
◆ことばを育む◆ PLUS10の変わり種あそびしてみました
nic社のPLUS10。大人気古典おもちゃ。いつもは手指の運動発達や色分け意識をみたり、100均ダンプトラックの積み荷や転がしキャッチボールの遊びに使ったりするんだけど…。
この日は訪問先の言語セッションに来てくれた男の子がどうも本調子ではない。お咳は多いし透明の鼻水もつるつるでさらにいつもは座って集中して取り組むのにこの日はしょっちゅう離席でふらふら。
これは通常の言語課題てんこもりプログラムではかわいそうかも💦。けれどプライドもあるし私との時間では負けを避けるよりもやや挑戦してみたい思いが強い子でもある。
彼のプライドを傷つけないながらも今日の体調のパフォーマンスで満足感(本人)も言語・コミュニケーションの適切な評価(私)も得られるセッションにするには…?と瞬時にカシャカシャ考える私。焦ってます(笑)。
そしてPLUS10にご登場いただくことにしたー。

木製おもちゃなのでさわり心地も心地よい。

手順と目あて
①'と①
【(手で覆って隠しながら、)これ(①':見本)と同じの作れるかな? 10(カウント)見せるから作ってみてね。①のところに作ってね。(すぐ隣りの場所ではないからちょっと難易度高め。でも利き手側の挿し易い場所のため操作の難易度は低め)】
→視覚的短期記憶
【まだ見たい時はまた10(カウント)見せるから教えてね】
→助けが必要か要らないか自分で判断し相手に伝える練習
【できたら教えてね】
→完成の報告
【できたね、合ってるかな?(パッと見の判断が難しそうなお子さんなら、指さし=ポインティングで一緒に順を追って確認してみる)】
→見比べる力、上手な確認方法、修正スキル
②'と②
【今度は◯◯ちゃんが先に(見本)作ってね、先生まねするよ!】と②'の場所で好きなように作ってもらい、②(端ではない作りにくい場所)で今度は言語聴覚士が見本を見ながら作る。
→役割交代
【先生の合ってるかな?(と、お子さんに目視で確認を促す)】
→見比べる力、確認
③
【最後(残りの一本棒)はママに言ってもらうよ。ママの言った通りに作ってね (残りの円盤リングを見ながらでいいので、最初に3個、次にも3個、最後は4個ずつママの言った口頭指示を聴きながら/聴いてから、挿してもらう)】“最初は赤、次もまた緑、3個目は黄色で最後はまた赤”と、ママもとっても上手に出題してくれました!もちろん間違いがないかもう一度ママに繰り返してもらいつつ順を追って確認。
→聴覚的短期記憶
再来月には年長さんになる男の子さん。こうやって少しずつ読み書き・数などの就学準備の力を蓄えていくのもいいね😊


スッキリさせてあげたい時はただただよーいドン!と競争モードで(笑)。
他者への注目を促したくて最後の1個は“どっちの手に入ってる?”と私の掌から渡してみたり(*^^*)
いつも力をくれる優秀おもちゃたち、ほんとにサンキュー!!
《言語ポット・めろり》とは…
きた道をめくりながら振り返れば心地よいメモリー(思い出)も確かにそこにあり、気持ちのよいメロディーが通底し巡るような、そんな日々を親子さんがどうか過ごせますように。
そのために、言葉の力がたまっているポット。そんなことを考えながらセッションにのぞんでいます。
それなので、ここの名前は言語ポット・めろり🌷
【言語ポット・めろり】
🔶個別相談( 2歳~高3のお子さんの親御さん)
🔶個別学び支援コース( 年長~高3:教科学習を行いながら言語運用力が醸成されていくプログラムを個別に立案 。 60分/1コマ 月2回~ お待ちしてます♪︎ )
※診断・手帳の有無は問いません。
名古屋市天白区にて開室中。自治体・民間での言語発達支援、保護者相談、研修講師やケース・アドバイザリングにも奔走。
❇️お問合せ・お申込み❇️ gengo.pot.merori@gmail.com
🍈 プロフィールのリンクから~インスタも ♪︎

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