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三月さんと編集さん ~事件は現場で起きてるんだ!~
12月某日
雨のち晴れ時々、刑事ドラマ
「三月さん」
「はい?」
「あなた…
隠しごとしてません?」
「書く仕事はしてますよ」
「そうじゃなくて。
隠していることありませんかって、
聞いてるんです」
「べ、べべ、べべべ、別にないですよぉ!
隠し玉なんて!」
「何、そのリアクション?
初犯の犯人?
初めての浮気?
正直に言いなさい」
「実は…
出来心だったんです~…
信じて下さ~い」
「面倒だから…死刑」
「極刑!!
ちょっと、ひどくない!」
「小芝居がウザい」
「だって編集さんが唐突に、
変な尋問するから」
「前から聞こうと思ってたことよ。
さあ、洗いざらい喋ってしまいなさい」
「実は……」
「実は?」
「お腹が空いたので、
カツ丼お願いします」
「ひとつでいい?」
「はい…
あの~できれば…
みそ汁とお新香付きので…」
「じゃあ、
銀座梅林でいい?」
「高まる~~!
えっ、銀座?!
いいの~!?
あっざ~す!」
「何言ってんの自腹よ。
容疑者にメシを奢るシステムなんて、
警察にあると思ってるの?
そして私にはロースカツ定食奢って」
「なぜ、私が!?」
「私もあなたの原稿待ちで、
お腹すいてるのよ」
「す、すいません。
ちなみにだんな…
お値段はおいくらで?」
「定食は3400円」
「さ、さんぜんよんひゃくえ~ん!!
何でそんな名店に注文するんですか!」
「あなたが食べたいって、
言ったからでしょ?」
「そうでした…」
「さっさと原稿下さい。
私はしつこいわよ…
心臓が息の根を止めるまで、
あなたの原稿を求めて、
ここへやってきますからね」
「すいません。
実はもうできてます」
「……よし、いいでしょ。
で?」
「で、何ですか?」
「さっきの話。
さっさと自白しなさい。
三月さんの隠し事…
コソコソと何かしてるでしょ?」
「コソコソはしてません」
「本当に?」
「本当に。
じっちゃんの名にかけて!」
「あなたのおじいちゃんって、
どんな人?」
「博打打ちの呑んだくれ」
「名の値打ちなし!」
「信じて下さいよ~室井さ~ん」
「そうか…
現場の君を信じる…」
「ありがとうございます」
「確保!」
「急にどうして!?」
「ネタは上がってんのよ」
「ぐぬぬぬ…
しょ……証拠はあるの?!」
「あるわよ。
あなたの痕跡が、
note中にあるわ。
見せる?」
「いえ、結構です…私がやりました」
「私がもっと早く気付けば、
こんなに被害者はでなかったのに」
「もう調べはついてるんですね…」
「あなたの悪事は、
まるっとお見通しだ!
被告人 三月。
あなたは断わりもなく、
フォロワーさんたちの過去記事を、
読み漁り…
スキを押しまくってますね」
「は、はい…間違いありません」
「何か弁明することは?」
「あの~
読みたいから見てただけで…
悪気はなかったんです」
「動機は?」
「魔が差したんです…。
みなさん魅力的で…。
やっぱり人を知るには…
最初から読んだ方がいいかと…。
そしたら…
いつの間にか習慣になってて…
でも…20人ほどですよ…」
「常習犯ね」
「そんな!
私はただ純粋な興味で!」
「そんなのはあなたの勝手。
読まれてる被害者の方は、
今頃…
何、この人こわい。
もしかしてストーカー?って、
ドン引きしてる可能性があるわ」
「まさか…そんなことに」
「もしかしたら…、
抗議の声が上がるかもしれないわ」
「そんな~!
過去記事を読んだだけで?!」
「覚悟しなさい。
コメント欄が荒れるかもしれないわよ」
「ええ~~!
室井さ~ん!
コメント欄、封鎖できませ~ん!」
「それはあなたが…、
プレミアム会員じゃないからよ」
【お詫び】
被害にあわれた方、
本当にすいませんでした。
コメントしない上にお知らせもなく、
遠慮なく読ませて頂いてました。
まだ読めてない方がたくさんいるので、
これからも過去記事を、
読みに伺うと思いますが、
温かい目で見守って頂けると幸いです。
二月小雨
これはお知らせ記事です。
実在の人物・団体・商品とは一切関係ありません。
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