ほうる

めざせ物書き 言葉とクイズと短歌と生活

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最近の記事

5/28 大盛りフライ

きょうの夜ごはんはアジフライということになった。(我が家の日曜日の夜ごはんのメニューは、ある程度ランダムに決まるシステムになっている。) 揚げ物はほぼやったことがないのだが、まあそろそろできるでしょうという気持ちで準備を進めた。 買い出しへ。アジフライは初めてだし冷凍でいいだろう、ということでスーパーで購入。2パックで安くなるというよくある戦略にのせられ、ついイカリングも購入してしまう。念のため魚屋さんを見ると、アジフライはなかったけれど手頃なサイズと価格のズワイガニがいたの

    • 5/27 ファンミーティング

      朝起きて急に冷や汁が食べたくなった。宮崎のアンテナショップで買い溜めしていたキットが切れていたので、お米を炊きつつ近所のスーパーへ。最初は焼き魚から作ろうと思っていたけれど、手頃な干物がないのと面倒になってきたので、冷や汁の素を購入した。あとは大葉と茗荷ときゅうりと豆腐。すり胡麻も買ってみた。刻んで氷で冷やせばすぐにできるのでうれしい。(でも豆腐は入れ忘れてしまった、残念) 午後から図書館に行ってみた。越してきて2年以上経つけれど、満を持しての初、最寄りの図書館。 行く途中に

      • 5/24 書くということ

        また日記の日が空いてしまった。でも懲りずにまた書く。 先週末はすごく大切な2日間だった。土曜日は素晴らしい演劇を見て、びっくりした。びっくりして勢い余って、感想の短歌を作り演者さんに送ってしまった。幸い喜んでいただけて良かったけれど、自分が、初めて見に行った劇団にいきなり短歌を送りつけられる人間だという事実については、慎重に考えていかなければならない。 日曜日は文学フリマへ。世の中にはこんなに歌人や作家やそれを好きな人たちがいたのかと実感した。あの歌人もこの歌人もきちんと

        • 4/26 朝の光

          朝の光に手をのばす。 しっぽが揺れてとんでいく。 朝の光に手をのばす。 何も知らない素振りでそうっと。 それでもすぐに遠くへいく。 それじゃあ鉛筆を ひとつ、 きんきんに尖らせて、紙の上へと置いた。 見つけた光が寄ってきて、みんなで眺められるように。 朝の光に手をのばす。 あ 掴んだ。 やっぱり、ぼくはまだ、透明になれなかった。

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        • お話
          4本
        • 短歌
          6本

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          4/25 再開

          書く人に会った。歌う人に会った。エンターテイナーに会った。自分も残さないといけない、と日記のことを思い出した。頭に浮かんでは流れていくことを、自己満足でもいいから書きたいと思った。もう一度ふりだしに戻ります。 素敵な人たちと過ごした週末の朝は、とてつもない不安がやってくる。もうあんな日は来ないんじゃないかという考えに呑み込まれて、もがいても叫んでもなかなか離してはくれない。まわりの人と、いつまで会えるだろうか、元気でいてくれるだろうか、確率論では処理しきれない恐ろしさが駆け

          4/25 再開

          11/7 アメリカンサラダ

          昨日のサラダが美味しかったので、そればかり考えている。ドレッシングは自分で作るやつ。レモン汁をたっぷりと、サラダ油と塩コショウ。おさとうちょっぴり。体にいいわけじゃないのは分かるけれど、砕いたポテトチップスが最高。いくらでも食べられる、さすが給食人気メニュー。 https://www.city.fuefuki.yamanashi.jp/kyoiku-somu/kosodate/kyoiku/gakkokyoiku/reshipi/americansarada.html 先

          11/7 アメリカンサラダ

          10/31 ハロウィーン

          ハロウィーンって書いたら、ハロウィン?と言われたことがある。Halloweenをカタカナ訳してハロウィーン。こっちの方が自然だと思っていたのだけど、英語かぶれのように思われるのだろうか。Wikipediaのことをウィキピー(↑)ディアと呼んでいた教授を思い出して、大丈夫だと思い直す。もちろん彼はいつでも本気だった。 昨日はおまつり会場へ散歩。幾度繰り返されている話だが、お祭りの気分はどうしてこうふわふわするのだろう。浮き足立つとはまさしくあの空気のことだ。芋を洗うような人混

          10/31 ハロウィーン

          10/26 生きもの

          生きものが好きだ。毎日どれほど出会えるか、真面目に気にかけて歩いている。 今朝は猫カフェのガラス越しにねこ3匹。駅前に鳩たくさん。道沿いの出窓にいつものねこ1匹。帰りの道路に白柴と黒柴1匹ずつ。いちばん出会えそうな道を選んで歩く。 自分の家にも生きものがほしいけれど、我々人間の世話で手いっぱいなので、しばらくは日常を探し歩くしかなさそう。植物や動物となかよく暮らす人たちを羨ましく思いながら、今日も路地を覗いて歩く。

