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    2023/8 デンマークとちょこっとスウェーデンに行ってきました。フォルケホイスコーレンや特別支援学校、私立の特別支援学校、ユースセンター等。インクルーシブや文化のことなど。

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最近の記事

デンマーク滞在記④ 特別学校(特別支援学校)「Team V」

さやかさんからのデンマークの教育基本法の話。印象的だったこと。・“保護者との協力のもと”が先頭にきている。 子どもの一大プロジェクトに関わる一人としてそれぞれが協力しようとしている関係性を表している。 ・“人として全面的な発達を”。 知識技能だけではない。授業は手段であり目的ではない。 一人ひとりにあった学習を、そのための教材を。 ・“democracy” Democracyは学ぶものではなく、生活の中に根付いているものであり、経験を通して肌に身に着けていくもの。社会に参加

    • デンマーク滞在記⑥ いろいろデンマーク 観光やら文化やら

      オーデンセ 街並みが美しすぎる。至る所に足跡が。なにやらこの足跡をたどるとアンデルセンにまつわる建物に出会えるらしい。行く前まではアンデルセンについて全然知らなかったけど大満喫だった。 アンデルセン美術館。 入るときに渡されたなにやら特別そうなヘッドホン。中に入ると2人ぐらいのナレーションとアンデルセン風の声が。スポットに着くと音が流れる仕組み。物語に引き込まれていった。もともと貧しく、夢想家で旅しながら作品作りをしていたそう。“人生は旅だよ”みたいな言葉とか、“Every

      • デンマーク滞在記⑤ 私が今回の旅を振り返りながら今感じていること

        #生活様式としてのdemocracy "democracy"の捉え方は各国で違う。日本は「民主主義」というと政治的なイメージを持つし、私もそう捉えていた。デンマークには150年以上かけてデモクラシーを徐々に熟成させてきた歴史があり、「人は母乳からデモクラシーを授かる」とか「デンマークの子どもたちには、誕生日祝いにデモクラシーが贈られる」という言葉があるそう。この旅を通して、この”democracy"の捉え方が抜本的に私の中で変わっていった。 特別支援学校で話してくださった

        • デンマーク滞在記③ 自閉傾向のある子が通う私立学校「Fonden Ørting」

          学校について12年前に学校を設立。廃校になった場所を買い取り改築し2年前に現在の場所で学校スタート。全校生徒は14~22歳の20人。全員寮生活をしている。 校舎内の風景音が響かないように音を吸収する素材を至る所に使用。ソーラーフィルターで日光の量を調整。ダークトーンを基調とする部屋に。 それ以外は一緒、リラックスできる環境をつくった、とのこと。 キッチンとフリースペース Socializeを学ぶ場所。ここにはじめ来た時に座り、授業時間外はここで過ごす。新しい友達ともこ

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          デンマーク滞在記② エグモントホイスコーレン2/2 ~授業風景やエグモントを語る人の言葉~

          授業風景気候変動についての授業 屋根の下には机と椅子、キッチンがあり、学習もできるし調理もできる。 4年かけて学生とつくったedible garden。1年草しか植えないので、毎年毎年学生とガーデンをつくる。 気候変動の話はシリアスになってしまうから、パーマカルチャーやガーデンづくりを通して気候変動について深めていく。 ここは学生だけでなく、市民との交流ができるスペースにしたいとのこと。綺麗な空を眺めることができるベンチ。「ここにただ居ることがここの学生は大好き。居ること、

          デンマーク滞在記② エグモントホイスコーレン2/2 ~授業風景やエグモントを語る人の言葉~

          デンマーク滞在記① エグモントホイスコーレン1/2 ~エグモント・ホイスコーレンってどんな場所?~

          どんな場所?フォルケホイスコーレ、エグモント・ホイスコーレンとは? (こちらで詳しく書かれています https://kotaenonai.org/blog/satolog/11493/) フォルケホイスコーレという北欧独自の教育機関がある。フォルケホイスコーレは18歳以上であればだれでも学ぶことができ、試験や卒業資格はない、全寮制で共同生活をしながら自由なカリキュラムを用意している私立学校である。デンマークには100校あり、書物よりも対話を中心に、生そのものを学び、社

          デンマーク滞在記① エグモントホイスコーレン1/2 ~エグモント・ホイスコーレンってどんな場所?~

          聞く技術、聞いてもらう技術

          感じたこと・思い出したこと 大学生の頃、インターン先である高校生の話を聞く機会がながくあった。その頃私はどうしたらいいのか分からなかったし、私が本人に与えてしまう影響力に対して怖くなった。聞きたい、でも聴けない。そんな時、河合隼雄の「カウンセリング入門」を読んだ。聴くということは本人の大事な引き出しを開けることだぞ。そんな簡単に開けれるもんじゃないぞ、その開けた引き出し、お前触れれるのか?と喝を入れられたように感じた。一層怖くなったけど、その怖さを持ちながら一生懸命聞いた。

          聞く技術、聞いてもらう技術

          2022年4月~12月までの足跡

          “individual“、分けることができない個人の多面性をそのまま大事にできるような自己肯定感。一方で人の繊細であったり揺らいでいる部分に触れる時とてもドキドキしてしまう私がいる矛盾。子ども・若者が過ごしたいと思い心地よく過ごせる環境には “ケアの文化”がマストな気がする、その文化を大事にできる人になりたい。 そんな気持ちで“ケアの文化拠点”ほっちのロッヂに来た。 4月から、ほんと情けないぐらいの自分ポンコツすぎると痛感したり、色んな人に迷惑かけながら、色んな人に出会いなが

