いしはら

コントや演劇いろいろ。無いと思いますが、コント台本を上演したいという方いましたらご一報…

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コントや演劇いろいろ。無いと思いますが、コント台本を上演したいという方いましたらご一報ください、無いと思いますが。

最近の記事

7月振り返り

雲行きが怪しい猛暑の昼下がり。 帰り道の通り沿いにある学習塾の屋根に居候しているスズメたちを、中年のサラリーマンがわざわざ立ち止まりスズメたちを見つめていた。 周りの通行人はその屋根にスズメが居候していることに気づいているけれど、目の奥のピントがスズメに合うことはない。中年のサラリーマンは足早に帰路に着く通行人の足音をも忘れ、ただ真っ直ぐな目でスズメたちを見つめていた。 その光景を見てああ、素敵だなと思った。純粋にそう思った。 生活の中の小さな発見を手のひらで掬い、いつでもキ

    • 6月振り返り

      電車で隣に座ってきた女子高生がカバンから日焼け止めを取り出し、自らの生足に日焼け止めを塗り出した。突如、現実世界で起こった耽美な光景に車内は騒然とする。心臓が飛び出そうとはこういうことだ。おい、前に座るおっさん。そんなにジロジロ見るな。ストリップ鑑賞のマナーがなってない客に怒鳴りつける常連かのように心の中でおっさんを叱りつけた。 私が官能小説を専門とした小説家だったらこの素晴らしさをもっと上手く言葉にできたのに。くそっ。 …いやはや女子高生よ。あなたの影響力はあなたが思ってい

      • 5月振り返り

        蔦屋書店で星野源の『いのちの車窓から』という本を探していたとき。 本検索で表示された店内マップを見ながらエンタメコーナーに向かうと、芸人、アイドル、YouTuber…誰がどのジャンルかなんてはっきりした区別などないエンタメコーナーから、星野源を探す。歌手、俳優、作家、ラジオパーソナリティ、いろいろやりすぎている星野源だが、おそらく世の認識はアーティストで間違いないだろう。だって紅白に出てるから。絶対的な自信を持ってアーティストコーナーに注視して星野源を探し出す。 だが、星野源

        • 4月振り返り

          コンビニに冷やし中華が並び始めました。 冷やし中華を手に取って食べたい気持ちと「まだ4月だよなあ」という感情のせめぎ合いを4回ぐらい繰り返した後に、「また今度ね」と言い残し、隣に陳列していた冷やしぶっかけうどんに持ち替えレジに並びました。 夏の早弁は禁物です。 『タイタニック』のディカプリオのコスプレをした男の人が歩いてました。 巷では私のことを映画好きと認識してくださる方が多い印象なのですが、実は生まれてこの方『タイタニック』を人生で一度も観たことがありません。 「海洋恐

        7月振り返り

          3月振り返り

          サブウェイのことについてなんですけど、お会計の前に出来上がったサンドウィッチの中を見せて「仕上がりはこのようになっています」とわざわざお客に確認する工程があります。 あれ、どういう反応するのが正解なんでしょうか。 「あ、ざまーす・・・。」しか言えないです。正直。 ちゃんと中身確認して「オニオンと、トマトと、レタスと、ピクルス二つ・・・はい!全部入ってます!」とか言わないですよね。 勝手に見せておいて、「オニオンもう少し左側に寄せてもらえます!?」と言う客がもしいたら、その客は

          3月振り返り

          2月振り返り

          家の近くにチョコザップが出来ました。 あのRIZAPが作ったコンビニ感覚で通えるジムらしいです。 調べると、ジム以外にも作業スペースがあったり、セルフホワイトニングやセルフ脱毛ができたりとポムの樹でパスタが提供されていることを知ったときと同じ衝撃が脳に伝いました。 しかし、チョコザップ自身は本当にこれほどのサービスを行うことに承諾したのでしょうか。最近、私は占い師に「自己犠牲を払い過ぎ」と注意されたばかりなので、ひょっとしてチョコザップも自己犠牲を払い過ぎているのではないか?

          2月振り返り

          【短編戯曲】屋上

          《登場人物》 ・女 ・男 気付けば暗くなってすでに夜。 ビルの屋上。 男、ビルの屋上で電子タバコを吸っている。 スーツの上からコンビニの制服を着ている。 そこに女、スッと現れる。 女 こんばんは。 男 ・・・こんばんは。 女 もう夜ですね。 男  ・・・ああ、はい。 女 昼と夜、あんなに違う空の色、境界線は一体どこにあるんでしょう? 男  ・・・さ、さあ。 女 考えて見て。 男 え。 女 …。(男をじっと見ている) 男 夕方・・・とかですか? 女 そう。夕方。 男 ・・・

          【短編戯曲】屋上

          1月振り返り

          文章力向上のために書いてみることにします。 特に書くこともないので1月をダシにします。 1月、ごめんね。 京都のスタバで本を読んでいたら、どうやら隣の席の女の子がメルカリで出品した私物が5万円で売れたらしく騒ぎ散らかしてました。心底羨ましかったです。 「ウチ、メルカリで生きていくんや!」と一緒にいた友達に宣言してました。友達は失笑でした。いつか成功して、朝ドラのヒロインの題材にでもなってほしいものです。 映画館で映画を見ていたら、鑑賞中に館内の照明が一気に点灯しました。

          1月振り返り