見出し画像

【読書録&実践編】アウトプット大全-3行ポジティブ日記

 2018年に出版されて以来15刷以上、55万部を超える『アウトプット大全』の感想です!(2020年11月時点)大ベストセラー本ですからビジネス書、自己啓発系の本が好きな人には「もう内容知ってるよ!」と言われるかもしれませんね。

 そこで本の紹介と言うよりは本書を読んでの私の気づきや実際に本の内容を実践してみてどうだったかについて書いてきたいと思います。

***

 本書を読む前の私は悩みは一人で抱えるタイプで、いつも頭の中で悩みの種を撒いて大切に育て、悩みの花を満開に咲かせ、また種を収穫して・・・という事を繰り返していました。お陰様で脳内はお花畑です。

 本書には「アウトプットする事で自己成長が加速する、その為の具体的なTODO」が書かれていますが、他にも悩みの解消方法や、メンタル面でのケア方法についてもたくさん書かれており、私にとっては自己成長の為の実践書というよりは、あらゆる悩みの解消法として凄く学びが多かったです。


 ある研究ではラットに電気ショックを与え、一方には何の仕掛けもないケージに入れ、一方にはラットがスイッチを踏むと電気ショックは止まるという仕掛けを施しました。実験によるとスイッチの仕掛けに気づき、自分でコントロールできると分かった群はストレスが減ったといいます。

 つまりコントロールする術を知っていればストレスは軽減出来る。

 という事です。

 よく「悩み相談をしても解決にはならないし・・・」という人がいますが(私のことです)、悩み相談の本質は解決ではなく、「ガス抜き」です。パンパンに溜まったガスを抜く事でストレスが減っていくのです。

 先の実験のようにストレスをコントロールする術を知っていれば直接的な解決にはならないかもしれませんが、気が楽になりますし、思い詰めて悩み、苦しみ続けて、つらい状態が延々と続いたり病気になったり最悪の事態に・・・と言った事からは免れます。


 また、アウトプットにはこのような効果もあります。

 ワシントンのがん医療センターでは末期がん患者に対して行われた筆記エクササイズについての研究があります。その結果、49%の人が「病気に対する考え方が変わった」38%の人が「今の病気の状態に対する気持ちが変わった」と言います。

 さらに、東日本大震災では、被災者の方に向けた傾聴ボランティアの活動のお陰でその後の追跡調査によるとPTSDの発症率が低かったという報告もあります。話すことでストレスが楽になったということでしょう。

  文字や言葉にしたり、人に話したりするだけで自分のつらさ、苦しさ、痛みなどが軽減されるのです。

 本書には脳科学的なアプローチもありました。脳には莫大なメモリがあるものの、マルチタスク(2つ同時進行)は出来ないし、ワーキングメモリ(脳が一度に処理できる情報量)は3つまでと言われています。

 つまり広大な作業スペースはあるものの、同時進行は出来ないし、作業の受け皿は3つまでしかないという事です。

 仕事中にやる事が増え過ぎたり、案件が立て込むとテンパってしまう人がいますが(私のことです)、その人の能力の問題ではなく、脳の仕組み上、パフォーマンスが著しく低下したり、パンクしてしまうんですね。

 ここでもアウトプットが活躍します。

 頭で考えている事、抱えている事を一度全部書き出せば、脳内を雑然とゴチャゴチャした状態からクリーンな状態に出来るといいます。これにより脳のパフォーマンスを復活させる事が出来ます。

 これは庵野秀明監督の仕事術とよく似ていますね。庵野監督は頭でずっと考えても仕方がない、だから頭で考えていることを一度全部頭の外に出すとよく言っていました。

 実践してみました。

 手帳に仕事の予定や悩み事やアイデア等を書き出していきます。今日の予定明日の予定来週の予定・・・、会議、電話、メール、資料作成、上司への報告、取引先への訪問、中々進まない案件、気難しい人と会わなけれいけない、来週の報告会のプレゼンはしくじれないので時間をかけたい・・・などなど書き出すというよりは、吐き出す!という感じで、頭の中に溜まったものが出ます出ます・・・!

 一通り書き出した後はなんだか頭の中が空っぽになったようで、スッキリとした清々しさがありました!

 そして不思議と頭の中でグルグルと駆け回っていた悩み事がストップしている事に気づきます。なんだか事実を客観視出来ているような感じです。

 今までは事実を「ヤバイ!ヤバイ!」という感情で覆い隠していたんですね。書く事で「事実」と「感情」を切り離すことが出来ました。

 ここからは本当にスムーズで、整理したり、優先順位をつけたり、解決策を見出したり、誰かに相談したりして、目の前のことを片付けていくだけでした。

 著者の樺沢紫苑先生はアウトプットを「話す」「書く」「行動する」と定義しています。

 私は本書を読んでから「書き出す」事が多くなりました。空白が多かった私の手帳にはビッシリと悩み、仕事のTODOリスト、アイデア、プライベートでやりたい事が書き込まれるようになりました。今では手帳が小さく感じ、一回り大きい手帳が欲しいほどです。

 脳内も清潔でクリーンな状態に保てる事が多くなり、その度に清々しさを感じています。

 さらに9月の新しい目標も出来ました!

 「書く」に伴い「行動」が変わり、人と「話す」事も多くなりました。確実に良いサイクルが生まれてきているなとは感じます!

 本書はアウトプットの「話す」「書く」「行動する」の具体的なTODOと共に、ビジネスでの活用、人生を充実したものにする方法、悩み解決、アイデア発想法、ノート術、コミュニケーション術、ひらめきに至るまで実用的な事がたくさん詰まっています!

 アウトプットは最高のデトックス!

 アウトプットで人生は好転する!

 これは間違いなさそうです!

 いい本と出会いました!オススメです!

 ちなみに「アウトプット大全」を十代、学生向けにアプローチしたのがこちらの本です↓

<オンライン読書サークル参加者様募集の告知! ↓の画像をクリック!>

名称未設定_1.21.1

***↑↑↑画像をクリックすると概要をまとめたnoteに飛びます***

 本が好きで、公序良俗、最低限のマナーさえ守って頂ければどなたでも入れます!

 参加希望者様はコメントに「参加希望!」と書いて下さい!直ぐに招待URLを送ります~!

 あと1,2名集まったら読書会も開催しようかなと思います!

< 3行ポジティブ日記(親切・感謝)>
・朝散歩が気持ち良かった!リズム良く歩くとセロトニンが活性化して目覚めにいいというので実践してやってみる!段々頭と身体が覚醒してくるのが分かりました!朝散歩気持ち良し!
・読書が進んだ!
・今日の読書感想文よく書けたと思う!(自画自賛)

 今日もいい日だ!

◆ 生活が困窮してでも本を買いたい私の欲しい本リスト ◆
 もしご支援頂ければ優先順位を上げて必ず読了し、必ずこのnoteにアウトプットを書きます。

https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/OW4CEODAEAJ7?ref_=wl_share

いいなと思ったら応援しよう!

taiari 店主 (ボードゲームプレイスペース 大阪府 門真市)旧フシギ
サポートは全て書籍購入費用に充て、必ず読了し、noteにアウトプットしたりフィードバック致します!宜しくお願いします!