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「里見の歴史を知る会」講演会 里見の拠点・久留里-もっとも長く愛された城下町

2023年9月16日(土)17-19時。
千葉県君津市久留里上総地域交流センター講演会をして参りました。

久留里といえば名水。水がいいところは酒もいい。そして籠城に水は不可欠。
里見=館山は最後の拠点だから。一番長く拠点だったのは久留里城なのです。

久留里時代の里見家は、義堯が当主の時代。
天文年間から元亀末まで、義堯は関東戦国史に欠かすことの出来ない武将。
しかし某ゲームではモブ扱い、八犬伝を史実と勘違いする人があまりにも多すぎて、その偉業が知られていない人物でもあるのです。
久留里の人でさえも、里見も土屋も黒田も一緒くた。
それではいけない。
これが、今回招かれた最大の理由と目的です。

 

当日は「里見の歴史を知る会」の皆様によるイベント。準備から段取りに至るまで、何から何までありがとうございました。

中世山城としてはかなりのクオリティである久留里城。ここの重要性を発見したのが、
アルファポリスで完結した「信長伝」の主人公・武田信長といわれてます。
この眼下に殺到した北条氏康の大軍。ときには撃退し、ときには城を奪われ取り戻し。

里見義堯の時代は

北条氏康・上杉謙信・武田信玄

 が群雄割拠した、戦国最盛期。
この戦国の世を、堂々と渡った里見義堯。
モブでは生き残れないことくらい、皆様にもご理解いただけると思います。

一貫して北条と戦った里見義堯。
上杉謙信を味方とし、その同盟が破れれば武田信玄とも結ぶ。臣従ではなく、対等に、堂々と渡り合った。
その事を久留里の皆さんに再評価して欲しい。講演の願いはその一言です!

歴史資産はオンリーワン。唯一無二のもの。
現世利益が厳しければそれを用いて、廃止の囁かれる久留里線だって守れる筈ですよ。里見義堯が久留里を守り抜いたように……!

里見義堯没後450年

この節目は2024年です。
久留里が令和の時代に里見で息を吹き返しますことを心より祈ります。
頑張れ、久留里!

note とは異なる講演のアプローチは、ブログ散文小径をご覧下さい。

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