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映画ライター今昔物語
(本原稿は文を紡ぎ編む人たちの Advent Calendar 2022 に参加しています。) https://adventar.org/calendars/8176 映画評論家というのは今も昔も試写を見に行ってそ…
#01 Ronald Reagan the magazine of poetry
#墓場まで持っていく100のもの ついに! 「なぜわたしはロナルド・レーガンをファックしたいのか」はJ・G・バラードのもっとも悪名高き短編である。『残虐行為展覧会』…
米国議会提供:裸の大統領執務室
(もう覚えている人も少ないかもしれないが、クリントン大統領とモニカ・ルインスキーのアレです。ルインスキーの証言をいち早く訳したもの)
1996/3/31 あたし、執務室の前の廊下で大統領とキスしたんです。彼ったらもう夢中。あたしの胸にキスして、あそこに手を入れて触るんです。しまいにくわえてた葉巻をあそこに入れちゃうんです。もうあたし、じゅん、としちゃった。彼ったら、その葉巻をくわえて「美味しいや
映画ライター今昔物語
(本原稿は文を紡ぎ編む人たちの Advent Calendar 2022 に参加しています。)
https://adventar.org/calendars/8176
映画評論家というのは今も昔も試写を見に行ってその評を書くごく地味な仕事である。映画会社の中にある試写室で、公開の数ヶ月前からはじまる「マスコミ向け試写」というのは業界関係者だけが参入できる秘儀、業界の既得権益にして映画評論家の特
アラン・ムーアのハッピーハッピージョイジョイ
アラン・ムーアのあの素晴らしいヘア・スタイルはいかにして作られるのか? FBのムーアオタクコミュニティによるインタビューをComicsBeat が報じるところによれば、それはLUSHのおかげである。そう、あの原色バリバリで強烈に人工的な匂いを放つので悪名高いバス用品メーカーだ。ムーア先生のモーニングルーチンと言えばこうである。
起きる。朝飯を食う。鳥に餌をやる。けばけばしい色のLUSHのバスボム
#01 Ronald Reagan the magazine of poetry
#墓場まで持っていく100のもの
ついに!
「なぜわたしはロナルド・レーガンをファックしたいのか」はJ・G・バラードのもっとも悪名高き短編である。『残虐行為展覧会』の最初のアメリカ版を出版するはずだったダブルデイ社の重役は、たまたま届いた新刊見本でこの短編を見てしまったがために、「こんな本をうちの出版社で出せるか!」と印刷済みの全部数を廃棄させたという。短編自体の初出はジョン・スラデックとパメ
本を食って生きている
これまで読んだ最高の短編小説は何かと訊ねられたら、迷うことなくジーン・ウルフの「デス博士の島その他の物語」という短編を挙げる(国書刊行会より刊行の同題短編集に収録)。それはとある浜辺に住む少年の話である。母親に顧みられない少年はいつも一人で本を読んでいる。孤独な少年の友達はその本の登場人物だけなのだ。物語の終わり、少年は悪漢のデス博士に語りかける。「この本、もうあと読みたくないよ。博士はきっと最
もっとみるどこかの映画館の怪獣映画特集のために書いた雑文
怪獣たちとのつきあいは長い。思えば生まれてはじめて映画館で見た映画が『三大怪獣・地球最大の決戦』だった。モスラがゴジラやラドンを説得したりするんだが、なんたってキングギドラの本邦初登場作品。まがまがしいまでに美しく、誰よりも強いキングギドラの雄姿! あの姿に魅せられた瞬間、ぼくの人生は決まった。そうだ、ぼくも大きくなったら立派な怪獣になって、東京タワーを壊すんだ!
ぼくは怪獣になりたかったし