          10/26 生きもの

          10/25 いかの煮物

          昨日は落ち着くための日だったので、魚屋さんで買い物をした。八百屋さんや魚屋さんは、種類が多くて威勢が良くてわくわくするけれど、こちらに余裕がないと買い物は難しい。 たらこごはんのたらこと、刺身。煮るためのいかは迷ったけれど、省エネのため切られてるのを買った。背骨を引き抜いて捌くのは楽しいけれど、今日じゃないと思ったから。 いかと里芋と余ってた椎茸を適当に味付けた適当な煮物は、美味くも不味くもない、家庭の味と言われればそうかもという味だった。1日おいたから、気のせいなくらい

          10/25 いかの煮物

          10/24 夜の散歩は線路を越えて

          最近、家庭内で散歩が流行っている。いや、流行らせてようとしている。夫は(もっと激しい)運動を始めたいらしいが、続かないトレーニングより続く散歩だと密かに思っている。 もともと、意味もなく歩くのが好きだった。都会に来てからは尚更だ。お店も家も道路もどこまでも続いていて、夜も必ずぴかぴかしていて、いつも何かの匂いがする東京の散歩はとても愉快ですばらしい。 先日は主要駅の方を周ったけれど、昨日は小さな駅方面へ歩いた。大学時代に馴染みのあった、一橋学園駅の辺りによく似ている。中に

          10/24 夜の散歩は線路を越えて

          9/27 続かなそう日記

          創作をずっと休んでいたけど、急に書きたくなった。たぶん続かないけど日記。    振り替え休日。だんなさんに内緒で寿司を食べた。ほんとは焼肉を食べたかったけど、店の近くまで来て調べたら、昼は開いていなかったから。一人客も結構いた。口に広がる海鮮み、でも途中からなんだか無心、食べる作業みたいになってしまった。やっぱり1人の外食はもう少し普通のでよさそう。    帰宅して、買ったばかりの体組成計で体重を測ったらやばかった。「ダイエットしようかな〜」なんてもんじゃない。「減量」が

          9/27 続かなそう日記

          夜の子どもと窓

          一番古い記憶は,窓から見る雨の景色だ。 すりガラスの向こうにぼやけて見えるのは,湿った夜の空と窓に当たる雨粒,そして,等間隔で妙にきれいに揺らめく街灯の光だった。 分厚いえんじ色のカーテンと,かび臭いレースのカーテンを順番にくぐり,僕は窓の前に立つ。雨の匂いに惹かれて顔を寄せると,鼻がガラスにくっついて,ひやり,とする。 とても悪いことをしているような,それでいて誇らしいような気持ちで,僕はぼやぼやした空と田舎をひっそりと見つめていたのだった。 地方都市近郊の,しかし

          夜の子どもと窓

          生活の主張

           僕の恋人は完璧だ。  完璧というのは,もともと傷の全くない宝玉を表していたらしい。すべらかでなめらかで,ほんのり琥珀色をした完璧な玉。恋人を完璧,と思うたび,僕はその玉に思いを馳せる。  国王はビロウドの椅子に座って,手の中に収めたその玉をうっとりと眺める。戦国の時代 ――― 争いに,人に,時代に疲れた王を唯一癒すのは,手の中で冷ややかに眠るその玉であった。力こそ全ての時代において,案外国王は,その玉の色のような穏やかな夕焼けを願ったのかもしれない。  完璧というのは

          生活の主張

          短歌(連作でない)

          雑多ですが、夏からのものをまとめてです。 その胸の中で蠢く心臓を思ひて ドラゴンフルーツを断つ 夏風邪だけをとり残す夜 首をふらぬ扇風機は夢を見る 嘘ついたことのない者だけが石を投げよ やっぱりマシュマロにせよ 桜の葉食うとかありえねえなんて喚くやつには 五月は来ない 雨風に決して負けずに集めます みたらし団子のスタンプカード 烏らは反面教師、と心得て 洗濯ばさみは黙って並ぶ 5冊目の2ページまでは白紙だし 失くさないから落としておいて 即席の豚

          短歌(連作でない)

          夢(一夜)

          こんな夢をみた。 年上の恋人はさわやかで、なかなかに聡明だった。ぼくたちはデートをし、街の小さなビジネスホテルに行きついた。部屋のベッドに腰かけて話していると、突然全館に放送が響いた。 「これにて大会は終了します。大会は終了します。大会は…」 恋人はぼくのスマホを手にとり、ホーム画面のゲームアプリを指さした。 「これ、やった?」 ぼくは黙って首をふる。気が向いていれたものの、ほとんど放置しているアプリだった。 恋人は一瞬悲しげな顔を浮かべ、でもすぐに見慣れた微笑み

          夢(一夜)

          短歌 青とか 5首+

          手を上げて青信号を渡ろうよ レイバンのサングラスは外して 紺色の夜空がひとつありました それはたしかに猫の目でした 不合格発表の日に2丁目の 地面で乾くファンタグレープ お隣りのミケにとっては近道で ぼくには庭の金魚の墓場 ハンカチは青いものだと知っていて 手をのばしてる きつねのこども 現実が着々と近づいてくる、し、せめて抗う(ネット上と心の中で) 残された日々で、嫌いな時はノーと、愛しいものは愛しいとうたうのだ 生活はつづきます、秋 #短歌 #note短歌部

          短歌 青とか 5首+