雷の恐怖を克服する ~半年フィードバック~
はじめに
「雷の恐怖を克服する」という事で、毎日雷のYouTube動画を見続けるのも6か月が経ちました。半年間のフィードバックとして、独自の暴露療法を始める前からどのように変化したのかを発表したいと思います。
何故こんな事をしているのかは、下記のnoteをご覧ください。
雷への恐怖と変化
上記の「雷の恐怖を克服する」では、私がどれほど雷が怖いと思っているのか、というのを列挙しました。このフィードバックでは、その列挙した雷への恐怖が、今現在はどうなったのかを比べてみようと思います。
半年が経過した現在、列挙した項目に対してどう変化したのかを以下にインラインで追記します。
①異常なまでの反応
・天気予報で雷と見聞きするだけで憂鬱になったりやパニック状態になる
⇒天気予報をあまり見なくなったのではっきりと言えないが、憂鬱というより挑むという考えが優勢である。
・雷予報の時は定期的に落雷情報をネットで調べてしまう
⇒見る習慣が無くなった。
・同様にして雨雲の動きを調べなければ気が済まない
⇒見る習慣が無くなった。
・実際に雷が自分に悪影響を与える確率が低いにも関わらず悪影響を受けるイメージしか浮かばない
⇒悪いイメージは払しょくするに至っていないと思われる。
②日常生活への影響
・雷のせいで、仕事や買い物、学校へ行きたくない
⇒鳴りだしたら対処法を考えればいい。予報だけでは行動を変えていない。
・雷光や雷鳴を避けるために、カラオケや、ゲームセンター、パチンコ屋などに予め避難する
⇒予め避難はしていない。
・いつでも耳栓やアイマスク等のグッツを携帯していないと気が済まない
⇒持ち歩いていない。
・雷のため誰かに迷惑をかけている(雷予報のため、約束をキャンセルするなど)
⇒そのようなシチュエーションが無かったため不明である。
③未来選択の不自由
・雷の多い地域には絶対には住みたくないし旅行にも行きたくない(雷の多い地域にお住まいの方には申し訳ありません)
⇒今はin vivo エクスポージャー(現実暴露)をしたいのでむしろ行きたいと考えている。
・雷が多くなる季節が近づくと不安になり、安全な場所を選んで行動する
⇒今はシーズンでは無いので何とも言えない。
・雷のために主に外で行う仕事に就きたくない
⇒今の段階では何とも言えない。
改善した点のまとめ
独自の暴露療法を始める前から改善した点を以下に挙げます。
①雷動画が怖く無くなった
毎日YouTubeで雷動画を視聴してきましたから当たり前かもしれませんが、他の雷動画を見てもあまり驚かなくなりました。
初見の動画でも驚くというより観察しようとします。観察して暴露療法に取り入れたい動画かどうか吟味します。
以下の「Moscow Heavy Thunderstorm」も、観察して毎日の聴取に取り入れた動画の一つです。
②天気予報を気にしなくなった
これは雷日記の効果もあるかも知れません。
VR暴露の記録簿とは別に、雷日記というものを書いています。天気予報の通り雷が鳴ったか、鳴ったらどれだけ怖かったか書いています。
独自の暴露療法を始める以前は、天気予報を見て雷だった場合は毎回逃げていたのですが、8月くらいから特に逃げなくなりました。
10月以降は天気予報をほとんど見なくなりましたので、雷日記もあまり書いていません。もしかしたら知らずに鳴っていたのかもしれません。
③落雷情報などを見なくなった
以下の研究③にも書きましたが「回避しようとするから恐怖する」という考えをもとに、落雷情報などを見ないようにしました。
その効果もあってか、落雷情報や雨雲の動きなどをネットで調べる習慣が無くなりました。
ただし、9月10日の深夜に3回も停電するほどの激しい雷が遭い、その経験から「雷予報であってもネットで落雷情報を調べない。但し、近くで落雷が始まったらその限りではない」という方針にしました。しかし、それ以降は激しい雷雨に遭っていません。
今後の課題
①早くin vivo エクスポージャーをする
早く本物の雷と対峙することです。いくら動画では怖く無くなっても、本物が怖いのでは克服したとは言えません。
そのため、本物の雷を何回も体験して、恐怖度のデータを取っていきたいと考えています。
②雷動画視聴は継続する
これはTwitterに投稿した内容ですが、暴露療法と英語の勉強は似ていると思いました。
英語はリスニングを続けると聞けるようなってくるし、文法も憶えていくけれど、一度中断してしまうと徐々に忘れていって終いにはまた1から勉強し直してしまいがちです。
たぶん恐怖症もそうなのかもしれないと思います。ただし雷は天気の1つなので期待通りに鳴ってくれません。そのため、代用として雷動画の視聴はこれからも毎日続けていきます。
以上