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#日記

とんとん

手でとん、とん、とん、とし続けるあれ、
小さい子どもや親しい人が、近くで寝そうにしているとき、やってあげる。安心して眠れよ、とかではないな、正直。こちらが愛でる行為の一貫。でも近ごろ思い出したのだ、そういえばぼくは、あの「とんとん」が嫌いだった。

眠らない子どもだった。夜に眠らないのだから、昼間なんて尚更だ。何故大人たちが、こぞって昼寝をさせようとするのか、さっぱり分からなかった。それ以上になぜ

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夢(一夜)

夢(一夜)

こんな夢をみた。

年上の恋人はさわやかで、なかなかに聡明だった。ぼくたちはデートをし、街の小さなビジネスホテルに行きついた。部屋のベッドに腰かけて話していると、突然全館に放送が響いた。

「これにて大会は終了します。大会は終了します。大会は…」

恋人はぼくのスマホを手にとり、ホーム画面のゲームアプリを指さした。

「これ、やった?」

ぼくは黙って首をふる。気が向いていれたものの、ほとんど放置

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