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【小説】全身を濃紺に染める夜(微ホラー)④
④『濃紺に染められる』
夢の中で、キッチンに立つ女を見ていた。
見知らぬリビングには布団が敷かれている。大人用と、小さい赤ちゃん用が並んでいる。
わたしはそのそばに置かれた椅子に座り、見知らぬキッチンで冷蔵庫を物色する、見知らぬ女を見ていた。
「えー、どうしよう」
そう言うと、次に冷凍庫の引き出しを開ける。ガサガサと弄り、作り置きをしてあった春巻きを取り出した。
「いいのがあるじゃ
今後の予定(2024年9月30日)言い訳か!
はじめに。
有料マガジンを作りました。
創作大賞で落ちたものたちです。
マガジンじゃなくてひとつひとつ有料記事にするか、考え中です。
9月6日に今後の予定として、
①短編小説
②日記
③過去作
この3つをやっていくと投稿しました。後に①と③を合体すると改め、
「よーし! 書くぞ‐!」
と、なったのでした。
でしたが、進みが悪い。
原因を考えよう!
まず、
子どもが体調と機嫌を悪くしたのが
【小説】全身を濃紺に染める夜(微ホラー)③
③『夜空に飛び込めば』
急いで買い物を済ませた。エコバッグの重みも感じず、上の空でスーパーを出ると夜風がひんやりと顔を撫ぜていく。遠くには月がいる。
店の外へと踏み出した私は思わず足を止めた。出入り口付近に設置されたリサイクルボックスのそばにK子がいたからだ。
「どうしたの?」
「様子が変だったから」
K子はあくまで自然な笑顔を浮かべて近づいてきた。
「一緒に帰ろう?」
その
【小説】全身を濃紺に染める夜(微ホラー)②
②『手を伸ばして拾いに行こう』
夢のことを忘れかけた頃だ。
バイトからの帰り、母親からメッセージが届いていた。パートの仕事が残業になり、遅くなるから牛乳とたまごを買ってきてほしいらしい。
面倒くさいけれど、断る理由もない。
わたしは仕方なく、最寄りのМ駅から近くのスーパーに寄ることになった。
「奈桜」
スーパーをの入口で名前を呼ばれ、振り返ると小柄な女性が立っていた。
「久しぶ
【小説】全身を濃紺に染める夜(微ホラー)
①『月が空高くに落ちている』
「彼と別れてください」
DMにはそう書かれていた。相手は既にアカウントを削除している。
それは仕事を終えて私服に着替えたあとにSNSをチェックした時で、彼女は全くの無防備状態だった。仕事の疲れも今夜の予定も何もかもを吹き飛ばされ、一瞬にして全身を強ばらせる。
(落ち着いて。大丈夫)
夫に事の次第をしたためたメッセージを送信し、冷たくなった指先でスマホを
日本の小さな庭で地球を愛する【休憩にどうぞ】
我家の庭、私は小さいとは思っていない。
人によっては広く、人によっては狭い。
多分普通の部類だろう。
でも、私にとっては広大な庭。
草生え放題の庭には、季節のイベントがぎっちりと詰まっている。
もちろん、ここにあるのは雄大な自然ではない。
マイナスイオンも降り注がず。
森林浴も、渓谷下りもできず。
日本のどこでもありそうな庭。
写真に撮ったとて荒庭。
しかしですね
自閉症とパニックと【休憩にどうぞ】
長男が久々にパニックを起こした。
障害のある長男。パニックを起こすと大騒ぎだ。それなのに、反射的に怒ってしまった。
冷静に分析し、クールダウンに持っていかねばならないのに、一緒になって声を荒らげて。ああ、自己嫌悪。
話を聞き出し、内容を把握。
そして分析。
彼の白黒思考と真面目すぎる性格からくる不安によってもたらされるパニックだった。
大丈夫と言い続け、
少し距離を取り、
漏らした話【休憩にどうぞ】
小学生のとき、漏らしたことがある。
すごく恥ずかしかったし、なかったこたにしたかった。
もちろん、そんなことはできず、そこそこいじめられた。
あ。私、いじめられてたのか。今気づいたわ。
でも、大事なのはそこじゃない。
優しくしてくれた人もたくさんいた。
いつも通り接してくれる人がほとんどだった。
むしろ、いじめたり意地悪を言う人はごく少数だった。
今思えば。
悔しい
今後の予定(2024年9月6日)書きたいものを書きます(9/7改)
『親に嫌われていると腹落ちしたら、片付けることができました』をひとまず書き終えました。
今後はどうしたものか。
①短編小説
②日記
③過去作
この3つを書いていく予定です。
本当は一つに絞りたかった。
うーん、絞れず。
↓
やっぱり絞ります!
①について
noteは短いほうが向いている気がする。
エブリスタさんのほうでコンテスト向けの話を書きつつ、こちらにも違う話を上げる。
②について
【エッセイ】まとめてみよう!:親に嫌われていると腹落ちしたら、片付けることができました
まとめてみよう!
片付けを始めてひと月以上経ったが、
ほとんどリバウンドしていない。
というか、リバウンド不可能。
圧倒的にモノが足りない。
モノを入れておく棚も随分減った。
床にものがないと掃除しやすい。
まぁ0じゃないけど。
置いてあるものが少ないからすぐに撤去できるのはいい。とても良い。
キッチンカウンターはリバウンドするかもしれない。
今のところはラップくらいしか乗っていないけれど、
【エッセイ】片付けて起きたことささやかなこと②:親に嫌われていると腹落ちしたら、片付けることができました
ブラをつけられるようになる。
今までどうしても着けられなかったブラを着けられた。それは、別に何の変哲もない普通のブラ。ずっと登山用のブラを着用していて、普通のブラは引き出しの奥に仕舞われていた。サイズもだいたい合っているのに、どうしても着けられなかった。でも、着けられた。
片付けられたことと関係ないかな、とも思う。いや、関係ある。
着けられなかった理由は2つ。
1つ目は、締め付け
【エッセイ】片付けて起きたことささやかなこと①:親に嫌われていると腹落ちしたら、片付けることができました
体重が減る
めちゃくちゃ不思議。
甘いものの食べ過ぎが減る。無駄に飲んでいた甘い飲み物も必要なくなる。体に悪いとわかっていてもやめられなかったのに。
なんなの、これ。
お酒の量も減る。晩酌が半分くらいに減った。夫もつられて量が減る。空き缶の量も減って嬉しい。でも、具体的に何故酒の量が減ったのかはわからない。
なんなの、これ。
買い物ついでにお菓子を買わなくなる。子どもに隠れて
【エッセイ】どうやら収納が大嫌いなようだ:親に嫌われていると腹落ちしたら、片付けることができました
自己否定をやめると色んなことが面白くなっていく。
自己否定をやめて、責任転嫁をやめて、収納が嫌いと気づいた。
片付けられないのは私がダメ人間ってわけではなく、生まれつきの性質のせいでもなく、家族がいるからでもなく、収納が嫌いという性格に適した暮らしをしていないからだ。
おお!
私は収納が大嫌いなんだ!
そう気づいた時は興奮した。
エキサイティング。
収納嫌い。仕舞うの嫌い。