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時々、想い出す記憶

過去に評価され、自分の能力や可能性を信じてもらえた経験は、人生憧れの外資系の中で大きな希望と喜びをもたらしてくれました。特に、憧れていた外資系企業から声をかけてもらい、夢にまで見た職場で働くことができた瞬間は、これまでの努力が報われたと感じられる貴重なひとときでした。その当時、心に灯った情熱や期待感は、今でも鮮明に思い出すことができます。
そして、自分の得意な事が功をなして結果もつくれた事は今も私の中では良い想い出です。

しかし、そんな希望の光が一変し、暗闇に変わることも。評価してくれた上司が異動となり、新しい管理体制が始まったとき、周囲の環境は一気に変わり、まるで自分自身が別の世界に迷い込んでしまったかのような感覚に陥りました。自分の力を信じてくれた人がいなくなり、期待に胸を膨らませていた日々が、まるで遠い過去の出来事のように感じられるようになり、絶望感と屈辱を味わいました。

その後、新しい環境では、自分がまったく違う存在として扱われ、努力が評価されることもなくなりました。突然、今までの自分が否定されたような気持ちになり、「ここでは自分の存在意義がないのかもしれない」と感じることが多くなりました。周囲の冷たい視線や無理解に苦しみ、自分自身の価値や可能性を見失いかけたこともありました。夢見た場所が、いつの間にか心の中で重荷となり、自分を縛りつけてしまった。
当時は本当に辛かったのと自分の無能に苦しみました。

そんな中で、自分を見つめ直し、心の中で葛藤しながらも、自らの道を選択しなければならない瞬間が訪れました。「自分にとって何が本当に大切なのか」「どこで、どのように自分を生かすことができるのか」を問い続け、最後にはその職場を離れるという決断をしました。そこには、失望や悲しみもありましたが、自分の心の平穏と尊厳を守るための必要な選択でした。
それでもなんとか続けて行きたい気持ちもあり、葛藤の日々でした。

その経験から得た教訓は、「評価されることが全てではない」ということです。評価されることは確かに嬉しいですが、それがなくなったときに、自分自身の価値を見失わないことが何よりも大切です。他者からの評価や周囲の環境がどう変わろうとも、自分の中に揺るぎない信念や情熱を持ち続けること。それが、本当の意味で自分を支え、人生を前に進める原動力となるのだと気づきました。
今も葛藤や当時の悔しかった気持ちもまだ解決はしていませんが。

その経験を通して自分の内面を深く見つめ直すことができました。自己を再発見し、新しい道を模索する過程で、自分の内に秘めた可能性に気づくことが出来つつある。これからも、評価や他者の意見に惑わされず、自分が信じる道を進んでいきたいと思います。たとえ険しい道であっても、自分の心に正直であり続けることが、私のこれからの生き方の指針です。
期待は外にではなく自分自身の中で持ち続ける気持ちです。

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