見出し画像

数々の失敗から得られた美味いプロテインの飲み方

特にシリーズでもなく求められる情報ごとにどこからでも読めるようにしたつもりではありますが、これまで「消化器の機能を正常に働かせるために筋量を増やす」ことを目指したnoteを書いていました。

結論は自己投与しているプロテインがホエイプロテインなのかソイプロテインなのかをきちんと把握しておき、適温で溶解させましょうというものです。

筋量・筋トレ・蛋白質

調べるうち筋量を増殖するための手段として筋トレがあるとわかった。それだけでなく、せっかく筋トレにより筋質破壊をしたのであれば、筋量を増やすことにつながる筋質再生時に、体内に適切な成分を取り入れておくべきであるともわかった。それはアミノ酸であり、蛋白質から得られます。つまり適切な運動が行われた後には体内に蛋白質が取り込まれているべきである。

蛋白質は肉や魚とかから得られます。材料だけ見ると美味しいメニューですが、毎回料理するのも大変です。そこで蛋白質を補助できる食べ物であるプロテインパウダーが存在しているんですね。ビルダーが飲む物であると知っていはいたものの、飲むに至る上記原理がわかっていなかった。

プロテインの味への慣れと銀翹散との共通点

現在ぼくはプロテインを数日摂取し続けている状態であるため、既に行動心理学的効果か何かで「慣れ」のような観点を越えた「身体に(現在)必要であると解っている精製物なら別に不味いとも感じない」症候群になっているかもしれません。

これは昨今のように行動制限が強いられた環境ではなかった頃、その行動制限がないことが当たり前だったため、ぼくらは何をするにも身体ひとつ持って移動しなければならなかった。入学、進学、卒業、その先……と、物理的な「運動」を伴う行動をすることが全ての規範でした。

その御蔭で、あるいは今のように体調を重んじた生活をおこなっていなかったぼくは季節替わりになにかと身体を壊しており、顕著な症状として喉がやられるというものがありました。

喉に効く漢方として「銀翹散」があります。日本では葛根湯があまりに一般的になっていますが、本来葛根湯は万病に効くものではなく、対症療法として

上記指導のように風邪ひき始め、寒気、熱、非発汗じゃないと使うべきではない。重症のとき使ってもいたずらにエネルギーの放出を手伝ってしまうだけになり治癒能力に差し支えを来したりと万能薬ではないことがわかります。

当時のぼくはそこまでそんなことを知らなかったが、春になったかなにかの折に「ああ、また喉がやられる兆候が来ている、何かで治したいがその術を知らない」となり、ドラッグストアで普通に漢方系のシリーズとして買える銀翹散を手にすることができ、適切な自己治療が施せるようになりました。

初めて飲んだ銀翹散の味はひどいものでした。漢方は割といかれた味が多いだろうという先入観こそあったものの、ぼく自身も例に漏れずむやみに体調不良に対して葛根湯を乱発するようなケースが多かっただけに漢方系の味には慣れてしまっていた。それでも銀翹散の味にはかなりの抵抗があった記憶があります。

上述のように今ではすっかり慣れてしまった。摂取後の喉は相当すっきりするという印象すら持っています。ミント系ハーブに近い味があるため、舌に置かれた瞬間からすーっとした清涼感が広がります。

第一印象が思い出せないため上手くいえないのですが、「身体に悪くない範囲でそこらへんでかき集めた雑草を煮詰めて醸造でもしたんじゃないだろうか」という味でした。

プロテインも似たようなもので、牛乳や豆乳と混ぜ合わせて摂取する前提があるからか一般的にはココア寄り、バナナ寄りの味付けがなされていることが多い。ただ完全にココア・バナナというわけではないため、無味無臭の水なんかを溶媒にしてしまうとプロテイン本来の味が引き出されてしまう。

素材本来のお味を活かした~みたいな能書きを聞いたりすることはございますが、ことプロテインにおいては摂取が目的であるため本来がどうもこうもありませんね。飲みやすいに越したことはない。

激熱コーヒーに溶かすならソイプロテインを選びましょう

お菓子メーカーの森永はブランドサイトにメディア・コンテンツを用意しており、その中で自社製品のひとつでもあるプロテインの摂取の仕方についても記載してくれています。

その中では

①タンパク質が熱変性することがある。
②ダマができやすく、飲みにくさを感じるときもある。
③味の感じ方が変わることがある。

温めることについて特に問題はないとしつつ、

アミノ酸の成分などが失われるといったことはありませんので安心してください。

プロテイン───────蛋白質の変異性について述べられています。

ダマになりやすい

ぼくはこちらにかなり悩まされました。上記の通り成分に変質がないとはいえ溶かした液体の中で固まった蛋白質が浮遊しているということは精神的な負荷が大きい。

甘い飲み物の中で茹でた細切れの豚肉が浮いている、身体のためにそれを飲め!と言われたら結構ショックですよね。

ぼくがこの事態に陥ってしまった原因は、ホエイプロテインを80℃以上の液体に溶かそうとしたため。

ホエイプロテインは80℃前後から熱変性を起こします。沸騰させたお湯や牛乳に溶かすのは避けた方が良いでしょう。また、水や牛乳に溶かした状態で、レンジで温めると短時間で高温になり、ダマができやすくなるのでより注意が必要です。

ぼくはご丁寧にこのどちらも実行してしまった。100℃を越えた湯でココアを造ったり茶を淹れたりするため(後述しますが「緑茶にプロテイン」も抹茶みたいな味になりそこまでまずくはありません)見事に蛋白質が浮遊する液体が完成してしまったのでした。

沸騰した湯は80℃を簡単に越えているため、

カゼインプロテインやソイプロテインは熱に強いのが特徴です。100℃程度では熱変性は起こらないと考えられています。
ホットプロテインを楽しむにはカゼインやソイが原料となっているプロテインを選んでみてはどうでしょうか。
レンジで温める場合は、温度設定機能があれば、60℃ぐらいに設定して温めることをおすすめします。プロテインの原料にとらわれず、ダマになりにくく、ホットプロテインを楽しむことができます。

この摂り方を選ぶのであればソイプロテインが適しています。ぼくは100℃を越えた湯で生成した飲料だけを摂取するというルールがある自分の生活に適するソイプロテインを選ぶべきだった。

次回はそんな中でどのようにホエイプロテインと付き合って行けば良いのかについて紹介します。お読みくださりありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

中村風景
このサイト内ではいかなる場合でも返信行為をしていません。