君の下駄かたびら雪を踏んでみる
何もしないというのは存外大切な時間のようで、今日はお茶とお菓子を頂きながら、日がな一日を過ごしておりました。
普段はお家に居ましても本を読んだり文章を書いたりしておりますから一応は頭を動かすのですけれども、それですと頭を使ってしまいますから努めて何もしないと決めるのもたまには大切なように存じますわ。
例えば旧友と残った雪を踏んでみたり、ただそれだけが記憶に残る一日で良いのです。庭の片隅には昨晩の残雪が薄っすらと残っていて、立春だというのに寒日和のような深々と冷える一日