一人の仏陀とたくさんの仏陀
本日は、仏教伝道協会主催の第1回「英語で学ぶ 日本仏教の基本」in 京都に行ってきた。
ここ2〜3年、ご縁があって仏教を勉強している。(というか、仏教の勉強会や講座に参加しているだけなのだけど。)
ただ、ところどころつまみ食いしているので、全体像があまり見えていないのと、専門用語がやはり難しく、あえて英語で勉強した方が分かりやすいのかもしれないと思い、今回受講を決意した。
講座前に色々買い物していて開始時間18:30の10分前に着いたらすでにたくさんの方がいた。
ただ、年齢層は…ね…うん。
仏教を英語で学びたい20〜30代男性はそりゃ少ないよね、と改めて痛感。かなぴぃ。同世代の女性はチラホラいたかな?
テキストも指定されていたのだけど、全く予習せずに行った(笑)結果としては別に予習せずとも大丈夫だった。
使用テキストはこちら。
ヨーロッパや米国では、仏教を学ぶ入門書として人気のある本らしい。ただし著者はインド仏教の専門家なので、日本の仏教入門としては不足があるとのこと。
写真はOKだったが、後ろの方に座っていたので何となく遠慮した。次はもう少し前に座れたらいいなぁー。
先生はリサ・クランバッチ先生。スタンフォード大学で仏教学の博士号を取られて、現在は龍谷大学と米国仏教大学院で教鞭をとられているとの事。
最初に日本語と英語どちらで話しましょうか?という話になり、「英語で学ぶ」講座なので英語で話していこう、ということになった。
正直にいうと、全くリスニングに自信がないのでついていけるか不安だった。けれど、リサ先生の英語は聞き取りやすくて大学受験以来の私でも聞き取れた。
知らない単語の時は残念ながら聞き取れなかったけど元々予備知識のある話なので、「こんなことを言っているのかな?」とある程度推測して聞けたので、やっぱり興味のあることを英語で学ぶのは良いのかもしれない。
先生も時折生徒の様子を見て、ポカンとしている様子であれば日本語で適宜説明してくれた。
初回である今回のテーマは【Buddhism and Buddhist Material Culture(仏教と物質文化)】。
「英語で学ぶ」とあるが、日本語で感想を書くのをご容赦いただきたい。
------
【Is Buddhism a Religion?】
仏教が宗教であるかどうかは、とかく議論になるらしい。「仏教は哲学だ」という人もいる。
神様を信じることが宗教の重要な定義だとすれば、仏教は宗教になれない。しかし、現在は宗教はそれだけでは定義されない。神様がいなくとも、宗教と呼ぶことができる。
この辺は日本語で訳せなかった。(調べる気力がないだけ。)
1.Practical and ritual
2.Experiential and emotional
3. Narrative and mythic
4.Doctrinal and philosophical
5.Ethical and legal
6.Social and institutional
7.Material
(テキストP7より)
仏教は神様こそいないが、哲学的でありお寺などの特有のマテリアルがあるので宗教と言えるそう。
------
【How is Buddhism in Japan different from in other place?】
日本は他の国の仏教とどう違うのか?
ここで、聞き馴染みのある大乗仏教と上座部仏教が出てきた。けど、英語名を知らなかったので、テーラワーダが上座部を指すことと結びついてなかった。
○Mahayana Buddhism(大乗仏教)
↪︎中国・ベトナム・朝鮮半島・日本に広まる。
○Theravada Buddhism (上座部仏教)
↪︎スリランカ・タイ・ラオスなどの東南アジアに広まる。
仏陀と呼ばれる存在が、初期インド仏教と大乗仏教では違う。
初期インド仏教では釈迦牟尼(いわゆるお釈迦さん)ただ一人だが、大乗仏教はたくさんの仏が存在する。阿弥陀仏や薬師如来や大日如来など数限りない。
英語で「悟り」を【Enlightenment 】というらしい。仏法は闇夜を照らす月の光にも例えられるから、lightが入っているのかな。
Buddhism in japan is fan!
おみくじやお守り、お土産やお寺独自のお菓子など、日本はお寺に行くことをとても楽しんでいる文化だそうだ。
------
【How to look at temples 】
お寺は境内にたくさんの建物を持っている。清水寺を例にとると、仁王門・経堂・本堂・阿弥陀堂などがある。
五重塔(Pagoda)は日本独特の建物とのこと。屋根が五層になっているのは珍しい。他の国はドーム型やラウンド型の建物が多いそうだ。
元々は仏舎利を納める建物だが、手に入りにくいこともあり経典などを保管するようになった。
------
他にも色々と学んだが、私の英語力が足りないのと眠気が来たのでここまで!
やっぱり私は知識欲が強いので、脳がたくさんおいしいおいしい、とバリバリこの知識を食べてくれた。自分へのご褒美は面白い講座を受けることだな、と思った。
もっと面白い講座たくさん受けたいなー。
サポートいただけましたら、勉強会や本の購入にあてたいと思います。よろしくお願いします。