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【読書感想文】ロバート・アイガー「ディズニーCEOが実践する10の原則」

こんばんは!
生きる伝説の話をする男、小栗義樹です!

本日は読書感想文を書かせて頂きます。僕が読んだ本・好きな本を題材にして、感想を好きなように書いていく試みです。この感想文をきっかけに、題材の本に興味を持って頂けたら嬉しいなと思います。

メルカリにて、読書感想文に使用した題材本を出品しています。下記をタップして、覗いてみてほしいです。

本日の題材はコチラ

ロバート・アイガー「ディズニーCEOが実践する10の原則」

です。

ウォルト・ディズニー・カンパニーの6代目CEOが書いたリーダー論に関する本です。ABCというテレビ局の下っ端からキャリアをスタートさせたロバートさんが、ABCの社長となり、最終的にディズニーの社長にまでなれた秘密が記されています。

人によっては、ディズニーが会社だと思わなかったという人もいるかもしれません。キャラクターや物語が、ずっと世界中で愛されていると思っている方もいらっしゃるでしょう。

この本は、そんなディズニーの実態を知ることができます。それだけでも、資料として十分な価値があると思います。

ディズニーは、最初から世界一のエンタメではありませんでした。ディズニーが世界で愛されるようになったのは、実はつい最近の事です。そして、そんな世界的に愛されるディズニーを作ったのがロバート・アイガーさんです。

ディズニーにも落ちぶれた時期がちゃんとあって、その時代その時代の最高経営責任者が、独自の判断と勇気ある決断をくだしながら、ディズニーという最高峰のエンターテイメントを育てていったということが、この本を読むとよく分かります。

この本は、最初から最後までとても刺激的です。前半は、ロバートさんの成り上がり体験が書いてあり、後半はピクサー・マーベル・ルーカスフィルム・21世紀フォックスをどうやって買収したのかが書いてあります。

ディズニーが世界中で愛されるエンタメ企業になるには、この買収は絶対に必要なことでした。買収されたそれぞれの企業は、独自の色・独自の方針を持っています。特徴が際立っているわけです。企業は文化が壊れれば、一瞬で崩壊します。アメリカの大企業の経営者は、その事をよく理解しているようです。だからこそ、買収に関しては非常に目線がシビアだし、思惑や狙いをぶつけ合う、真剣勝負のような雰囲気が漂っています。そんな中、これだけ大きな企業を立て続けに買収し、文化を壊さずに融和させることができたのは何故か?

そこには、トップとして受け入れてもらうために必要な心構えが大切でした。ロバートさんは、成り上がるの中でメンターとなる人物が教えてくれた、リーダーが持つべき10の原則を徹底して、この超難易度の買収を成功させ、ディズニーという企業のブランドを1段高い次元にまで引き上げたというのです。

読んでいて、とにかくやる気になる本だなと思いました。同時に、記されている原則を徹底して生きるのは、とても難しいことだなとも思いました。

この本は、手元に1冊置いておくと有効な本だと思います。迷ったときや悩んだ時に開くべき本です。7つの習慣やファクトフルネスに近い、何度でも利用できるバイブル的な1冊だと思います。

ロバート・アイガーさんは、2026年にはディズニーCEOの後任を指名すると言っています。来年には引退することがほぼ決まっているそうです。

今のうちに、彼が起こした伝説を確認し、今後のディズニーの行方をより楽しむ準備をしてみてはいかがでしょうか?

ということで、本日はこの辺で失礼致します。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
また明日の記事でお会いしましょう!



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