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シン・エヴァ論:|| 『マリとは誰なのか?』
庵野秀明と僕結びとして、もはやファンにとってマナーとも言うべきエヴァ語り、極私的な僕個人の体験でこの場を締め括りたい。(もしここまで読んで頂けた方がいるなら、本当にありがとうございます。)
「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」が公開される今から17年前。2004年春、大学3年の終わりの僕は、NHK「トップランナー」の番組観覧に来ていた。ゲストが庵野秀明であったからだ。
エヴァ直撃世代の僕は、
シン・エヴァ論:Q 『”硬いアニメ・序破Q”からの脱却』
”硬いアニメ・序破Q”からの脱却新劇場版の企画およびシリーズ構成段階から、凡その流れはおぼろげながら決まっていたと思う。所謂、物語の鉄則・三幕構成に則っているからだ。
【起・一幕目】主人公が日常とは違う非日常に誘われ(序)
【承・二幕目前半】そこから破竹の勢いで成功するが(破)
〜ミッドポイント・ニアサー〜
【転・二幕目後半】自分の行いが過ちであることを責められ絶望するも(Q)
【結・三幕目】自
シン・エヴァ論:破 『”シン・エヴァ”に見るこれからのアニメーションの在り方』
京アニ事件のアンサーとしての”シン・エヴァ”2019年7月に京都アニメーションで陰惨な事件が起きる。アニメーション制作に従事する者の誰もが、大変な戦慄を覚える出来事だった。
業界でも屈指のスケジュール管理やクオリティー維持を実現していた京都アニメーションには、ただただ実直に、真面目に作画机に座って作業している方々が他の制作会社以上に多く在籍していたと思う。それだけにその方々が無慈悲で野蛮な暴力に襲
シン・エヴァ論:序 『震災と庵野秀明』
※注意喚起※
一応アニメーションに従事する身ですが、これから記す事は庵野さんやスタジオカラーさんとは全く関係のない、単なる僕個人の妄想・妄言です。1人の観客として「シン・エヴァ」から受け取った余りにも多くの事に対する感謝と敬意を払いたい。”こういうアニメの見方もあるよ!”と言う、「シン・エヴァ」に対するマインドセットの一助になれば幸いです。
庵野秀明の”こころ”の変遷電気描写へのこだわりと見学