グミ市場に負けたガム市場について考える2023
日経読んでたら明治がガムを諦めてグミに参入したことを初めて知ったことについて書きます。ヘッダ画像をお借りしています。
概要としてはキシリッシュをガムのブランドとして確立していた明治ではあったものの、ロッテやモンデリーズ(クロレッツ)に水を開けられた。カールも西日本でしか売らなくなった。コスト削減で販売エリアをへらすって機会損失も含まれるから相当のことだと思う。
カールはともかくガム市場ではクールミント・グリーンガム・Fit's・クロレッツ・リカルデントがとにかく強いらしかった。前者3つは明治でありぼくの感覚ではフィッツが強すぎて市場シェア8割に貢献してるように見える(素人なので本当に想像だ)。
クールミントやグリーンは板らしい。ぼくは全然好きだけど時代錯誤感すらある板が売れてるって驚きだった。いまはタブレット型が主流だと思っていたから。
ぼくはどちらも食わないんですけど、グミはガムの代替品となったらしい。
ガムは捨てなきゃならんけどグミは食えるから、外でも安心だということで……そこにも言いたいことはなくもないけど、ともすれば外国ではガムなんてはきだされてそこら辺に捨てられそうだし、倫理観が邪魔をしてむしろ消極的にガムが淘汰されてしまったのであれば……ポジティブな選択といえなくもないところがガムを応援する側からするともどかしいところである。
もちろんそれも確かにそうなんだけど、ことリモートワークな時代においてグミはガムの代替品たりえないとぼくは思っています。
その理由はまさにその「捨てなきゃいけない」ことにある。捨てなきゃいけないことは「便益」なんです。
便益とは言葉のとおりですがこんなのです。
後は顧客インサイトとかともニアイコールかも知れない。
リモートワークって人の目がないからいくら眠気覚ましだろうとグミなんて死ぬほど食えてしまうと思います。つまり際限がない。
グミに使われている素材にもよりますが、甘みを出すための植物油脂が使われていた場合グミを食いまくる行為は自殺行為……とまで言ってしまうとアレかも知れない。けど季節の変わり目には確実に弱くなると思う。これは体験談であり万人に適用されないかも知れないけど……
つまりグミにおける新世代型便益である「眠気覚まし」「捨てなくていい」を求めると、際限なく食って体が弱くなる……可能性がある。
比較して(物事を比較しまくるのは数字主義みたいで腐ってるからしたくないんだけど)ガムのリモートワークにおける便益はそれらをカバーして余りある。
まず何も食ったことにならない。だけど外装のアスパルテーム……?とかなんたらキシリどうの的な新し目の加工品目が植物油脂と比較してどれほどの害をもたらすのかまだ実証できてないっぽいのでそのへんを気にされるなら何とも言えない。
あとは顎関節が弱い人にはガムは勧められない。煎餅も同様だ。
カロリーがないってふざけて伊達がよく言うけど、こっちはマジなわけです。
だから別に世界が快方に向かったとしても何よりも便利なリモートワークをもっと続けるべきだし、経営者に奪わせるべきではないし、その状態でリラックスするためにガムの市場がもう少し見直されてもいいと思うんだけどそこまでグミ市場には植物油脂レスやカロリーレスなグミばかりがあるんだろうか?