ほっこりと幸せな気分になれる「スイートポテト」で秋を迎えましょう!
「スイートポテト」
秋にこの言葉を聞くだけで、ほっこりとした幸せな気分になれるような気がしませんか?
少し暑さが落ち着いて気温が下がり、肌寒くなった11月頃。
私はさつまいもで作る優しい甘さのスイートポテトが食べたくなります。
今年もいよいよこの時期がやってきました。
さて、今年も自分で作りましょうか。
♦スイートポテトに合うさつまいもは?
比較的に手に入りやすく、スイートポテトに合うさつまいもで私が思い浮かぶのはこの3種類。
①安納芋
ねっとりとした食感で糖度が高く、焼き芋にするだけでも甘くて美味しいです。
糖度が高いため、砂糖の量を減らし、素材の甘さだけでも十分に美味しいです。
②紅はるか
ねっとりとしていて、なめらかでクリーミーな口当たりです。
糖度も高いので、砂糖を減らしても自然な甘さで美味しいです。
また、スイートポテトにとても相性がいいです。
③鳴門金時
皮の色が鮮やかで、甘みが強く、栗のようなほくほくとした食感が楽しめます。
加熱に強く、スイーツにも良く使われます。
♦スイートポテトを作る
①私は初めに焼き芋をオーブンで作ります。
アルミホイルでさつまいもを包み190℃のオーブンで1時間くらいじっくりと焼きます。
水分を逃がさないために、さつまいもに霧吹きをしておくことがポイントです。
竹ぐしを刺して中心まで柔らかくなるまで焼きます。
②中身をスプーンでくりぬき、裏ごしをします。
③さつまいもの余熱が残っているうちに、バターとグラニュー糖を加え混ぜます。
④卵黄と生クリームとシナモンを加え混ぜ合わせます。
⑤牛乳を少しずつ加えながらかたさを整えます。
⑥容器に平らになるように入れてから、絞り袋に入れて上から絞るとおしゃれに見えます。
⑦生地が固まるまで冷蔵庫で冷やします。
⑧ここで霧吹きをします。
⑨表面に焼き色をつけるため、卵黄を少量の水で薄めてハケで塗ります。
⑩180℃のオーブンで焼き色がつくまで焼いたら出来上がり。
⑪仕上げにお好みで艶出しのため、はちみつをぬっても美味しいです。
♦なんだかほっこりとさせる「焼き芋」と「スイートポテト」
焼き芋・・・。
寒いこの季節になると、私の家の近くにも石焼き芋の販売車が回ってきます。
記憶が曖昧ですが、私が幼い頃はきっと親が買ってきてくれたような気がします。
今でも、石焼き芋の販売車のスピーカーから流れる「いし~や~きいも~♪」の声を聴くとなんだか懐かしく感じられます。
そして、スイートポテト・・・。
いけばなのお稽古のときに、いつも秋になるとお出ししていたスイートポテト。
もちろんこの頃は、お店で購入したものでした。
私は「松蔵のスイートポテト」が大好きでした。
当時は、さつまいもの皮をそのまま器にした奇抜さやさつまいもをそのまま縦半分に切ったような大きさにもびっくりしました。
♦スイートポテトは朝食にも・・・
さて、甘くてクリーミーなスイートポテトが出来上がりました。
器はマドレーヌ型にしています。
寒い朝は胃腸の働きも悪くて、食欲がわかないときもあります。
そんなとき私は、このスイートポテトを朝食にすることも。
さつまいもは、朝に取り入れると血糖値が穏やかに上昇したり、腸内環境を整え、便秘解消にも効果的なのです。
スイートポテトは、バターが入っているので毎日の朝食には不向きかも知れません。
でも、たまにはこんなほっこりとした朝もいいですよね。
冷めてしまったら、オーブンで少しだけ温め直せば焼きたてのような食感が楽しめます。
私は、このほくほくなスイートポテトを温かいカフェオレと一緒に頂きます。
Jazz「Autumn Leaves」を聴きながら・・・。