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旅のスタイル それぞれ



二度目に行った熊野旅行のことを書こうと思うのですが、その前に、
前回の記事で、初めて行った熊野一人旅を書きながら、ふと思った事を書いてみようと思います。

それは、皆さん旅行時の、それぞれの【お決まりパターン】ってあるのかな?ということです。

旅行記のようなものは、その土地の事や風景、感じた事、起こった事、
他には・・・、飛行機や、船、鉄道、バス、車など移動手段の事、
観光スポット、穴場スポット、宿やお店やグルメや温泉の事などが大半ではあるものですが、

例えば、宿でいただけるアメニティ、その中の歯ブラシどうしてる?
とか・・・。

温泉に泊まったら、お風呂何回入ってる?とか・・・。

宿でいただけて、持って帰れる【手ぬぐい】、持って帰ってる?
とか・・・。

朝食がバイキングだった時、必ずお皿に取っちゃうもの何?とか・・・。


結構、これは人それぞれが出るでしょう。


毎回必ずのパターンではなかったにしろ、
そんな、自分ぽいパターンを、振り返りながら書いてみたいなと思います。


えて、意図いと的にそうしていることも、
無意識に一定のパターンを選択してしまっていることもあるかと思うので、
婆だったら・・・?と、ゆっくり振り返りながら書いてみようと思います。


まずは、出発前。

これは!
そんなこと気にしないかたが大半だと思うので、
大多数の方には、「えっー?!」と驚かれてしまうかもしれませんが、
気にしてしまう人は気にしているだろう、とも思う事です。

それは何かと言いますと、

婆は、方位を気にする人なので、
行きも帰りも
旅行の時は、吉方位か、問題ない方位にしか行きません!

平安時代人かっ!と思われるかもしれませんが、

そもそも、方位を気にするってどういうこと?と思う方も多いでしょう。

年末になると、次に来る新しい年の『こよみ』が本屋さんに山積みされていますが、
その最初の方のページに、その年の【方位吉凶図】というのが掲載されています。

そのあとのページに、いろいろその意味や、見方が説明されているのですが、
人によって、その年に、良い方位と悪い方位というのがあるらしい、のです。

万人に共通の方位、というのもあるみたいで・・・。

それで、いちおう暦でチェックして、

その後、【あちこち方位】というインターネットサイトの、旧バージョンを開き、実際の地図上で調べます。

サイト内には、スマホ版とか、新バージョン版などもあるのですが、機械やPCにうとい婆は、
慣れている旧バージョンに、いつまでもしがみついています。

地球は球体なので、
自分の住んでいる地点から海外の方位を調べる場合だったら、調べた方位線は、はじめは直線を示した後、徐々に曲がっていき曲線となり、
日本国内と違って、直線を伸ばしただけで予想して分かる方位とは違ってきます。


「そんなこと気にしてたら、どこにも行けない、何にも出来ないじゃん。」
と思われるでしょうが、
はい、そのとおりです。

だから、毎日の日常では、気にしていません。

「転勤とかだったら、どうしようもないじゃん!」とも思われるでしょうが、
はい、そのとおりです。


プロ野球選手などだったら、試合遠征など、年中ねんじゅう移動の連続ですよね。


それを自分なりに、身近な実例から観察検証してみたこともあって、
そういった占いの本質とか、その内容自体は、あくまでも素人なので詳しくはわかりませんが、
自分なりに考えたことなど、いつか機会があったら、書いてみたいと思いますし、

また、どうして方位を気にするようになったのか、その経緯いきさつも、いっしょに書くことができたら、とも思います。


方位の吉凶という1つの考え方がある、この日本にたまたま生まれて、
それが、中国何千年の歴史か何だかは知りませんが、
それが統計学なのか、はたまた婆にははかり知れない法則によるものなのか、
本当なのか、そうではないのか、
なぜ方位の角度など、流派の違いがあるのか等々、
さっぱりわかりませんが、

いちおう存在しているものである限り、
自分が選択できる範囲において、
当たろうが当たるまいが、良いという方に選択しておいて損はないだろう、悪いことはないだろう、気持ちも良いだろう、
・・・そういうスタンスです。



