ポケモンのゲームに隠された心理学的販売戦略を知っていますか?
今回の記事はこんな方におすすめ!!
☑️心理学を応用した販売戦略が知りたい
☑️世の中の商品に使用されている戦略が知りたい
世の中には様々な販売戦略が溢れている。
この様な販売戦略も、心理学の研究を基に生み出されているものがたくさんある。
今回は、その中でもポケモンを例に心理学的な販売戦略について解説する。
ちなみに、今回解説した内容は任天堂が意図的にやっているかどうかは別問題として捉えて頂きたい。
あくまで、心理学的に効果があるだろうという視点で解説していく。
暗示と販売
商品を売り出したいと考えた時、どんな心理学の知識を使えば効果的なのだろうか。
その答えとなる一つの知識・技術が“催眠”である。
もちろん、「あなたはだんだんこの商品が欲しくな〜る」と振り子を揺らしながら催眠術にかけるのではない。
相手を催眠状態にするには、様々なアプローチがあるのだが、その中でも日常生活に応用しやすいのが、“暗示”である。
人には“意識”と“無意識”というものが心の中に存在する。
ここで詳しく説明すると、とても複雑になるので簡略化するが、人間の行動に大きく影響を及ぼすのが“無意識”だという事を覚えておこう。
しかし、人からの命令などで行動する場合、本当に行動すべきかどうか、判断が必要だ。
その様な判断をしているのが“意識”の仕事だと考えて欲しい。
つまり、普段の生活では“意識”という門番がいて、“無意識”への侵入を防いでいるのだ。
その門番を上手くすり抜けて、相手の無意識に直接影響を及ぼす技術が“暗示”である。
商品を売るために、この暗示がよく使われている。
だからこそ、「なんとなく買ってみた」という現象が起こるのだ。
それは、売り手が上手くあなたの無意識に働きかけ、あなたの無意識が「買いたい」と望んだのである。
しかし、意識で考えたわけではないので、買った理由はイマイチ分からないのである。
この様な暗示にも様々な種類があるが、日常的に使いやすいのはダブルバインドという方法だ。
少し例を挙げてみる。
これから私が行う質問に心の中で答えて欲しい。
あなたが今飲むとしたら、暖かい飲み物と冷たい飲み物、どちらが良いだろうか?
選んだだろうか?
もし、あなたがどちらかを選択した場合、私のダブルバインドに見事にハマった事になる。
仕掛けを知りたい場合は、次の項目を読んで頂きたい。
ポケモンに隠れた販売戦略
まずは先ほどのダブルバインドの答え合わせからいこう。
ダブルバインドとは、相手がどちらを選んでも、話し手の導きたい方向へ誘導する技術である。
例えば、先ほどの質問はどちらの選択肢を選んでも「飲み物を飲む」という結果になる。
もし私が飲み物の販売員だった場合、見事に売り上げを出した事になるのだ。
あなたがどちらかを選ぼうが関係なく、こちらとしては何かを飲んでもらえれば勝ちだったという事だ。
ここまで来てピンと来た方もいるかもしれない。
ポケモンにおける販売戦略にも、このダブルバインドが上手く使われている。
初代ポケモンのゲームソフトは、最初に「赤」「緑」という二つのバージョンが発売された。
それぞれのバージョンで、出てくるポケモンが違うなど様々な違いがある。
世のプレイヤーは、赤を買うか、緑を買うか大いに迷った事だろう。
しかし、ここで気がついて欲しい。
本来、ゲームを買う場面では、「ゲームを買うかどうか」を考えるだろう。
しかし、ポケモンの場合「赤を買うか、緑を買うか」という問題にすり替わっている。
どちらを選んでもポケモンというゲームを買う事にはなるのだ。
この様に、買うことを前提として選択肢を提示するため、ダブルバインドは前提話法とも呼ばれている。
考えてみれば、この様に異なるバージョンや味が提示されて、「あなたはどっち?」と尋ねるCMが多い。
私達は上手く問題をすり替えられることで、売り手の意図に気がつかないのである。
ダブルバインドは日常生活の様々な事に応用出来る。
悪用厳禁だが、うまく使ってあなたの日常生活に活かして欲しい。
最後に
今回は、ポケモンに隠れた販売戦略をお伝えした。
冒頭でも述べたが、任天堂が意図的に行っているかどうかは不明なので、その辺はご了承願いたい。
ダブルバインドはとてもよく使われる暗示の技術だ。
だからこそ、参考になる使い方もあらゆるところから学べる。
是非、あなたの日常に潜むダブルバインドを見つけてみて欲しい。
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