デンマーク滞在記⑥ いろいろデンマーク 観光やら文化やら
オーデンセ
街並みが美しすぎる。至る所に足跡が。なにやらこの足跡をたどるとアンデルセンにまつわる建物に出会えるらしい。行く前まではアンデルセンについて全然知らなかったけど大満喫だった。
アンデルセン美術館。
入るときに渡されたなにやら特別そうなヘッドホン。中に入ると2人ぐらいのナレーションとアンデルセン風の声が。スポットに着くと音が流れる仕組み。物語に引き込まれていった。もともと貧しく、夢想家で旅しながら作品作りをしていたそう。“人生は旅だよ”みたいな言葉とか、“Every thing could become a story, every thing could be told, everything must be written.”がささった。美しかったし世界観にめちゃくちゃ引き込まれていった。
プライドパレードに遭遇
ちょうどプライドパレードの日だった。老若男女、楽しんでた。道端に店舗を持つ企業もレインボーの商品を掲げる。ポスターも。
それに対してすごく関心持ってる人がやってるんじゃなくて、日本よりもっとカジュアルに服とか着てる感じ。祭りだった。終わった後はさすがに道が汚かった。
北欧の文化?居る・リラックスすること、デザイン、ポスター
町のいたるカフェが外に机といすを置いて、そこでお茶できるようにしてた。しかもその椅子に座布団敷いてるところも。ホテルも学校もカフェも町中のベンチも、椅子コストかけているように感じた。わざわざ座布団敷く?話し聞く時はわざわざお茶出してくれた。
リラックスできる環境をつくること、その上で物事ができるようにする、いいなあ、心地よい。
日本はお風呂にコストかけてると思う。こっちは水回りほんと興味ないんだろうなと思った。
デザインもいたるところシンプルできれいだった。
時々シンプルすぎて使い方分からない時があったけど。電車のポスターもデザインが統一されていた。部屋には必ずと言っていいほど絵が飾られていた。あとは環境に関するポスター・ステッカーなどなど、ホテルの部屋の蛇口や駅のポスター、電車の中のシーツ等いたるところにあった。風車も電車に乗っていると至る所に。
ABSALON
市街地にある“ソーシャルダイニング”、“コミュニティダイニング”と訳される場所に連れて行ってもらった。
https://r-tsushin.com/journal/world/denmark_2023_3/#page-1
どんな人と出会えるかな、ワクワクしながら他の人が来るのを待つ。
しばらくすると隣に座った!ワクワクしながら話しかけようとするがなにやら10人ぐらいのグループらしい。しばらくすると高校生らしき100人ぐらいがドカッと入ってきた。
なんでここ来たの?とグループの人や修学旅行の引率の先生に聞くと「安いし大人数でも入れるから!」とのこと。いろんな使い方があるんだなあ。
でも会が始まるとテーブル内の人達で話す機会ができる仕組みがあった。何品か料理が出てくるのだが、その料理は大皿に盛られており、一回ごとに誰かひとりが代表し持ってきてそれぞれ分けるスタイル。隣の大学院生や大学生と話した。
隣の大学院生は「ドイツ出身。半年前にこっちに引っ越してきた。普段学生としか話さないからここで色んな人と話したいと思ってきた」と。めちゃくちゃいい人だった。
隣の大学生は人文系の学科に所属しているらしい。倫理や哲学も勉強していると言うのでDemocracyについて聞いてみた。
「小学校の時、『どんなことを学びたい?』『どんな風に学びたい?』と先生に聞いてもらっていた。『ベトナム戦争について学びたい』とかいう子がいた。」何も勉強したくないという声が上がったらどうしてたの?「学校なんだから学びなさいと言ってた」一番楽しかった勉強は?と「今。Self studyができるから。好きな先生に沢山聞きに行けるし」と。なんてこった!
"Do you need a help?"と沢山聞かれ、話すと沢山答えて、教えてくれた!
エグモント・ホイスコーレンでは沢山"Do you need a help?"とさりげなく聞かれるタイミングが沢山あった。そして聞くと沢山教えてくれた。
ツアーの最後は一人でデンマークからスウェーデンのストックホルムに行った。かなり緊張していた。一人で国境を越えれるのか…乗り換えは果たしてできるのだろうか…無事にスウェーデンまでたどり着けるのだろうか…
そんなことを考えながら電車を待っていると、どうやら遅延しているらしい、電光掲示板の時刻がどんどんと変わっていく。そしてデンマーク語でアナウンスが流れ、周りにいた人がややため息をついている。
日本人の私は何が起こっているのか分からなかった。前に並んでいた女性に話しかける。「何が起こっているのですか?」
そこからいろいろ話が広がり、どこまで行くの?と聞くと、「ストックホルム」と。なんと!一緒ではないか!
「私も私も!乗り換えができるか不安なんだよ~~」と話すと、「そうなのね!確かに時間ギリギリだよね…乗り換える電車のホームも違うしね…で」「一緒に行っていい?」「もちろん!」一気に心強くなった。
電車に乗り色々話をしてから、乗り換えの時間に。「不安だ~」と話しながら、「〇番ホームに乗り換えね!右だったかな、左だったかな…」と彼女が言っていると、後ろのおじさんが「〇番ホームは左ね。すぐ発車しそうだからダッシュだね」と話しかけてくれた。彼女とおじさんでデンマーク語で何か話して何かを確かめていた。で、みんなでダッシュした。
こんな現象が良く起こった。
ユースセンターに行く途中で通りがかったタクシーにクラクションを鳴らされ、かなり不安になり近くにいた自車の荷物を降ろしているおじさんに声をかけた。「このユースセンターに行きたいんですけど、この道であってますか?さっきクラクション鳴らされたんですけど、この道歩いても大丈夫ですか?」「この道であってるよ!そして歩いてもいい道だよ!大丈夫、『乗っていくか?』と言いたかったんだと思うよ。あ~タクシーのおっちゃん!(タクシー戻ってきた)大丈夫!すぐそこまでだから乗らないよ!大丈夫、落ち着いて深く息をして。スウェーデン人まじ優しい安全な人達ばっかりだから!」
きっとシャイなんだろう。そしてめちゃくちゃ優しいんだと思う。話しかけるまでは距離遠いけど、話しかけたら死ぬほど優しい人達に沢山会った。
デンマークに向かう機内はヨーロッパ系の人に囲まれてはじめはかなり緊張していたが、隣のローマに帰る夫妻と話したり、後ろの怖いおじさんとも最後はニコニコできていい人達だなあと思った。でも帰りのアジア系の人が多く乗る機内では飛行機が離陸した直後もかなりイライラしながら機内から降りようとしていた人が沢山いた。偶然かな。