日記40冊、メモ1900件書いて分かった3つのこと
5年くらい前から日記をつけるということを習慣にしています。
それで、気がつけば割と大変な量になっていたんですね。
改めて並べて見てみると、何とも感慨深いものがあったりします。言ってしまえば、ただの紙の束なんですが、なぜだか達成感のようなものがあって、我ながら中々やりよるなぁと感心しております。
僕でこれだけだから、ふだん物書きの仕事をしている人なんかはもっと凄いんでしょうね。
紙の置き場に困るというものです。というのは、冗談というわけではなくて、本当にそうなんですね。
かさばるし、重たいし。
「なんか悩んでることないの?」って聞かれたら、ノートの置き場所に困っている、と答えるかもしれません。
「じゃあ電子手帳とか、デジタルのものを使えばいいんじゃ…」
そうなんです。だからiOSにデフォルトで入っているメモアプリを活用しています。
これもこれでまあまあな量になってきました。
それはさておき、何事もある程度の量をこなすと、見えてくるものがあります。今回はそのことについてお話ししたいと思います。
話したいことは山ほどあるのですが、一度にたくさん話してもしょうがないので、手短に3つだけお伝えしようと思います。
お伝えするのは以下の3つです。
①大抵のことが何とかなる
②頭がスッキリする
③自信がみなぎる
大抵のことが何とかなる
というのは、問題解決能力がどうとか、悩みが解決するとかそういう話ではなく、大抵のことは単に放っておいていいんだなと気づくということです。
言い換えれば、ほとんどの悩みはどうでもいいということなのです。
アイツのせいでうまくいかなかったとか、あのときはツイてなかったとか、酷いときは×××××とか、人に言えないようなことを時に日記に書いたりするわけですが、「だから何だ」という話なのです。
恨みや殺意のようなドス黒い感情も、紙に書いてしまえば案外とショボいものなんですよね。
でも、いつもそんなことを書いているわけじゃないですよ。こういう時もあるという一例です。じゃないと、40冊も愚痴を書いたのかということになりますからね。それでなんだか達成感があるというのはおかしな話ですから。
繰り返しになりますが、大抵のことはどうでもいいことです。実害の及ばないものです。実際に影響のないものです。もやもやの正体さえ分かれば、実は悩むことさえバカバカしいような粗末なものなんです。
こんなことで争いに発展してしまうんだなとか、たったこれだけのことで意地になってしまうんだなとか、とにかく自分のサイズが分かるわけです。
みんながみんなそうでないにしても、日記を書くということは、少なくとも自分についての理解が深まるというのは言えると思います。
頭がスッキリする
とにかくスッキリします。だから書いているというところは間違いなくあると思います。
悩みを友人に相談したとか、言いたいことを言えたとか、そういう時って清々しいじゃないですか。そういう風に心が軽くなったり、元気が出たり、色々といいことがあるわけです。
ついでに寝付きが良くなったりするのも大きなメリットですね。
不安のような負の感情は、紙に書き出すことで自分から切り離されたような感覚があるし、逆にポジティブなことは膨らんでいくような感覚になる時があります。
都合よくいいとこ取りしてるような感じですね。
だけどこれは本当にそうなんですね。
頭の中でごちゃごちゃと散らかっていた感情とか記憶が整理されるので、大掃除をしてキレイに片付けられた時のような爽快感を味わえます。
まだ、この爽快感を味わったことがないという人はぜひ、紙に書くということを試してみてほしいですね。
自信がみなぎる
さっきも言ったように、ネガティブなことは減って、ポジティブなことは増えるみたいな話を思い出してください。
これがずっと続いたらと考えてみてください。
いったいどうなるでしょうか。
いいことづくめになってこないでしょうか。
さすがにずっといいことばかりというわけにはいきませんが、それでも確実にプラスの方向に向かっている感覚はひしひしと感じますね。
ちょっとくらい何かあったって何とかなるものだし、最悪だと思っていたことが案外そうでもないし、人生ってそんなに悪くないなというマインドが育っていきます。
こんな感じで、日記に対する信頼感のようなものが育っていくと、酷いことがあった時でもそんなに落ち込まなくて済むし、何なら日記のネタにするなら思いっきりひどい方が後で読み返した時に面白いんですよね。
それだけでなく、良かったことを書いておけば、その時楽しいし、後で読み返した時にも楽しいという、贅沢なことができるわけです。
こういう楽しみを覚えると、案外自分も捨てたもんじゃないなという前向きな気持ちになってきて、自信が湧いてくるんですよね。
自分に自信が持てないとか、毎日つまらないという方には一度試してみてもらいたいですね。
おすすめのノートとペン
おすすめのものを言い出すとキリがないので、今回は何も紹介しません。
捨ててもいいようなノートとペンで始めてみてください。
初めからこだわりのアイテムで取り掛かりたいという方もいらっしゃいますが、僕はおすすめしません。
だってこんなになるかもしれないんですよ。
これが一冊100円とかのノートじゃなかったとしたらいったいいくらになることやら。
それだけならまだしも、ノートや手帳に対して遠慮してしまってうまく書けないという思ってもみないトラブルが起こるからです。
こうなると長く続きません。
日記も人間関係も自然体でいられる関係性の方がうまくいくと思います。
なので、書き間違えとか、出来の悪さとか、そういうことに気を遣わなくてもいいようなノートをおすすめしたいです。
そんなわけで、お役に立てれば幸いです。
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