神奈川県の一之宮に、寒川神社という八方除け(←方位け)の
神社があり有名ですが、
一時的な移動である【旅行】までは気にしないにしても、
大イベントである【引越し】などでは気にする方が、一定数いらっしゃるのかな、という気もします。


それで婆は、日常はそれほど気にしないで生活していても、楽しみで行く旅行なら、どうせなら良い方位で気持ちよく行きたいものだと、単にそう思い、

もし、「ここに行ってみたいな~。」という地があって、行けそうなタイミングもあって、方位を調べて良くなかったら、「別段、必然ではない、楽しみで行く旅行なのに、方位が悪いと思いながら、わざわざ行くのもなー。」と思って、「別の時にしよ。」とあっさり決めます。

「良い方位の時に行こ。」と、旅行自体をやめるか、別の行きたかった所に変えます。

それで、良い方位の時に行くと、方位のせいなのか、それとも、占いの結果ではなく、
「良い方位と書いてある方に行くんだから、きっと良い旅になるに違いない!」という一途いちず思い込みにより、【思えば通ず、信じれば通ず】が体現されるのか、
まず良い旅行になっている気がします。

お天気にしても、タイミングにしても。
雰囲気にしても、出来事にしても。

・・・・・、
しょっぱな、の記述からして、多くの皆さんとかなり違ったかもしれません。


さて、出発前夜。
いつもなら、ここまででいいや、と家事なども適当に終わりにするところが、
なぜか、家を数日けるとなると、帰って来た時の気分を無意識に考えているのか、いつもは目をつぶっている所の片付けなども、殊更ことさらにやってしまい、歳のせいか、そのうち疲れ切って、荷物のパッキングをする気力もなくなり、
明日早起きしてやろう、となります。

それで早起きと言っても、遅く寝たので数時間しか寝ておらず、それでも熟睡後、元気になって、その出発当日にパッキングを始めます。

出発時間が刻々とせまり来る中、身がはいり、あたかも、何も勉強しないままむかえた中間テスト暗記科目の試験前夜という気分になり、一分間あたりの集中濃度が、俄然がぜん違ってきます。

いつもそのパターンです。

そして、主人に毎回あきれられながらアタフタと出発します。

一人で行く時は、主人に途中まで車で送ってもらいますが、ふたりで行く時は、駅まで徒歩30分もかかるので、困ります。

だいたい早朝出発が多く、バス便はその時間無いか、少なく、
何より普段、近場でも車ばっかり乗ってらくしているので、体力が落ちていて、荷物を持って移動するということが体力的にも精神的にも(婆が)出来ません。

日数などの場合によっては、費用対効果が良かったら、その最寄駅にでさえ車で行って、そのあたりにある安めの駐車場に置いていく時もあります。

(これを書いていて、運動不足と、体力強化の必要性を、思いがけずひしひしと感じました。)

だから大体、全行程こうてい、自動車での旅行か、
飛行機なら、空港の駐車場に車を置いていくか。

新幹線なら、新幹線の駅近くの駐車場に車を置いて行くか。
24時間800円(当時価格) という、駅から若干じゃっかん離れた駐車場を狙って行きますが、そこどころか、満車でどこにも置けなかったらどうしよう💦と緊張します。

運良くそこに置けたら、自宅とそこまでの2人分往復の交通費より安くなる時もあります。


主人は一人で旅をするということはしない人です。

でも、もしかして婆が言っている事の為に、行かないのかもしれません。
主人は、現地体験エンジョイ型なので、趣味の釣りでは、本当は一人でも行きたいのかもしれませんが、婆が、
「水辺の趣味で、一人で行って何かあったら、
どこかで何かあったことさえも家族はずっとわからないのだから、
一人ではなく、誰かと行っていただきたい。」
と常にお願いしているのです。

