物に定まれる性なし 人 何ぞ常に悪ならん 

画像1 物に定まれる性なし 人 何ぞ常に悪ならん 物事や人間には固定された本質や性質はない。仏教の「諸行無常」や「無我」の教えに通じ、全ての存在は変化し続け、永遠に不変な本質を持たないという考え方に通じる。空海は、人間もまた本来的に善でも悪でもなく、その行動や状況によって善悪が変化する存在であることから、人間の可能性や成長を肯定し、偏見や固定観念から解放される重要性を説いた。

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