
プロテインバー比較概説2021春②Strong Bar編1
プロテインバーに詳しくなるために各社の比較をしており、その中で今回はかなりの蛋白質含有量となっている株式会社ストロングハート製のStrong Barに注目しております。
というのも前回、蛋白質量の比較で参考にしたきんに君の発表結果によりStrong Barの蛋白質含有量が尋常ではないという事実が得られたのでした。
Strong Barは「ああプロテインが足りない、何でも良いから補給しよう」とか「粉なんて飲めない、甘いチョコレート菓子にしてほしい」というような大衆のための最大公約数となりえる商品造りというよりは、まさに今ジムに行ってきたが、その場で即座に体内に蛋白質を行き渡らせないことにはせっかくのトレーニングが無駄になってしまうと判断するような筋トレ最前線にいるような層をターゲットとしていることが公式ページから伝わってきます。
むしろ「ジムで粉を溶いていつも家で飲んでいるプロテイン混合液を飲む」行為よりも早く、机や道具を必要とせず即効性のある摂取をしたい。まさに今トレーニングすべき場所にいるという場合に、場所や道具に囚われることなく利用できる携帯蛋白質という側面が強いように思えます。プロテインバーというよりも実用性が重視されている。
そのためプロテインバー感覚で買おうとすると単価もそれなりになる。予め携帯シェイカーなんかでプロテイン混合液を持ち込むビルダーは多そうですが、そんなことに手が回らないならStrong Barを選択しない理由はなさそう。
公式サイトのTOPからも解る通り、不純物を除去し、味に拘り、糖質まで削減するという造りになっています。これは参考にしたきんに君プロデュースによるTHE PROTEINとほぼ同じコンセプトと言えるのではないでしょうか。
そもそもどちらも未摂取な人間がレビューするのも恐縮ですが、蛋白質の含有量を高水準にしながらより多く筋肉として吸収できて、なおかつビルダーが避けたい人工的不純物を排除したまま自然な甘味料である羅漢果を使うことで蛋白質商品としての純度を最大限まで高めていることがわかります。
前回述べた「ビルダー向け成分調整をしないことによる機会損失」も何もなく、初めからビルダーのみをターゲットにしている。逆に言えばビルダー以外をターゲットにしておらず一般向けの機会損失をしていると言えてしまうのでしょうか。良質な製品を生産してくれていることを思うとそうであってほしくはないとしか思えないのですが……
Strong Barに話を戻しますと、原材料は8種のみで造られていることがわかる。
現在ぼくが比較対象として無理くりプロテインバー最前線に引っ張り出している名もなきそこらへんのプロバー(略称)と比べますと
カカオマス、大豆パフ、チョコレート(乳成分を含む)、乳蛋白、ショートニング
……こちらは原材料が5種のみですね。とはいえぼくがいきなり手を出したほど安い値段だったため、低コストを実現するためにこの少なさなのかも知れません。
乳化剤(大豆由来)、V.C、香料、V.E、ナイアシン、パントテン酸Ca、V.B1、V.A、V.B6、V.B2、葉酸、レシチン(大豆由来)、酸化防止剤(V.E)、V.D、V.B12
こちらを原材料にカウントしていいならさらに15種の原料が混ぜられていることになる。
プロテイン20g
ルクプロテインを20g配合。トレーニング中からトレーニング後、その後の超回復に到るまで、すべての時間帯をバランスよくサポートする処方です。
こちらは実品だと23gぐらいあったため謙遜ですね(?)。一本百円程度の比較対象バーでは15gでした。
食物繊維10g
腸内環境を良い状態に整えるため、タンパク質と食物繊維を合わせて摂ることが重要と考え、豊富な食物繊維10gを含む商品に仕上げました。
天然原料で高い品質の水溶性食物繊維、TEIJIN「イヌリア」を採用しています。
腸活に有利な食物繊維まで摂取できるプロテインバーがあることは知っていましたが、この量はかなり驚かされるかも知れません。比較バーの食物繊維は2.6gであるため……
砂糖・人工甘味料
砂糖不使用のバーに含まれる糖質は10g。
その内、単糖類・小糖類の割合が6gでその9割が他の糖質と比べ、食後血糖値の上がりにくい果糖です。この果糖は有機アガベイヌリンに含まれています。
確か血糖値を上げてしまう行為は増筋を図る上で大変な妨げになったという説明がそれこそきんにくTVであったような覚えがあります……思い出せたら追記します。
次回もStrong Barについて引き続き掘り下げようと思っております。お付き合いくださりありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
