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〈読みもの〉店主の昔の日記(1)
2019.2.4
朝、久しぶりの雨の音で目覚める。今日の雨で随分雪も融けたことだろう。あたたかくなってきたのだ、としみじみ思う。びゅうびゅう風も吹いている。宮沢賢治の風の又三郎の一節を思い出し口ずさんでみる。この頃は布団からなかなか出られず、目覚めてから数分、布団の中で思索に耽る時間がある。そこでは毎度何かしらの疑問が生じる。疑問と言っても、ほんの些細なこと。今朝の疑問は、気と心の違い、「舐めてん
2019.2.4
朝、久しぶりの雨の音で目覚める。今日の雨で随分雪も融けたことだろう。あたたかくなってきたのだ、としみじみ思う。びゅうびゅう風も吹いている。宮沢賢治の風の又三郎の一節を思い出し口ずさんでみる。この頃は布団からなかなか出られず、目覚めてから数分、布団の中で思索に耽る時間がある。そこでは毎度何かしらの疑問が生じる。疑問と言っても、ほんの些細なこと。今朝の疑問は、気と心の違い、「舐めてん