婆は、参拝メインの旅は喜んで一人で行き、それに観光を付随させる形です。

こんなふうに書くと、年がら年中行っているみたいですが、泊まりがけの旅は数年にいっぺん行くか行かないか…..。

ゴールデンウィークなんかは、むしろ終日家にいますし・・・。


子供が小さい時は、キャンプなんかも行って、朝ごはんを作るついでに、炭が消えないうちに、お昼の焼きそばなんかも鉄板でちゃちゃっと作っちゃって…。


旅先でキャベツは無理だったらモヤシだけとか。
包丁はなるべく汚さず使わず肉はき肉かウインナーのスライスとか。
人参が材料ボックスの底の方から出てきちゃったらピーラーのみで、とか。
麺にソースを混ぜ合わせたら、最後シマダヤの天かすを一袋ザバッと入れて軽く炒め合わせ🍳。
もし青海苔を持ってきてたら降りかけておしまい。
ホントは紅生姜が欲しいけど、それはあきらめ、
人数分のプラのパック(←屋台で入れてくれるやつ) に分け入れて、クーラーボックスへ。
冷めてしまったそれを当日、帰宅行程の昼ご飯にどっかで食べる等、
節約も大いにやってました。


水筒も個々で持っていって、
キャンプ場では洗えるし、旅先のスーパーに入るのも地元色があって結構面白おもしろく、冷えた2リットルペットボトルのお茶なんかも買って、それを持参した水筒に入れて飲むなどもしていました。


今も、キャンプ大流行はやりですが、若い皆さん、行きたいようだったら今のうちにいっぱい行って下さいね。


PCと電波に囲まれた仕事場で働いていると、反動で大自然に包まれたくなりますし、子供も自然の中で元気いっぱい。


だけど、年齢を重ねて来ると…、主人なんかは、テントで寝るとすぐ腰にきて痛くなり、ぎっくり腰気味になってしまうんですよ。

婆も、炭火で焼く味は何にもまさるし、火も見ていたいけれど、だんだん年齢と共に旅行先では『上げ膳 え膳』が良くなってきてしまって…..。
人それぞれですが…。


年齢と共に出来ない事も出てくるし、嗜好しこうが変わっていくこともあります。


だから、
やりたい事をぜひ!躊躇ちゅうちょせずやりましょう!


節約旅行だって、
節約さえも、かけがえのない思い出。
尊い『今生こんじょうの一コマ』だと思っています。


それで、そんな腰が痛いようなショボい話は終わりにしまして、


もし自家用車で行く旅だったら

で運転しやすい履き物をき、外を歩く時の靴と分けています。
ですから車内でいているもの、+(ブラス)もう1足、の1人計2足、二人だったら計4足の履き物が車内には存在するわけです。

外用、中用、です。

中用といっても、
以前知り合いの方だったか、車内を土禁どきん(土足禁止 👟🈲)にしている方がいましたが、うちの場合は、車内を汚したくない為ではなく、楽だからという理由なので、中用も土足です。

長距離ドライブの時だけ、ですが…。

主人なんかは、運転しない間、つっかけサンダルの様な出立いでたちでくつろいでいます。

出発の前日にちょっとしたお菓子や飲み物、それに次の朝でも美味しさが保たれそうな、菓子パンとか、惣菜パンの様な、つまめるものを買っておきます。

朝は何も食べないで急いで出発しますし(←婆のせいです)、所々サービスエリアにも寄りますが、まだお店が開いていないことが多く、それでも店内で食べるんたったらアクセクしたくないので、イートインして結構な時間を費やすと、何より恐れている渋滞が、道中どうちゅう始まってしまうかもしれない💦と・・・。

