ダイハツの不正?そんなのどの会社でもあり得るでしょ
こんにちは、ごっちんです。
ひと昔前の仕事のやりかたは、マジで早く捨てないと大変なことになります。
メーカーあるあるですが、死ぬ気で達成した日程って、なぜか次からそれが標準になって、いろんな計画が立てられてしまいます。
(僕は15年メーカ勤務して独立起業しました)
精神と肉体をすり減らしてがんばるのって、マジで短期間しかできません。
こんなキツキツの日程でどうやってやるのよ?って状況なのに、なぜかその仕事に関わる人員は減らされる。
こんなの土台無理な話なんですよね。
でも、一昔前まではこのやり方で何とかやってきたわけです。
その経験しか知らない方々が組織のTOPにいる限り、こういう仕事のやりかたがずっと繰り返されてしまいます。
前までは会社の仕事に一生捧げる道がメインルートで、それでも良かったのかもしれないです。(良くもないけど)
気合でどうにかなった時代は、残業規制もなけりゃ、サービス残業も普通の世界線だったわけです。
がんばって精神と肉体をすり減らして、なんとか耐えて定年まで働いてればみんなに
「おめでとう〜、お疲れさまです〜、ホントありがとうございました」
って定年退職のお祝いしてくれて、年金もしっかりもらえてのんびり人生のシーズン2を生きられました。
でも、もう時代は変わってしまいました。
こうやって頑張ってきた人生の先輩たちをディスってるわけではなく、マジで尊敬してます。
大切なものを守るために必死に耐えてきたんだと思います。
僕にはそこまでやる気合は無かったです。
もう時代が変わってるんだから、
仕事の進め方とか、
お客さんを神格化するのとか、
最初から無理な日程をメンツのために守ろうとするのとか、
最初から無理な日程を「なんでできないんだ?」って詰めるとか、
日程変更するための資料を何人も何十時間もかけて作るとか、
その説明は3分で終わって、いいからやれで終わるとか、
もうそういうのは終わりにしなきゃいけないんです。
いつまでもこんなことやってるから、試験データを改ざんしてしまうようなことが起きるんです。
ダメなもんはダメって、当たり前に言えないんですよ、日本の会社って。
ダメなもんはダメの説明にどんだけパワー使わなきゃいけないんだよって、何百回も見てきましたし、経験してきました。
コロナのクラスターで部品が入らないときだって、もうこんなの災害じゃないですか。
でも、なんで作れないんだ?根本理由は?いつ挽回するんだ?ってなるんです。
あとは通報制度。
これも、表では、「通報した人には一切の不利益が被らないことを約束します」的なこと書いてても、まー実際は詰めらるというか尋問されまくるでしょう。
今回のダイハツの話も、いろんなブログで、「ダイハツの○○工場の、○○部署の、○○の立場の人間が通報したと思われ」みたいなこと書いてるんですよ。。
誰も言えないですよね。
今回通報した方(方々)は、本当の勇者でかっこいい人間だと思います。
組織のTOPも大変なのはわかります。
自分だけミスって出世マラソンから脱落するのは難しい。
日本てなぜか1回ミスったら終わりに近く、敗者復活戦の概念がクソ薄いですよね。
だからいままでのやり方を変えるのが、相当勇気のいることになってしまってます。
もし、いつまでやるんだろう、こんなこと、、、って思っちゃったら、
もうやっぱり自分で自立して稼ぐ力をつけて、会社という組織から離れていくしかないんじゃないかなって思うんです。
自分で稼ぐ力をつけれれば、会社で理不尽・不当なことにあっても、はいじゃー辞めますねバイバイ!って言えるので。
めちゃくちゃ気持ちも軽くなるし、ダメなもんはダメ、無理なもんは無理って言えるようになってきます。
こういうのが変わるのを待ってても多分時間かかるので(下手したら10年)、自分で掴みに行ったほうが早いかなーって思います。
ずっとメーカーで働いてたので、今回の事件はかなり思うことがあったので書きました。
メルマガでは企業の分析とか、理不尽話にどう立ち向かったとかも書いてますので、興味があったら覗いてみてください。