腸の可動性低下と便秘
アレルギーとたたかう理学療法士
及川文宏 より
今回は、便秘の原因シリーズ8
便秘には以下のような原因があります。
【便秘の原因】
①食べ物
②胆汁の働き
③水分量のコントロール
④腸内細菌の働き
⑤腸の働きの問題
⑥骨盤底筋群の問題
⑦腰椎・骨盤・股関節の問題
今回は、
⑤腸の働きの問題
についてお伝えいたします。
【腸の働きの2つの問題】
①腸の機能低下(臓器の血液循環低下を含む)
②腸自体の可動性低下
上記の2つの問題が、便秘を引き起こします。
①腸の機能低下とは?
食道-胃-十二指腸-小腸(空腸・回腸)-大腸(盲腸・上行横行下行結腸・s字結腸・直腸)
↑ これらの消化吸収に関わる臓器に必要な以下の3つに問題が生じた場合に腸の機能低下が認められます。
✅ 血液循環
✅ 神経のコントロール(特に副交感神経)
✅ ホルモンや消化酵素の分泌
②腸自体の可動性低下とは?
内臓が元気に働くためには
内臓が動ける空間的な『ゆとり』が必要
腹腔内にある臓器の健康には
☑️ 腹腔内アライメントが整っている
☑️ 支持靭帯・膜の適度な緊張
が必要です。
腸自体の稼働性の低下とは
腸が自由に動ける『ゆとり』が無くなり
制限が生じてしまうこと
腸に限った話ではなく、内臓が元気でいるために必要な要素ともいえますが、呼吸に伴って、内臓が十分に動ける『ゆとり』が必要ということです。
腸自体の可動性低下
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制限がある状態で呼吸が行われる
⬇️⬇️⬇️
内臓の動きに偏りが生じる
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臓器の血液循環、神経コントロール、ホルモン・消化酵素分泌に偏りが生じる
このような流れが、想像できますよね。
まとめると
①腸の機能低下(臓器の血液循環低下を含む)
②腸自体の可動性低下
この2つの問題が腸の働きにトラブルをもたらし、便秘や下痢などの症状を引き起こす可能性を高めてしまうということです。
伝わりましたか?
便秘や下痢などの消化器系のトラブルを改善させる目的においても、胸郭・骨盤・腹腔のアライメントを評価・介入することが必要だという流れを理解してもらえたら幸いです。
伝わってくれていることを願っていますww。
最後までお読みいただきありがとうございました🍀
アレルギーとたたかう理学療法士
及川文宏より
日本アレルギーリハビリテーション協会
アレルコア
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アレルギーや自律神経に対するリハビリテーションの講習会情報につきましては、以下のHPをご覧ください。
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講師 及川 文宏
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②-2「内臓と自律神経」
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③-2「排便の運動学」
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