そんな訳で、行きだけは、出来るだけ目的地にスムーズに近づきたい気持ちで、ドライブをメインに楽しみます。

行きの車中は、ドライブが好きだったら、景色が単調だったとしても、何にもなかったとしても、
『行き!』というだけでワクワクするものですよね。

『行き』というだけでご馳走ちそうです。

反面、帰りはもう渋滞になってもいいや、と観念してゆっくり帰ります。



初めて行くところは、行きたい所など事前に調べていきますが、
最近は、ひとところを拠点として、ゆっくりするのもいいなぁ、と感じます。

旅先で食べるものは、できるだけ『そこ!ならでは』のご当地のものか、
美味しいお店で食べたいと希望しています。

もしかしたら二度としょくせる機会はない? か… 少ないと思うし…。

そこを訪れることが出来るのは、最初で最後かもしれないし・・・。


宿は、だいたい楽天トラベルか、じゃらんで予約していて、
理由は、普段使っているクレジットカードの関係でポイントが使えるからです。

両者比べて、片方が満室でも、片方がまだ空いていることもありますし、
その時によって、ポイント倍増とか、サービスが違っていることもあります。

宿に関しては、息子などは絶対ベッド!と言っていましたが、
私たちは、可能であれば、断然、和室で和布団を選んでいます。

家と違ってスッキリとした畳のお部屋に入って、レースのカーテンを開け、良い気候だったら窓も開けて、外を見、
座敷のテーブルのところにペタンと座って、備え付けのパックのお茶を入れ、
そこに置かれているお菓子を、
「これ、結構美味しい♡」
とか言いながら、フーッとため息をついて、朝早かった旅の疲れを癒やします。

一人旅でも、です。

この、客室用お茶けのお菓子がけっこう楽しみで、
宿の売店には、ほぼ売られていることが多いので、
宿にしてもコストを考えながらも、後の購買につながるよう、
『おすすめ』のものを出されているのではないかと感じます。

持ち帰ったりしないで、その時、に いただきます。

それで、身内しかいないし、
疲れ具合によっては、お行儀ぎょうぎ悪く畳にゴロンとなり、
テーブルに置いてあるファイルを見たりするのも楽しみです。

主人はあまり見ていませんが、
館内案内や、観光案内など、婆はある意味、読めるものは何でも読んでしまう、活字中毒気味のところがありまして、けっこう目を通しています。

考えてみるとこの段階から、夕食後、部屋に帰ってくるまで、
まずテレビはつけません、無意識ですが。

知らぬに、旅先の気と、非日常を味わっているのかもしれません。

夕食ぎりぎりで宿に着く時もありますし、
余裕を持って着くこともありますが、

宿の外をお散歩したり、
主人は大概たいがい、大浴場があるようだったら早速さっそくそちらへ向かいます。
(混んでいたら戻ってきます。)

婆は、お風呂は夕食後です。

それで、大きな会場で合同で食事というケースの場合、
多くの方々は、くつろげる浴衣ゆかたで行かれているものです。

主人もお風呂に入った後だったら、浴衣を着ていますが、
婆は、浴衣が似合わないと言いますか、着付け方が下手なのか何だか落ち着かず、大体、洋服で夕食に行きます。

主人のお母さんが、ササッと身につける浴衣がさまになって、貫禄もあって、こういう風に着たいなーとあこがれて、
若いときは、自分の体型のせいなのかな、と思っていましたが、
体型が変わった現在でも、変わらずしっくり着れないので、
気のせい、というか、似合うと思って自信を持って着る、という事は大事なのかもしれません。

主人が浴衣、婆が洋服、というちぐはぐで夕食に向かいます。

夕食後は、お土産コーナーなどがあったら、そこをブラブラし、
さっきのお菓子はこれかな?などと見つけたりします。

その後、夜イベントがあったり、夜ならではの何かがあったら参加するかもしれませんが、特になければ、
主人は少~しだけほろ酔いな感じで、さらに缶ビールなどを(自分のお財布から…笑)自動販売機で買って、テレンテレンと部屋に戻ります。


ドアを開けた瞬間!!

布団ふとんがちゃんと敷かれている 👀!


