お弁当のお供、カリカリ梅を仕込む
ひっそりと5月中旬にカリカリ梅を仕込んでいました。
ここ2ヶ月のうちに、ガリとナスの醤油麹漬けも漬けている。今年は食に対しての飽くなき探究心が非常に強いようです。
毎月のように季節の仕込みをする生活が馴染んできて、自分が理想としている「おばあちゃん的生活」に年々近づいています。
友人たちに会うたびに、現代の文明からズレていっている、大丈夫か?と実感しますが、私は知恵と行動力があるおばあちゃんになりたいのだからしょうがない。孫どころか子どももいないけど…。
話は戻りまして。
小梅とは近所のスーパーで出会いました。
毎年、完熟梅で梅酒や梅シロップを仕込んでいました。だから、小梅なんて今まで気にもとめていなかったけど、何が作れるんだろう?
よくわからないままに、小梅を入手しちゃいました。
ちゅるんちゅるんで細かい産毛が生えていて、赤ちゃんのお肌のよう……かわいい……。
小梅と赤紫蘇を一緒に漬けてカリカリ梅を作るイメージなのだけど、赤紫蘇を用意するのがちょっとめんどくさいな……。
こういうところでめんどくさがりの性格がすぐ顔を出します。困ったもんだ。
簡単なレシピはないものか。探して本屋をうろうろ(こっちの方がめんどくさいのでは)していたら、「私の梅仕事(横山タカ子)」に小梅と塩だけの簡単レシピを発見!
赤紫蘇を使わない、シンプルなカリカリ梅を作ってみることにしました。
カリカリ梅を漬ける
まず小梅を水洗いし、2時間ほど水につけてアクを抜きます。
2時間置いたら、今度はヘタ取りタイム! 梅の水気を取り、地道に爪楊枝でヘタ部分をほじほじして取ります。
傷があるものはヘタ取りのついでに除きました。
ヘタを取る作業がものすごく大変でして、アニメ「ぶっちぎり?!」を見ながら夜中に黙々とこなしました。たぶん500gくらいあったと思われます。気づくと4話弱消化していた。もっとかかるのではと予想していたので、1時半で済んでよかった…のか?
傷があるものが多すぎて、除いたら400g程度まで減りました。
そして、梅の表面に塩をまぶし、消毒した瓶に詰めていきます。瓶はWECKを使用。シンプルな形で、冷蔵庫の中で積めるので、高さ違いでいくつか持っています。
このまま冷蔵庫で1週間ほど保管したら、カリカリ梅の完成です。
1ヶ月後のカリカリ梅
1週間で食べごろになるとのことでしたが、食べつつ保管しつつで約1ヶ月。
少しずつ酸味と塩気の角が取れて、まろやかになってきている気がします(でもしょっぱいことはしょっぱい)。
お弁当に梅を入れたかったので、好奇心で仕込んでみてよかった。さっそく大活躍しています。
お弁当に入れておくと、ご飯が痛みにくいのはもちろん、帰宅後にお弁当箱を洗っても匂わないのです。梅の殺菌効果、すごーい!
塩分は強めです。でも保存のためにはこのくらいしょっぱい方がよいんだろうなあ。
簡単すぎるくらい簡単にできて使い道が多そうなので、年間仕込みスケジュールに追加です。
またひとつおばあちゃん的生活に近づきました。
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