夢酔藤山

ようこそ! 歴史時代小説を執筆しています。 四方山のことは、こちらにも…… 散文小径 …

夢酔藤山

ようこそ! 歴史時代小説を執筆しています。 四方山のことは、こちらにも…… 散文小径 http://musuitouzan.blog.fc2.com/

マガジン

  • noteで読める 夢酔藤山「異形者たちの天下」

    豊臣秀吉は山窩の子。埒外の力で信長に憧れ、その死後は天下を代わりに統一し、その先の夢を理解できずに老いらくにより果てた。その秘密を知る者は世に限られている。服部半蔵は「信康事件」のときに知ったが、徳川家康の荼枳尼天事件を救われた恩義から口を噤んでいる。 いま、徳川の世が成った。服部半蔵は表向き死んだこととして、江戸城半蔵門の守護者として闇に佇んでいる。その闇の奥から異変を知れば未然に消していく、これは家康だけの知ることであり、倅だけが唯一その生を知って語らない。 刻は流れた。 徳川の世にあって歪なる存在、大久保長安。武田旧臣として長崎で学び金山銀山の採掘量を操る存在。この者は家康にとって代わり天下を簒奪する野望を秘めていた。長安は巧みに家康の心に付け入り、あろうことか封印していた荼枳尼天信仰の記憶を引き出していく。 異形な闇の奥の天下平定。 服部半蔵、生きた死人として闇を奔る!

  • noteで読める 夢酔藤山「龍馬くじら飯」

    坂本龍馬の生涯。 そのところどころで、クジラ飯を食っていた。 土佐のモンはクジラ好きじゃき。おお、長州も薩摩も、京の都にもクジラ飯がめちゃんこあるがか。こりゃあ、たまらん。 幕末維新とクジラ飯。 腹を空かせて、さあ、行こうかい!

  • noteで読める 夢酔藤山「箕輪の剣」

    上州の剣聖・上泉秀綱は、主君・長野業政の命令で里見義堯のいる久留里をめざす。業政の妹が義堯に嫁いで男子を生んだが病死・残された子が、里見に馴染まず箕輪へ戻すことになった。その迎えの役ではあるが、せっかくなので剣の技を磨いて来いという許しは、秀綱にとっても魅力であった。なによりも久留里の槍大膳こと正木時茂とは、一度は手合わせをしたかった。かくして上泉秀綱の旅が始まる。 作品は放置すると可哀想ですので、適宜マガジンを刷新させていただきますデス。

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先に、ここね   ⇩ 自己紹介2000年「奇本太閤記」で第73回コスモス文学新人賞長編小説部門新人賞を受賞。以後、文筆へ。現在、「満洲-ここはお国を-(南信州新聞)」「真潮の河(房州日日新聞)」「千人同心がゆく 北のまほろば(西多摩新聞※令和薫名義)」を連載中。 故遠山あき氏に縁深い文芸同人槇の会に所属。全国里見一族交流会理事、小山田信茂公顕彰会賛助会員をはじめ歴史研究会東京支部会員(H30年歴史大賞功労賞受賞)などに属す。 現在できること・やってみたいこと 2023年

    • 日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲

      歌うヘッドライトの話題に触れたから、裏番組にも話題をパス!   日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲は、1968年11月19日から2021年3月27日まで文化放送でオンエアされた番組。21世紀のトラック事情にそぐわなかったのだろうか。52年半に亘る番組の歴史に幕を下ろした。   ワシは「歌うヘッドライト」派だったので、CMの合間にちょこちょこ聞いたクチだった。しかし21世紀前に、AM視聴から手を引いてFM派になって、最終回もあとから知った。 深夜ドライブのお供にカーラ

      • いすゞ歌うヘッドライト〜コックピットのあなたへ〜

        朝ね、原稿書くとき……ジジイだから4時頃書くのね。日が縮んで、まだ暗いんだ。そんなとき、つい演歌を聞く。昭和の、こってりした奴を、へいへいほーって。 でね、ふと思い出す。 あんなラジオ番組、あったなあって。 いすゞ歌うヘッドライト〜コックピットのあなたへ〜TBSラジオで1974年9月3日 - 2001年9月29日の間に放送していた。 覚えている人は、同志だな。 ある意味、深夜3時から早朝5時までのトラックドライバーを支えたソウル番組で、電リクやドライブインから中継とか、まあ

        • とりあえず作ってみたものがあるので、貼ってみたのだが

          どーだ。きみは、いくつ、持っている?

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        • noteで読める 夢酔藤山「異形者たちの天下」
          47本
        • noteで読める 夢酔藤山「龍馬くじら飯」
          7本
        • noteで読める 夢酔藤山「箕輪の剣」
          15本

        記事

          いまから16年前の京都

          ああ、実は、京都にいたんです。 ああ、京都に行きたいなぁ……!

