速くなったり遅くなったり どこまでも続きそうなこの道 涼しい夜風と 静かな鴨川のざわめきは わたしたちの世界をより曖昧にする ひんやりとした君の手は 僕の温度とゆるやかに融合していく 寂しくて泣いた夜もあったよね いまの状況をずっと夢見ていたことを 確かめ合うように ふれあって きっとあなたも願ったのでしょう 花の色のようなこの時間の 永遠を
最近自分の中で、変化、と呼べるものが起きた気がする。少しだけだが、精神が成熟したような、そんな気分だ。もちろん、まだまだ未熟であるのに変わりはないが。一つに、自分が特別な存在でないことを受け入れることができたような気がする。ちょうど今から一年前の頃は、自分が何者かわからなくて、何者かになりたいけどどうしたらよいかわからず懊悩していた。ほかの人から称賛され尊敬されるような何者かになることこそがまさしく自分の人生における幸福だと思っていた。そのときもうすうす気が付いていたとは思う
今週からオンライン家庭教師のバイトを始めることになった。かれこれ半年以上バイトをしておらず金欠気味だったのと、時間ある学生のうちに何か貴重な体験ができたらと思い、半ば勢いで応募した。 小さい頃から勉強は得意だった。だが、勉強しなくても成績がいい天才とかではなく、最初はむしろ他の人より躓いたりするが、しっかり理解しようとすれば試行錯誤の内に誰よりも成績を伸ばすことができるタイプだった。 だからこそ、人に教えるのは得意だった。理解の段階の幅を極めて小さく分割して勉強をしている
人生不毛すぎるー
無駄なことの中にも、費やす価値のあるもの、費やす価値のないものがある。無駄じゃないことの中にも、実は費やす価値のない無駄なことがあったりする。価値ある無駄の追求こそ豊かな個性を育むのだと思う。
本当は死にたくなんかないのに死にたい、とか言ってみたり
恋愛体質なのに、全然自分から動く勇気が無い、矛盾した性格 さまざまな人を好きになってきたけど、全然攻めることができず尽く好機を逃してきた。 自分の臆病さにうんざりする。 恋愛が思うようにいかないと人生そのものが暗く虚しいものに感じられる 幸せになる一歩はまず恋愛するための勇気
何も考えず 飲み友達と パーっと飲むのも それもいいよね 大学生らしく 孤独感や閉塞感や将来の不安も忘れて ただパーっと飲む、映画でも垂れ流しながら でもそのあと家に帰って一人になった時のこの虚無感、孤独感がとても苦しい スイッチを押して一瞬で眠りにつけるような装置があればなあ。
お互いが24歳のときに、僕らは付き合い始める。そのとき僕はまだ大学院の修士課程にいて、彼女は大手の商社で多忙な毎日を送っている。ある11月の日、冬が近づいて人々が手袋をつけたくなるような時期だ。僕らはたまたま阪急電車で乗り合わせる。彼女は仕事帰りで、僕は大阪大学での学会発表を終えたあとだった。長らく会っていなかったため、お互いがいまどうであるか、遠くで就職した共通の知人らが今何をしているかなどで話は持ちきりだった。彼女は仕事が明日は休みだったので、食事でもしないかと誘ってくる
ここでいう考えるとは、意識レベルでの思考をいう。人間が考える根源的原因の一つとして、生存本能が挙げられる。我々は日常の中で、さまざまな不安を感じながら生きている(あまり不安を抱えない人もいるのかもしれないが)。不安とは、ある出来事がはっきりと予測できない際に発生する、一種の動揺だと考えられる。また、ただ予測できないだけではなく、その出来事が自分にとって損失となる出来事になってしまう可能性がある際にも発生すると考えられる。そうした自分にとって"損"となる事態に直面する可能性が高
大学に入ってからもうすぐ2年が経とうとしていた。周囲の友人たちは皆、それなりに自分の居場所を見つけ、充実した日々を送っているように見えたが、僕にはなんかこう、熱心に打ち込めるものが見つけられないでいた。何かしようと思っても、いつも自信が持てずに逡巡してしまう。自分が何者なのか、何をしたいのか、考えても考えても答えは出てこない。 友人たちは自分が楽しめることを見つけていた。誰かと一緒に過ごす時間、スポーツ、音楽、映画、読書など、それぞれが自分に合った趣味や嗜好を持っていた。で
大学に入学して間もない頃から君のことは気になっていた。美しい黒髪と、大きな目が特徴的なその清楚な容姿に僕は無意識的に惹かれていた。いくつかの語学の講義と、数学の講義が同じで、君の姿はよく目に留まった。授業前には、君はいつも一人で静かに教科書か何かを読んでいた。自分にとって真に価値あるものを追求しているようにも見えた。授業終わりには頻繁に教授のもとへ質問に行っていたのが印象的だった。知的探究心の旺盛さが垣間見えて、きっと聡明な女性なんだろうと密かに尊敬していた。僕が君について知