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最高のチームになるためのリーダーシップを学ぶ #読書メモ

こんばんは。
数カ月ぶりの更新をしてみようと思い立った今日この頃です。

数カ月間走り抜ける中で、変わっていく思考と、変わると自分を失いそうになる思考と、その狭間でグルグルとしていたので、こういうときは「原点回帰」が最も良い振り返りになるかとnoteを広げました。

今回の1冊はコチラ‼

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784478100677

‟社員の力で最高のチームをつくる 1分間エンパワーメント(著:Blanchard,Ken)”

エンパワーメントという言葉を聞いて久しいですが、「力を与える」、「自信をつけさせる」といった意味合いを持っています。社員に対してエンパワーメントをする上司であり、チームを最高の状態に導くための理論を学べる1冊となっています。

現代の経営は、顧客と品質を最優先としたうえで、収益性とコスト効率を高めることが求められる時代に突入をしています。そのため、市場の変化に迅速、且つ柔軟に対応をし、イノベーションを継続をすることが求められます。
チームとして求められることは、自律した社員により、知識、経験、モチベを解放をし、成果を上げることにほかなりません。社員のモチベーション維持も重要なカギとなりますが、職場環境だけでは実現不可能です。

著者は、‟3つの鍵”を提唱しています。

【第1の鍵】

‟全社員と正確な情報を共有すること”
会社の状況をはっきりと正確に理解させることで、社員一人ひとりに、オーナーになってもらうのです。正確、且つタイムリーな共有が必要になります。
この場合、壁になるのは、時代錯誤の序列意識です。
「できる人」と「できない人」という潜在的な意識もそこに含まれています。

【第2の鍵】

‟境界線を引いて、自立的な働き方を促すこと”
全体像のイメージから、組織の目的や行動を導く価値観を明確にしていきます。一人ひとりの役割は何か、自分がどんな違いを生み出せるのかを自覚させることが重要になります。
変化に不安はつきものであるため、信頼関係が構築されたうえでの議論になります。

【第3の鍵】

‟階層思考をマネジメント・チームに置き換える”
上司に頼らないで仕事ができるようになる方法を部下に教えることで、新しいガイドラインと枠組みを生み出していきます。これこそがエンパワーメントを生み出します。このためには、全員がチームスキルを学ぶ必要があります。

全員がオーナーシップを持つためには、上記の3つの鍵がダイナミックな相互関係を生み出します。そして、何よりも、「失敗から何を学べるのか?」ということを前向きに受け入れられる文化を構築していくことも、100%の力を発揮してもらうために必要なのです。

全員がオーナーシップを持つことは、責任感と自立心を持って行動することを助けるとともに、行動の自由と結果の説明責任を持つことを意味します。従業員と共に決めたTopからのルールを、チーム内からのルール設定へ落とし込み、意思決定は組織の一番下からでも行えるようにするのです。

オーナーシップを全員が持つためには、いくつかの段階があります。

①方向付けの段階:強く明確なリーダーシップで取り組みを一つに
②不満の段階:強く明確なリーダーシップと支援(はげましの態度)
③解決の段階:チームコーディネーターが必要であり、チームの支援とファシリテートを行う
④成果発揮の段階:チームの自律がメンバーを導き、支援をする

④を目指しながら、組織づくりで失敗をするのは、マネジメント層が②から③の段階の空白による居心地の悪さに耐えられるかです。大体の場合、①に戻り、困難や疑念、否定的な考えの囚われ、信念を貫けなくなります。

社員からマネージャーへの情報共有の流れを整理し、注意を向けておくことが重要になります。


星野リゾート代表である星野佳路さんが原点であり、教科書というだけの本でした。以前、星野リゾートにおける社員教育やチームの情報の流れというところをお聞きした時に、そもそもの出発点などはどうなっているのか、どういった理論に基づいてそこを目指しているのかがとても興味深かったのを覚えています。
今回の本をを通じて、僕自身のチームへの向き合い方、自律というところを改めて見つめ直すきっかけになりました。

ではでは、毎日がワクワクするような最高の1日になりますように!!
acty home
講内 源太

2019年より、PXという概念に出会い、医療・介護における患者体験を変えることで、一人ひとりにとって最良のサービス提供が行えるように、日々学び続けています。
今年は、EX(働く方のプロセス)にも注目をし、各種講座も準備しています。
『一社)PX研究会』に、是非、一度お立ち寄りください。


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