
「楽しむ」って何?競技の本質を解き明かす鍵
競技の「楽しい」を分解する重要性
スポーツにおいて、「楽しむこと」を重要視している人は多いですが、それはただの気分や雰囲気だけの話ではありません。
競技を楽しむことは、選手が自分らしくパフォーマンスを発揮するための重要な要素です。
私自身、スポーツをする上で楽しむことを大切にしてきました。それが結果的に高いパフォーマンスや充実感をもたらしてくれると実感しているからです。
しかし、ここで一つ考えてみてほしいことがあります。
皆さんにとって「楽しい」とは、どんな意味でしょうか???
「楽しい」の意味を考え直す
多くの人が「楽しい」と聞いて思い浮かべるのは、
笑顔が溢れる瞬間
夢中になって時間を忘れる
そのような状態かもしれません。それは素晴らしい感覚ですが、競技における「楽しい」はそれだけではありません。
プロスポーツの世界では、
「プロは楽しいだけではダメ」
「楽しんでばかりでは勝てない」
「プロアスリートは楽しいだけじゃやっていけない」
と言った言葉を耳にすることがあります。
皆さんも一度は見たり、聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。
確かにプロとして結果を追い求める厳しさがある中で、表面的な楽しさだけではやっていけないでしょう。でも、楽しいには様々な形があります。
例えば、達成感や充実感、挑戦することで得られる高揚感も「楽しい」の一種です。人それぞれの「楽しい」の形を理解し、それを競技に活かすことが、心の持ちようやパフォーマンスに影響を与えるのです。
自分の「楽しい」を分解してみよう
競技をさらに深く楽しむためには、自分が感じる「楽しい」を分解してみることが大切です。次のように考えてみて下さい。
・何にワクワクするのか?
例)新しい技術を試す瞬間
試合で相手と駆け引きする時
・どんな時に達成感を感じるか?
例)自分の限界を超えられた瞬間
苦しい試合を乗り越えた後の喜び
・誰と一緒にいる時が楽しいか?
例)チームメイトや仲間と支え合う瞬間
ともに努力して成功を分かち合う時
・どんな環境が楽しいと感じるか?
例)緊張感がある試合会場
心地よい疲労感を感じる練習場
こうして自分の「楽しい」を一つずつ掘り下げることで、自分が競技を好きな理由や、辛い時でも頑張れるモチベーションを再確認することができます。
楽しいとパフォーマンスの関係
心理学や脳科学の観点でも、「楽しむこと」はパフォーマンスに大きく影響を与えるとされています。最近よく耳にする「ゾーン」や「フロー」の状態は、心が楽しんでいる時に起こりやすいとされています。
人は、心から楽しんでいる時にこそ、最高の集中力とパフォーマンスを発揮できるのです。
逆に、楽しいという感情が欠けてしまうと、競技への向き合い方や成果にも影響が出てしまうことがあります。だからこそ、自分がどのような瞬間に楽しさを感じるのかを深く理解することが、競技人生をより充実させる鍵となるのです。
初心に戻ることの重要性
今、もし競技を楽しめていなかったり、結果が出ないことに悩んでいるとしたら、ぜひ初心に戻ってみて下さい。
・初めて競技に触れた時、何が楽しかったのか?
・苦しい時にも頑張れたのはなぜか?
・自分が競技に惹かれる理由はどこにあるのか?
こうした問いかけを通じて、自分の競技への感情を分解してみて下さい。その中で、「楽しい」を再発見できれば、どんな困難な状況でも乗り越えるヒントが見つかるはずです。
楽しさを自分の力に変える
競技を続ける中で、楽しいを深く理解し、自分の強みとして活用することができれば、結果的にパフォーマンスは格段に向上します。ピンチをチャンスに変えるメンタリティも、そこから生まれるでしょう。
競技の「楽しい」を分解し、自分らしい楽しさを見つける。それが、結果を超えて競技を愛し続けられる秘訣になるのではないでしょうか。
あなたの「楽しい」を、ぜひ見つけて下さい!
最後まで読んで頂きありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。
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笑顔で、最高のパフォーマンスを!
では次回もお楽しみに👋
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