#0【これから先生になるあなたへ】職員室にイノベーションを起こす教師の決意と未来

やりたいことを見つけるまで

自分が本当にやりたい事って何だろう？

そんな疑問が、頭の中を駆けめぐる。

中学生の頃からの夢だった教師になり、気付けば30歳になっていた。

毎日は充実していると思っていたが、自分の夢を追いかけて転職を決意した親友の姿を見て思った。

このまま今の働き方を続けて良いのだろうか？

親友が職場からいなくなり、少し寂しい気持ちを抱えた自分の頭の中に残った想い。

時間をかけてでもやりたい事って何だろう？

そんな折、校長先生から研修のお知らせを受けた。

自己PR書を書いて校長先生に推薦してもらう研修。

普段なら「めんどくさい」で済ませてしまうところだが、30歳という節目を迎えた自分の心に何か引っかかった。

「ダメで元々、何かが変わるならそれも良いかな」と思い、研修への参加を希望した。

一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブによる、『次世代教育イノベーター育成研修』。

この研修の主旨は「次世代を生きる子どもに探究的な学びを届ける教師を目指す」ことだった。

同じ研修を受けるメンバーとチームを組み、自己開示をしながら自分の心の奥にある想いに目を向ける。

そんな夏の研修の最後に、「これから実践研究してみたいテーマ」を考えることになった。
他の先生が「子どものため」をテーマに設定する中、私のテーマは

「働きやすい職員室を作る」

教師に目を向ける教師を目指しても良いのではないか、と考えたからだ。

今、教師の仕事は、よく「ブラックだ」と言われる。

しかし、大変だと言われる中でも教師を目指した若い先生たちにこそ、手を差し伸べなければならないと思う。

だから私は、「働きやすい職員室を作る」ことを研修のテーマにした。

決意と未来

「職員室をイノベーション(革新)したい」

誰もが平等に、仕事やプライベートなど、いろいろな話を気軽に相談し合えるような職員室を作る。

それこそが、今の自分が、これからの教育界の未来のためにできることだと思った。


まずは自分が関わる職員室から。
イノベーションされた職員室で、若手もベテランも分け隔てなく過ごせるように。


この想いをまずは多くの人に伝えていきたい。
そして、教師を志した若い先生の助けになるように活動していきたい。

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