この瞬間の至福しふくが何とも言えません。

これこそが、上げ膳据え膳なり!と実感する一瞬です。


だから宿に到着して、フロントで布団を自分たちで敷くか、やっていただくかを選ぶようなケースの場合、
申し訳ないけど、
「お布団お願いします。」と必ず言っちゃいます。
これが嬉しいんですから。


主人がテレビをつけ、
婆は、夕食後のお腹が落ち着いたら、お風呂へ向かいます。

いくつかの湯船があるようだったら、
好奇心旺盛おうせいな子供のごとく、すべての種類の湯船を体験します。

お風呂から出て、ここで初めて浴衣を着ます。

部屋に飲み物がもう無ければ、自動販売機でミネラルウォーターやお茶などのペットボトルを数本買って、夜間、喉が乾いたときに備えます。

部屋に戻ると、婆は朝も早かったこともあり、バタンキューです。
主人がテレビを見ている横で、あっと言う間に寝てしまいます。

それで朝は、お風呂の開く朝一あさいちか、遅くとも6時ぐらいの、人の少ないうちに、朝風呂に入りに行きます。

主人はだいたい寝ているので、起こさないように・しずかに・しずかに・大浴場に向かいます。

昨夜、しっかりと洗ったばかりなので、
朝風呂の時は、もう体も髪も洗わず、シャワーでよ~く身を清めてから、湯船だけに浸かります。

何だか、ここまで読み返してみると
ずっと、末尾まつび『~ます。』の文のつらなりで、
『中1英語』教科書のやくしみたいだなぁ・・・。


お風呂から出たら、そこで、持ってきた洋服に着替えてしまい、

部屋に戻って、主人がまだ寝ているようだったら、静かに身支度や、荷物の片付けなどをやります

主人が起きれば、だいたい主人も朝風呂にいきます

これが、温泉の大浴場がなく、部屋に備え付けのお風呂やシャワーのみだったら、
主人も婆も、もちろん朝までは入りません。


最後、チェックアウトで部屋を出るときは、
「飛ぶ鳥あとにごさずーー🐤」と口ずさみながら、
一応きれいに軽く部屋を整え、雨でなかったら、窓を少し開けていきます。


さてここで、一番冒頭に記しましたアメニティの話ですが、
歯ブラシなども、宿泊日数分、宿で用意されているものです。

例えば2泊だった場合、以前は1日目に使った歯ブラシは捨ててしまい、2日目はまた新しい歯ブラシを使っていました。

もったいないような気もしましたが、余計な荷物を増やしたくない、たとえ小さなものであったとしても、という気持ちがあり、
そのようにしていました。

何か勿体もったいない無駄なことをしていないか?というかすかな罪悪感も、宿のゴミ箱に捨てる瞬間にあったりはしていたんですが・・・。

それで、その後、その小さな罪悪感を解消できるような利用の仕方を、必要にせまられて、するようになりました。

婆達の年齢になりますと、子供達は結婚したり、仕事で遠く離れた土地に住んだりと、家では今、主人と婆だけになっていますが、

時々、子供が泊まりに来ることもあって、
(独身の間は、お正月などは帰ってきますし・・・。)

そんな時、あの人たちは(←子供達)歯ブラシを持って来ないんですね。
(実家だと思って、完全に甘えている)

それで、そういう時に備えて歯ブラシを買っておいたとしても、
使った後、いない期間の方が長く、
いつ来るかわからない人たちの為に、ずっと保管しておくのが婆達にとっては邪魔じゃまな訳です。

それで、その新しい歯ブラシを、
ここに長いこと置いていかれても困るから、と、持って行かせたりして、
本人達は、ラッキーっとか言って持って帰るんですが、

そんな為だけに、わざわざ新しい歯ブラシを都度つど買っておくのも、どんなもの?と思いまして。

それでたまたま、
旅行に行った時の、そのアメニティの歯ブラシが、未開封のまま家に持ちかえっていたのがあったので、
身内が帰省してきた時に、ポンっと出してやりましたら、
清潔なプラの袋にも密封、入っておりますし、すごく便利だったんですね。

急なお客様が泊まるというような事は、まずありませんが、

うちの場合は、身内がそれなので・・・。

それでも、そんなにしょっちゅう旅行に行く訳ではないし、二人だし、
と最初は1日目の歯ブラシを使った後、洗って、最終日まで使って、
残りを持って帰ってストックしておりましたが、
今では最初から自分達の歯ブラシを自宅から持っていくようになり、
何とも本末転倒な事をやっております。