          いまから16年前の京都

          異邦人の驚くべき事実

          歌のスケールに、シルクロードを連想する日本のみなさん 隠された、この歌の秘密! 元々は「白い朝」というタイトルであった。 この曲は元は、美しい並木道並木で知られる国立駅前の、大学通りの景色をイメージして書かれたものだった。 まじでか。 「子供たちが空に向かい 両手を広げ …」 という歌い出しは、歌詞作りに難渋していた久保田(国立市出身)が、通学の時に乗っていた国鉄中央線から見える、国立駅近くの空き地で遊ぶ子供たちの姿を電車から見て、咄嗟に写しとったものである。 三洋電

          異邦人の驚くべき事実

          49日が明けるまで

          神社を訪れたらいけない。 らしい。 そういうものだという。 面白そうなのに……(´;ω;`)ウゥゥ 旅行もだぞ。 駄目なんだ……(´;ω;`)ウゥゥ

          49日が明けるまで

          きっとみんなが思っているコナン

          そろそろ、作品、終わらない?利権のために終わることが許されなくなったアニメの代表格になってしまったと思うのは、きっと間違いではないだろう? 黒の組織の決着をつけて、ちゃっちゃっと終わらせて、 途中から無駄な存在感をむき出しにしてきたキャラクターでスピンオフ すればいいんじゃないかと思う。 コナン=新一を脇役にして……。 アムロで公安モノでもやって、シャアでFBIモノやって、世良一家で世間騒がせて、キッドはモブだし、もうコナン終わらせて分割で多売するべきじゃないか? 「お

          きっとみんなが思っているコナン

          なに、monoがアニメ化?

          もう「ゆるキャン△season3」の作画にガッカリしたから、monoに期待するしかない!

          なに、monoがアニメ化?

          「真潮の河」第二部終了、そして最終章へ

          房州日日新聞連載作品「真潮の河」。 大勢の皆様から、あれはイイネとお声をいただき感謝でございます。 イイネすぎて、「ああいうの書けるのに、手抜きしないで」と、槇の原稿書き換えになったりという弊害もありますが、いい意味で高く買い被っていただけることは作家冥利に尽きます。 連載323回にして、三部構成の二部が終わります。 ついに最終章へ突入します。 ここからは、史実の出来事と噛み合った物語が展開していく。繫栄と崩壊そして再生と次世代への希望。ひょっとしたら、これは現代の風刺かと

          「真潮の河」第二部終了、そして最終章へ

          君津市広報

          久留里の本気に、震えた!https://www.city.kimitsu.lg.jp/uploaded/attachment/50708.pdf 倉吉は9月に広報10頁も里見に使ったけど、今度の君津の本気ぶりは、感動だ!

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          里見家まぼろしの上州一万石とは

          いつもX(旧Twitter)へリンクするので、上州勢もたまさかに夢酔の戯言を読み過ぎていただける。 今回は、喪中につき箕輪城まつりに赴けなかった鬱憤を、こんな形で晴らしたいと思います。次はいくぞ、ミノワーランドへ。 さて。 題記のことに注目。 上州板鼻は、現在の安中市。 ここに、なんと里見宗家から暖簾分けされた分家の所領一万石があった。里見義康の弟・里見讃岐守忠重です。 独立した大名だね。関ヶ原の功というのが、拝領の理由だ。 里見忠重がこの地を拝領する以前、ここは戦国の支

          里見家まぼろしの上州一万石とは

          満洲へ赴いた人

          現在、南信州新聞で連載されている「満洲-お国を何百里-」は、九州から一村開拓に入った村が求めている医者一家の物語。 作品を読んでいけば、すぐに分かってしまいますが、一先ずは、素性を内緒で。 実在の一家・畑さんちを描くエピソードです。

          満洲へ赴いた人

          西郷隆盛と西郷頼母。 幕末の両西郷を演じた俳優は里見浩太朗と西田敏行だけだと思うが、大河ドラマで演じた点で、西田敏行の印象は大きい。

          西郷隆盛と西郷頼母。 幕末の両西郷を演じた俳優は里見浩太朗と西田敏行だけだと思うが、大河ドラマで演じた点で、西田敏行の印象は大きい。

          みんな、天竺へ旅立ってしまうのか 追悼:西田敏行

          西田敏行の訃報は芸達者を喪失させた失念でいっぱいだ。 これまで、どんなにリメイクしても初代を超えられないドラマって中々ないけど、「西遊記」は絶対頂点で、どんなにリメイクしても適わない圧倒感がある。役者が一流すぎたからね。 スケジュール多忙でもごまかさずに、アクションも合成なしでやったらしいし。筋斗雲の特撮は仕方ないから、差し引いて。 それにしても、悟空役の堺正章を除いて、みんな他界してしまった。 悟空抜きで、三蔵法師を囲んで天竺の旅に西田敏行が参加していたら嬉しいけど、左と

          みんな、天竺へ旅立ってしまうのか 追悼:西田敏行

          先日の例会で、評判のよろしくなかった作品を差し替えて、 槇 第47号 に出品します。 例会での合評を経ておりませんが、会長が承知しておりますので、会員皆様も初見をお楽しみに! ああ、このところ、毎年このパターンだな。

          先日の例会で、評判のよろしくなかった作品を差し替えて、 槇 第47号 に出品します。 例会での合評を経ておりませんが、会長が承知しておりますので、会員皆様も初見をお楽しみに! ああ、このところ、毎年このパターンだな。