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蝋管の椿匂ふや楽劇忌

ろうかんの つばきにおうや がくげきき

ごきげんよう。本日は作曲家の楽劇王リヒャルト・ワーグナーさまの忌日ということで『ニュルンベルクのマイスタージンガー 前奏曲』をレコードを聴いていたのですけれども、やはり良い曲ですわね。

全体として華やかで優美な一曲ですけれども、それに加えてどこか悠々とした旋律に陶酔するような心地のよい曲ですわね。わたくし以前ヴァイオリンで演奏したことがあるのですけれども、弾いていても聴いていても樂しい曲かと存じますわ。

ワーグナーさまの凄いのは、作曲だけではなくって歌劇の台本までも自ら書いていたことではないかしら。音樂だけでなくって文才もありましたのね。何でも出来る多方面の才能で、なおかつそれが全て極めて高度な水準ですから天才と呼ぶに相応しい方ですわ。

けれどもワーグナーさま、天才の常なのか性格に難があったようで、かなり攻撃的な性格でしたり、数多の借金を踏み倒したりとその手の逸話にも事欠かない方ですわね。

典型的な「才能は凄いけれども身内に居たら困る性格」の天才ですわ。
楽劇は間違いなく一級品ですから少し距離を置いて見ていたい方ですわね。


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芙蓉セツ子
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