あくまでも、料金に含まれている、自分たちの分のみですよー。


さらに、これも最初に記しました、手ぬぐいの事ですが、
バスタオルは、どこの宿でも持ち帰れませんし、持ち帰ってはいけませんが、体を洗う手ぬぐいは、どの宿も、持ち帰れるようになっていると思います。

この前、熊野旅行に行った時だったか?、2ヶ所の違う宿で、
お客さんが使った後、持ち帰らないで残していった大量の手ぬぐいを綺麗に洗って、
【持ち帰り自由】と書かれたコーナーにたたんで置いてあったのを目にしました。

ざっと、500枚~1000枚はくだらない枚数だったと思います。

家に帰ってからは使わない、というお客さんが残していった手ぬぐいが莫大な量で、それまで処分していたのかもしれませんが、再利用の可能性を期待して、そうされていたのだと思います。

自宅でも充分、タオルとして使えると思うんですが、
皆さんはあの手ぬぐい、どうされているのでしょうね。

息子も、親から離れて、休日にはいろいろ近場の温泉など、小旅行に行っていたらしく、車の中に、宿の名前の書かれた手ぬぐいが無造作に置いてあったりして、日帰り温泉などに行った時に使っていたらしいんですが、
それだったら、1枚もあれば事足りますしね。

でも、婆にとっては、あの手ぬぐいは大変貴重な品物だった!ということが、ある時わかったのです。。

タオルとして使うのも一つですが、
それ以上に使いやすい、まさに使い方にこれ!と特化できるような、
仕様材質を生かした利用方法が、雑巾です。

雑巾ぞうきん?などと馬鹿にしてはいけません。
雑巾だって売っている時代です。

しかも、『お掃除に特化』ということをアピールしてでも、
宿泊用手ぬぐいの雑巾を、他と差別化したいぐらいの思いなのです。


婆の自宅では、手をくため等のタオルを掛けているのは、
洗面所と、台所と、トイレの3ヶ所です。

それで、いちおう周りに合わせて色を決めておりまして、
洗面所はグリーン、台所は水色、トイレはアイボリーで、
たまたま某大型スーパーで売っていたものが、色が合っていたので、
それを多めに買ってストックしています。

で、日常で使うタオルの色が決まっているので、
それと、入浴の時も、体を洗う『モノ』は、それ専用の物が売られていますし、我が家もそれを使っているので、
宿の手ぬぐいの出番はありません。

ところがある日、その、家で使う日常のタオルが古くなったので、
最終的に雑巾ぞうきんにして、使いきって捨てよう、としたときに、
その日常タオルは、大変!使いにくかったのです。

まずは、厚さ!
手ぬぐいより厚く、しぼった感覚、く感覚が、掃除として使うのに、えらく使いにくい。

使っていて、気持ちよく仕事が出来ません。

廊下の隅っこの角なども、厚さゆえ、しっかり繊細の面がキッチリ角に届かず、中途半端にしかけません

手をく、顔をく、だけの分には、むしろこの厚い方が良かったのですが・・・。

さらに色!
以前は台所に、水色ではなく、ネイビーの色のタオルを掛けていたのですが、雑巾として使った時、まったく汚れの色がわからない!

どのくらい汚れていたのか、どのくらい汚れが取れたのか、まったくわからない。
しかも雑巾を洗って、その汚れがちゃんと水に流れて、雑巾がきれいになったのか、わからない。

白だと汚れ具合も良くわかりますし、
強めの洗剤で、タオルの色が抜けて落ちるようなこともありません。

その為、婆は年末の大掃除の時、雑巾用に、
年末年始にスーパーなどで売られている、『新年ご挨拶用の白いタオル5枚セット』みたいなのをわざわざ買って使ってみました。( 5枚398円?~498円ぐらいのもの)

洒落しゃれなタオルはあちこちに売られていますが、薄くて白いタオルって、案外一般人にとっては、年末年始以外、なかなか売られているの、お目にかかることが出来ない気がします。
(婆が気が付かないだけかもしれませんが)

お金を払って、ご挨拶用のタオルをそのまますぐお掃除に使うなんて・・・。
「何だかなー⤵️・・・。」
と思いはしましたが、今ある古いタオルは掃除に使うのには本当にストレスで、かと言って家にはそれしかなく、大きなためらいと共に思い切って買って使ってみました、新品真っ白なタオルを💦!