          2022年4月~12月までの足跡

          人と出会うから私の大事にしたいことや私の輪郭が浮かび上がってくる。

          学校と家庭は関係性が凝り固まりやすい。関係が凝り固まるのがなぜ悪いと思うのか、それはきっと人に対して見せる自分の姿も固定されてしまうからなんじゃないかと思うからだと思う。 自分という存在はいろんな側面を持っている。自分が好きな自分。自分が嫌いな自分。得意なことがある自分。苦手なことがある自分。今見えているだけでも沢山あるけれど、今まだ見えていなくてこれから将来経験をしたり想像していなかった自分の一面に出会うこともある。それも含めて全部自分。今見えている自分もまだ出会えていない

          人と出会うから私の大事にしたいことや私の輪郭が浮かび上がってくる。

          本の記録「『当たり前』をひっくり返すーバザーリア・ニイリエ・フレイレが奏でた『革命』」

          お借りした本。 支配的な価値観をひっくり返し、支配―抑圧的な関係性をひっくり返した教育分野のフレイレ、福祉分野のニイリエ、医療分野のバザーリア。三人が直接的な影響を与え合ったわけではないが、実践内容、社会への影響力、形成されていく思想や哲学、生き様は類似性や関連性が見いだされる、と始まった。 ひーん、難しかったし書いてることすべて理解できたわけじゃないけど、医療、福祉、教育に携わる者が共通して持ちたい思想たちが一番印象的だった。 ・困難事例を紐解くと、「その対象者が困難

          本の記録「『当たり前』をひっくり返すーバザーリア・ニイリエ・フレイレが奏でた『革命』」

          オルタナティブスクールインターン日記

          毎週私はとあるオルタナティブスクールに通っている。そこでの学びというか気づきというか日記を上げていくシリーズ第一弾。 🌸学習時間と休み時間を分ける。 学習時間や集団ミーティング?でだっこ、とか、座っている膝に乗ってくる。今までは受け入れてたけど今日高学年や中学部の子どもたちとの集団ミーティング中、スタッフの方が膝乗せをさせなかったし、その子たちが「椅子に座って」とか「椅子に座らんでも話は聞いといてな」「これはどう思うん?さっき言ってたけど」と伝えていた。 その光景を見て、

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          ほっちのロッヂでエネルギーをもらいました!

          初めまして!9月16日~18日、軽井沢町にある『診療所と大きな台所のあるところ ほっちのロッヂ』に、その場を感じる『感じ手』として3日間居ました澤智子です。 ほっちのロッヂにはこれまで、色んなバックグラウンドを持った方々が訪れられており、『感じ手』として一人ひとりいろんな感じ方をされてきています。 今日は、私、澤智子はほっちのロッヂでどんなことを感じたのか、少し言葉にしてみたいと思います。 まずは自己紹介を。 コロナ禍でかねてからの夢だった留学ができなくなり、私は202

          ほっちのロッヂでエネルギーをもらいました!

          mother houseの店員さんに感動した話

          京都で予定時間より前に来てふらふらしてたら見つけたラッキーすぎる出会いがあった。 mother houseっていう看板を発見した。ん~聞いたことあるな~どこやったっけ~発展途上国のことしてるとこやったっけ~それにしては店内おしゃれすぎるやろ~違うかな~どこやったっけ~と思ってお店の前に置いてあったパンフレットをガン見していたら店員さんが声をかけてくださった。 話を聞くととっても熱をもって詳しく創設者の方の話やmother houseの話、バングラデシュでどのようにこのかばん

          mother houseの店員さんに感動した話

          (ブックレビュー)みんなで創るミライの学校 21世紀の学びのカタチ

          《目的》箕面子どもの森に込められた教育的思想を知りたくて。本当に必要で大事な教育の場の要素を知りたくて。  《学びたいこと》  ・「学びと生きるをデザインする」教育とは?それを作る大人に必要な視点とは?  ・地球上のすべての人が自分らしく幸福な生活が送れるようにする教育(ESD)とは?  ・どうやって理想を実現させるために対話・試行錯誤しているのか。  《理解したこと&解釈》  ・「学びと生きるをデザインする」  中学部のコンセプト「学びと生きるをデザインする」デザインは

          (ブックレビュー)みんなで創るミライの学校 21世紀の学びのカタチ

          地元について考えた時、私は沢山の人に昔も今も育ててもらっていると気づいた話。

          最近「なんで地元が好きなん??」と聞かれたから考えた。私にとって地元って言われて思い出すのはあの自然と沢山の近所の人だった。 今から私の地元の話を延々します私の地区には同級生は私を含め3人と少なかった。今小学生は5人以下だからもう私の地区にはスクールバスは止まらないらしい。子どもが少ないから私が小さいころもいろんな人にかわいがってもらった。 バス停から一人で帰る私の安全を心配して私の帰りの時間を予測して帰り道の畑に出てくれていたおばあちゃん。井戸端会議も私の帰る時間にいつ

          地元について考えた時、私は沢山の人に昔も今も育ててもらっていると気づいた話。

          心動いた出来事3選 at 島根県益田市

          9月23日~10月3日島根県益田市に行ってきました。 きっかけは知り合いの方に教えていただいた「おてつたび」というwebページ。 休学中に行かねばならんと思っていた島根県。益田市には豊かな自然と、あったかく「やってみんちゃい!」「行ってきんさい!」と応援してくださるステキな方々がおられました。 おてつたび生として1週間滞在した後、少し延長させていただき計10日間滞在しました。沢山のステキな人や場所に出会い、「ステキ!」「おもろい!」を連呼していました。そんな私の心動いた出来事

          心動いた出来事3選 at 島根県益田市