弱い「腎」に注意する季節です。漢方の「腎」は、単に腎臓を指すのではなく、人の生命活動の源となるエネルギーを蓄えて、全身に活力を与える器官と考えられています。「腎」が弱ると、気力、体力、活動が低下し、元気もやる気もなくなります。成長・発育・生殖など生命活動のエネルギーの源であり、「腎」を健やかに保つことはアンチエイジングにつながります。

冬は、寒さによって体の抵抗力や免疫力が低下するのを防ぐため、身体を温める食材で冷えを解消します。また、「腎」を健やかに保つ食材をとります。冬の寒さで体が冷えると気・血の巡りが滞り、肩こりなどの不調をきたしがちです。体を温め、気・血を補い巡らす食材、腎を労わる食材をとることでいきいきと過ごせます。

お皿の上の世界観

フレンチ料理の世界は奥が深いです。私もまだ入り口に立っているだけです。シェフから色々なことを教わっています。フレンチはお皿の上で様々な世界観を表します。ミシュラン3つ星などのシェフはお皿の上で物語を作ります。

当店の宮澤シェフも独自の世界を描きます。これはほんの一例です。

4000円苦 (1)

色鮮やかな魚のメイン料理

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様々な食材がそれぞれの役割を演じています。本当に美しい。。。

2つのフレンチコース

ハルヒレストランのフレンチ薬膳ランチは2つのコースがあります。

毎月メニューが変わる「身土不二(しんどふじ)」コース・・・2,500円+税

身土不二とは「人間の身体と土地は切り離せない関係である」という意味です。

もう1つは四季によってメニューが変化する「四季の薬膳」コース・・・4,000円+税


1月の身土不二コースの食材テーマは・・・

[前菜]   ホロホロ鳥・マッシュルーム・葉・ピーナッツ

ホロホロ鳥は、胃腸を温めて機能を高め、気血を補う働きがあります。茸とピーナッツは肺を潤す働きがあり、喉が乾燥する冬の風邪予防に効果的です。

[スープ]  鶏・根菜・大和当帰・吉野葛

鶏は、胃腸を温め、気血を補い、「腎」を養います。当帰は、血の巡りを良くする漢方薬として、冷え性や貧血、更年期障害など女性特有の症状に古くから使われてきました。セリ科の植物で、独特の香りがあり肝を健やかに保つ働きもあります。生姜、吉野葛は「葛根湯」の成分であり、身体を温めて免疫力をアップする働きがあります。

[メイン]     魚:白身魚・蕪・柚子・芽キャベツ・豆乳

白身魚は、高たんぱくで消化が良く、気血を補い疲労回復や体力増強に効果があります。蕪は胃腸を温めて消化を助けます。柚子は、身体を温め、気の巡りを良くしてイライラやストレスを和らげます。ビタミンCも豊富で、爽やかな香りが胃腸の調子を整えます。豆乳に含まれるイソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあり、美肌効果がある女性に優しい食材です。
      
        肉:豚・ハチノス・トマト・白いんげん豆・菜の花

豚肉には糖をエネルギーに変えるビタミンB1が豊富に含まれ、滋養強壮、疲労回復に効果があります。トマトの赤い色に含まれるリコピンは強力な抗酸化作用を持ち、アンチエイジングの代表的な食材です。菜の花は、血流を改善して炎症を抑え、肌のトラブルを改善する働きがあります。

[デザート] 柿・シナモン・チーズ・陳皮

柿は、身体の余分な熱を冷まし、口の渇き、乾燥肌、髪のパサつきを改善し、肺を潤す働きがあります。チーズも、肺を潤す働きがあり、のどの粘膜を潤して乾燥から守ります。鼻やのどの粘膜が乾燥すると繊毛運動が低下し、ウイルスや細菌を排除する仕組みがうまく働かなくなるため、喉を潤すことは感染予防に繋がります。シナモンは「葛根湯」にも含まれる漢方薬であり、身体を温めて血の巡りを良くして冷えを改善し、胃の調子を整える働きがあります。陳皮は、気を巡らせて、ストレスやイライラを改善する漢方薬です。

[お茶]   紅茶orハーブティー

※食前茶・パンがつきます。
※メインは魚・肉のいずれかをお選びいただけます。


そして「四季の薬膳」コースは・・・

[前菜]   帆立・ミカン・ビーツ・葉

帆立は、高たんぱく低カロリーで、赤血球を作る葉酸、肌の代謝を促す亜鉛など女性に必要な栄養を豊富にふくみ、「腎」を養う働きもあります。ミカンは肺を潤し、乾燥する冬の風邪予防に効果的です。ビーツはミネラル、ビタミンを豊富に含み、抗酸化作用もあるアンチエイジング食材です。陳皮は、胃腸を整え、リラックス効果を持つ漢方薬です。

[スープ]  鶏・根菜・大和当帰・吉野葛

鶏は、胃腸を温め、気血を補い、「腎」を養います。当帰は、血の巡りを良くする漢方薬として、冷え性や貧血、更年期障害など女性特有の症状に古くから使われてきました。セリ科の植物で、独特の香りがあり肝を健やかに保つ働きもあります。生姜、吉野葛は「葛根湯」の成分であり、身体を温めて免疫力をアップする働きがあります。

[メイン]     魚:白身魚・蟹・白菜・ブロッコリー

白身魚は、高たんぱくで消化が良く、気血を補い疲労回復や体力増強に効果があります。蟹は、身体の余分な熱を取り血の巡りを改善します。白菜は、胃腸に滞った熱を取り除き、むかつきや便秘を改善します。ブロッコリーは、「腎」を養うとともに、抗酸化作用があるビタミンを豊富に含むアンチエイジング食材です。
      
        肉:和牛・芋・玉葱・人参・生姜

牛肉は、「気」を補い、何となくだるい、食欲が出ない、肌の調子が悪い、などの改善に効果があります。栄養的にも、たんぱく質に加えてビタミンや鉄分が豊富で、貧血を改善し体に栄養を巡らせます。血液サラサラ野菜の玉ねぎは、薬膳では、身体を温め、食欲増進、疲労回復に役立つと言われます。アンチエイジング作用があるβカロテンが豊富な人参、身体を温めて免疫力をアップする生姜とともにお召し上がりください。

[デザート] 柚子・バター・アーモンド・卵

柚子は、身体を温め、気の巡りを良くしてイライラやストレスを和らげます。ビタミンCも豊富で、爽やかな香りが胃腸の調子を整えます。アーモンドは、ビタミンE、ミネラル、食物繊維が豊富で、ストレス緩和、便秘改善、アンチエイジングなどの効果がある、今注目の食材です。アンチエイジングなデザートをお楽しみください。

[お茶]   紅茶orハーブティー

※食前茶・パンがつきます。

四季の薬膳コースではメインはお魚とお肉の2つが楽しめます☆

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この冬はハルヒレストランの薬膳ランチを食べて、免疫力をUPさせ、健康に過ごしましょう!


ハルヒレストラン
フレンチ薬膳ランチ
0743511133
https://haruhi-bal.com/
JR郡山駅東出口スグ!

火~日
11:30-14:30(L.O. 13:30)
定休日 月曜日


ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/k23ebb5f0000/menu4/

食べログ
https://tabelog.com/nara/A2902/A290202/29011666/party/152448282

ホットペッパーグルメ
https://www.hotpepper.jp/strJ001224071/course_cno

では、皆さま!よいお年をお迎えください!



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