日頃、そんなに頻繁ひんぱんにしっかりしたお掃除をしている訳ではないので、我が家にとっては、毎年年末の掃除だけは唯一、一大イベント、『勝負の掃除』なのです。

ご挨拶のタオルは、丁度ちょうど良い使い心地と感じましたが、
宿の手ぬぐいと比べてみてしまうと、
80点というところでしょうか。

適材適所という言葉じゃありませんが、

掃除には、薄さといい、白さといい、罪悪感の少なさといい、
宿の手ぬぐいは100点満点でした。

処分の際の罪悪感の少なさが点差に結びつきました。


繰り返しますが、
ああいう白い薄いタオルは、なかなか売られていないのです。


しかも、大量の枚数を、水で濡らしてしぼって、いちいち水場の往復をしなくて良いように、あちこち使う箇所にポンポン置いておき、
小さな汚れぐらいだったら、後でまとめて回収、洗って再利用しますが、

窓のサッシの『さん』や、屋外の小さい物置の上、など、
これまで滅多に掃除をしなかったために、すごい土の汚れがこびりついてしまった『手ぬぐい雑巾』は、もう洗うことはせず、ありがとう✨と処分させていだだき、
その際の使い捨て罪悪感も、ご挨拶タオルより断然押さえられるので、
精神的にもありがたく、便利で効率的なのです。

お風呂ととも、の役目の他に、お掃除にも役立って、2つの役目を果たし終え、天寿を全うできる『特化手ぬぐい雑巾』、それも本望ではなかろうか、と、処分する手から離れる瞬間、ありがたい思いと共に殊更ことさらに思うわけであります。

そんな事情から、持ち帰り自由手ぬぐいコーナーから、20枚ぐらい、いただいて参りました。


歯ブラシと手ぬぐいの話で長くなってしまいましたが、
最後は、食事の話で締めたいと思います。

こちらも最初に記しました、
もし、朝ご飯がバイキング方式だったら、絶対お皿に取っちゃうもの、
それは、婆の場合、スクランブルエッグです。

こちらは、どうでもよい個人的なことでした。失礼いたしましたm(_ _)m


朝の宿の食事は、普段の日常とは違い、しっかり、たっぷりの食事で、
さらにその日が最終日でなかったら、夜も宿でしっかりとした食事となるので、
昼食は、えて取らないことが多いです。

朝食の時間が済むのも、いつもより遅い時間だし・・・。
夕食の時間は、いつもより早めだし・・・。

量も、美味しいから残さずいただいてしまうし・・・。

若い人は違うかもしれませんが、婆の歳になると、こういう場合、お昼にあまりお腹が空きません。

お昼ごはんを食べていると、観光の時間が少なくなるという面もあるし。


思いがけず、時間とお金の節約になっているようです。


それでも、ご当地ソフトクリームは食べることに決めているし。

その他、ちょこっとしたご当地っぽいっものがあったら、いただいてしまうし。

経験という意味でも、いただいてみます。


ただ、お店に入ってぜひ食べたいものがあったら、もちろん行って昼食時間をえてそれに取ることにしています。


最後に・・・、
我が家には神棚があるのですが、
神棚の神様に、お土産を買っていき、無事に帰ってこれたことを感謝します。

四つ足の動物のものは、お上げできないと聞いたので、
中身の表示を見て確認し、バターとか牛乳とか、牛や豚のお肉などが入っているものは差し上げられません。


大体、和菓子や、その土地のお酒を選ぶことが多いです。



さて、思い返してみて、皆様の旅のパターンはどんな感じですか?

婆とは、随分違いますか?
似ているところもありますか?

そんなプライベートな、それぞれ個々の、様々な旅のスタイルを、
垣間かいま見てみたいものです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



















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