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タイミング

こんにちは、Tomoです。

noteを見にきてくださり、ありがとうございます!

今回は、重度の鬱病を患う1人の友達とのエピソードをnoteにしました。

ぜひ最後まで読んでくださると嬉しいです🙌


始まり

私とその友達は親からの紹介で2ヶ月前に出会い、意気投合してランチに行ったり頻繁にLINEを交わす仲だった。

彼女は親の束縛が激しく、プライベートもうまくいかず、ずっと抜け出したいと悩んでいた。

そんな彼女の姿を見て、私にできることなら  「なんでもしたい」「救いたい」と何度も思った。


しかし、実際私にできることは気分転換にドライブに行ったり、美味しいイチゴパフェを食べに行ったり、話を聞くことしかできなかった。


1通のLINE

そんなある日、朝6時に起きると1通のLINEが届いていた。

「彼氏と別れてって言われた、助けて」

そのLINEは夜中の4時に送信されていて、驚きもあった反面、「助けて」と言ってくれる存在になれていたことが嬉しかった。


約束

あいにくその日は予定が入っていたので、

「15時に迎えに行く」

            と伝え会う予定でいた。


ところが、用事が終わりLINEを開くと

「今から彼の住んでいる別の県に行ってくる。
スマホも解約されるから連絡取れない、ごめん!」


タイミング

遅かった…

彼女は親と縁を切り、彼の元へ向かっていた。

私が彼女と会ったからといって、その選択をしなかったかどうかは定かでないが…。

彼女は彼と付き合ってまだ2ヶ月ぐらいしか経っていない。

私は小さな希望を持ち、彼女の行きそうな場所を回ったが、やはりいなかった。


私が直接的にできることはもうなくなった


私が思っている以上に息苦しかったんだろうな。
何かできることなかったかな。
両親と縁を切る選択を決断するのは勇気がいっただろうな。

想像すると、只々辛かった

しかし、私のキャパの中でできる限りのことはしたつもりだ。



今の私にできること

今の私にできることは、彼女の幸せを願うことだけになった。

どうか、幸せでありますように。

居場所がありますように。

笑顔でいてくれますように。


あぁ、まただ。
こんな「あっけない」別れをまた味わうことになるとは思ってもいなかった。

この記事で、おじさんの死について書いたときも同じような「あっけない」という感情を抱いた。

やっぱり急な「別れ」ほど辛いものはない。


改めて

「一瞬一瞬のこの瞬間を大切にしないといけない」

           そう思った出来事だった。


そして、この別れは彼女にとっての

「新たな始まり」

と信じて前を向いていこうと思う。

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