学生。田舎出身。わけのわからないものが好き。

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最近の記事

燃料の話

自分のことも他人のこともよく分からないから、全国全世界の人が何を思って生きているのかずっと疑問。 よく雑誌とかに載るアイドルだと「ファンの皆さん」とか「メンバーがいること」とか需要と供給がマッチした完璧な御回答を披露しているし、職人さんだと「極めたこの道」みたいな尊敬しか出来ないようなことを仰る。大抵の人は家族や友達、各々が大事にしていることを思う気持ちが生きるエネルギーになっているのかなと。私見ですが。 かたや自分。何を燃料にしているんだろうなぁと考えてみたら、ちょっと

    • 剥離

      ふと、自分の心の中で感情が芽生える。 言葉に変換する。 声に出す。 相手が受け取る。 このプロセスで、はじめに芽生えた感情って、完璧に表現できないと思う。 過程を経れば経るほど、まるで絵の具が経年劣化で剥がれるように、意味が抜け落ちていくと思う。 重い言葉だって、美しい言葉だって、結局完璧ではない。どれだけ緻密に、繊細に表現しようとしたって、そのままそっくり投影した言葉になんて変換出来やしないような気がする。 言葉に意味がないとは言わない。 でも、うーん。何だ

      • すもももももももものうち

        人を見る時、「ここがこうだったらちょっと苦手」という視点って一人一人あると思う。いくら顔とか性格が良くて、本当に居心地が良い人だったとしても、「これが引っかかるんだよなぁ…」みたいなやつ。 自分の場合、「箸の持ち方」「米粒を残さないか」「根拠のない情報に振り回されないか」「本を愛せるか」等々、わりとある。 その中で、ちょっとマニアックなのが「筆順」の問題。筆順云々なんて、少し古くさいと思われるかもしれない。ただ私は明らかに「これではないでしょ」という順番で文字を書く人はど

        • EXI...T...

          とあるファミレスに入った。 ブリキの雑貨があったり、お洒落な照明がついていたり、心地よいBGMが流れていたり。 そんな中、あるものが目に入った。 チカッチカッと不規則に点滅する非常灯。 今にも切れるんじゃないか、ショートして火花が散るんじゃないか、爆発なんてしたら… そんなことを一人で考えてはヒヤヒヤしていた。 でも周りの人はそんなこと気にも留めていないし、私がすごい形相で「非常灯が危ない!」なんて言っても誰も耳を傾けてはくれないだろう。 非常灯自体は何も言って

        燃料の話

          非中性的、でも非女性的

          生物学的には女だけど、好きなものは一般に「メンズ」の物が多い。少年マンガ然り、仮面ライダー然り、服にアクセサリー、スポーツ。 でも男になりたいかと言われるとちょっと違う気がしなくもない。 そんな性別のラインの始点でも終点でも、中点でもない自分に少し戸惑っている。 心体ともに女ではあるけど嗜好は若干男寄り。 うーん。難しい。 学校の制服がスカートだったことも、服屋で店員さんに「メンズ意外でした」って言われたことも、男子と何気なく一緒にいて話が盛り上がっている時に白い目

          非中性的、でも非女性的

          肯定と否定

          恐縮ながら、自分の考え方とか特技を褒めていただくことがたまにあって。生きているものだから。 でも言ってもらったことに対して「そんなことないよ」という言葉が条件反射的に出てきてしまう。 謙遜とかじゃなく、本当に自分は自分のことが嫌いだし、プラスな部分なんてあろうものかと考えているから。正直な話、そういうお褒めの言葉って全部お世辞じゃないかと疑ってしまう。 そんなスタンスで生きてきた。 ある日、大学で出会った友達と話していた。会話の中でいつもの条件反射的返事をお返しした。

          肯定と否定

          四字熟語の話

          趣味は何かと聞かれたら、漢字の勉強と答えるかもしれない。 小学生の頃からずっと漢字の魅力にのめり込んでしまい、暇な時とか、勉強したいけど何すりゃいいか…って時にカリカリとノートに書いている。 漢検は準一級を持っており、現在は一級のテキストを開いてはゆるゆると勉強している。 最近は四字熟語を中心にやっているのだが、これがまた面白い。 ということで、最近感動した四字熟語たちと共に、ちょっと語らせていただく。 自分的四字熟語の魅力四字熟語とは、その名の通り、四つの漢字を用

          四字熟語の話

          人間のエゴ

          雷が好きだ。 あの轟音が何かを壊してくれそう。 雷が嫌いだ。 何もかもが狂ってしまう。 退屈な授業を受けている時の雷は身震いするほど美しく、涙が出るほどに儚い。教科書とかノートなんてそっちのけで、ただただ見惚れている。 でも部活に行く時とか、これから帰る時の雷はこの上なく恨めしい。通れる道に意味もなく、とおせんぼしながらこちらを嘲笑っているような。それでも私たちはそれを見ることしか、できない。 こういう時は好きだけどこういう時は嫌い。 …なんてね。 人間って本

          人間のエゴ

          ある日の妄想劇場

          ぼーっとしてた時に頭の中に浮かんだ私の好きな人像 徐にヘルメットをパスし、バイクを走らせどこまで行くのよと思ったら1.2時間くらいかかるくらいの所のラーメン屋に連れてってくれるような人。 薬指以外の指にお揃いの指輪をはめてくれる人。 でも他の指にもアクセサリーとしてバチバチに指輪してる人。 死んだような目をしながらキムチ鍋にひたすらキムチ入れる人。 手紙で上手くもなく下手でもないギリギリを攻めるイラスト書いてくれる人。 メガネと古着と美術館と本と珈琲が好きな人。

          ある日の妄想劇場

          オレンジジュース

          中学の頃、いじめを受けていた。 何もかもが敵で、この世から消えればよくて、正しさなんてただの綺麗事で、大人は汚くて、教室は偽善者で溢れていて、分かってほしくて、分かってほしくなくて、寄り添ってほしくて、突き放してほしくて、ぐちゃぐちゃになっていた。 そんな、全てを信じることができなくなった当時の自分が唯一、なぜか信じた先生の言葉がある。 「嫌なことがあったらオレンジジュースを飲め」 ビタミンCがストレスにいいだの言っていたけど忘れた。とりあえず果汁100%のオレンジジ

          オレンジジュース

          揺さぶって狂わせたい

          ふです。 何かを書きたくて、言葉をどこかに認めたくて、始めてみました。 ずっとやろうやろう詐欺の加害者と被害者をセルフでやっていまして、数年越しに和解できたみたいです。 とはいったものの、初手って本当に何書きゃいいのかわからんですね。 うーーーーーーーん。 お主何で始めたん?最初なので、これを始めた理由をもう少し詳しく語ってみようかと思います。 大学生になってから、言葉というものにすごく惹かれるようになりました。誰かのエッセイ、ラップのリリック、電車のポスター、博

          揺さぶって狂わせたい