自由表現を支えるために、大切なこと。~藤枝順心附属幼稚園インタビュー~【後編】
株式会社UMUMの活動や想いを、応援してくださる皆様をご紹介します。
今回は、藤枝順心高等学校附属幼稚園(以降、幼稚園)の先生方にお話を伺いました。
※本記事は後編になります。前編からご覧ください。
後編は、なつみ先生へのインタビューから。どうぞ!
ーーUMUMが絵画研修を始める前は、なつみ先生はどのように園の活動に取り組まれていましたか?
なつみ:UMUMさんが最初に来てくださったのは、私が入園2年目を目前に控えた1月でした。1年目は本当に見よう見まねでやってる状態で。年中(4〜5歳)の担任だったので、2年目はちょっとレベルアップした感じで年長さんをやってけばいいのかな?って思っていたところに、「自由、ドン!」(笑)園の活動に慣れ出した頃に「新しいの来た!」みたいな感じで、知識もなく技法とかも全くわかんない状態だったんで、パニックでしたね。
れい:みんなパニックだったんだね(笑)
なつみ:どうしよう…って感じでした。
ーーUMUMの絵画研修を経て、なつみ先生に何か変化はありましたか?
なつみ:UMUMさんが来られる前は、例えば絵本のページを指定したり、こちらが提示したものをこどもたちが真似するやり方をしていたんです。
UMUMさんが来てくださって「こどもたちがしたいように、自由に表現していいよ」というので、同じ絵本の物語を描くにしても、こどもたち一人ひとり描きたいページが違ければポーズも違うんだと感じられるようになっていきました。
うーん、変化、あとなんだろうな…。前よりもこどもたちに任せられるようになりました。「やりたいようにやっていいよ」って心の底から言える。「このようにやって」というのが無くなったかな。こどもたちが表現したもの、それが作品なんだって思えるようになりました。
ーーありがとうございます。UMUMの絵画研修に取り組まれる中で、何か困惑したポイントなどありましたか?
なつみ:昨年担任していた年中の子たちは、ある程度絵の具のつけ方や筆の扱い方が分かるようになっていたので、「ほい、どうぞ」って委ねたら本当に自由にできちゃう状態でした。今年は年少の担任になり、年度始めに「自由にどうぞ」って投げてみたんです。大変なことになりました(笑)
自由に絵の具で楽しむっていうのも大事だけど、おとながストップかけるところ、約束ごととして「今日はこれはやめよう」というのを、どこまでやっていいのか境目が難しいなといつも迷います。
ーーその境目を越えて自由すぎてしまうと、何が問題になると思いますか?
なつみ:片付け!(笑)
れい:間違いない、間違いない(笑)
なつみ:過去に一度、足に絵の具をつけて、自由に描く活動をやってみたことがあったんですよ。そのとき「滑っちゃうよ〜、怪我しないようにそ〜っとやってね」と伝えても、やっぱりこどもたちは楽しくなっちゃって、「わーっ!」とテンションが上がり、「ツルン!」といっちゃうことがあったり。幸い怪我した子は出なかったんですけど、「楽しい!」で納めてあげたいからこそ、そこはちゃんと言ってあげないといけないし。さらに、足がえのぐだらけだから、片付けもこどもたちを水道まで運ぶのも、もう大変で。
れい:よくやったなー。すごいな、さすがだな〜。
なつみ:附属高校の学生さんたちが来てくれる日で、人手があったのでできました。
ーー自由は楽しくていいけど、現実的なことも同時にある。なつみ先生がUMUMに出会ってから今までの期間の中で、自分なりに工夫をしたことはありますか?
なつみ:自分自身で調べて、画材研究をちゃんとするようになりました。あ、これまでやってなかったわけじゃないですけどね!(笑)
絵の具の濃さをあえて薄く水多くするのか、ちょっとドロっと濃いめにしてみるのか作品によって変えてみたり。あと、これまでは技法もわからなかったんですけど、れい先生が来て研修してくださって、自分も実際それをやってみたら楽しくて。
楽しいことを子供たちに共有したいので、楽しむためにはどうしたらいいのかなっていうのを、研修を経て考えるようになりました。活動を考える上で、どうしたらもっとよくなるんだろう、みたいな。ちょっとだけなんですけどね、実際にできるのは。
れい:あれ?私、画材研究やれって言ったっけ?
なつみ:あ、全然言われてないです。
れい:「こどもに委ねればいい」というメッセージから、逆に「研究する必要はない」とも受け取られそうだけど、勉強したのはどうして?
なつみ:うーん、自分の癖なのかな? 中途半端に自分が知った状態では、誰かに話すとか、教えてあげるっていうのができなくて。専門的なところまでは分からないですけど、自分なりに落とし込んでからこどもたちに伝えたいなって勝手に思ってて。
れい:めちゃくちゃいいじゃないですか!その癖、ずっと持っててほしい!
なつみ:頑張ります(苦笑)
ーーさきほどインタビューしたあやの先生も、なつみ先生とはまた違った自分なりの向き合い方をしていた印象がありました。どうしてそんな素晴らしいことになるんでしょう。他の先生方もみんなそうですか?
副園長:比較的みんなそうだよね。
ゆみこ:絵画に関しては、みんな同じ方向を向いてるっていうのはありますね。もちろん個人差で「事前に調べる!」って人もいるし、あやの先生みたいに自由を楽しむ先生もいる。もしかしたら、内心は具象的な表現からまだまだ離れられないっていう先生もいるかもしれない。でも、今みんな同じ方向に向かってやってると感じますね。
ーー日頃活動に取り組まれていて「もっとこうしてみたい」という展望や願いなどありますか?
なつみ:難しいーーー…クラスにとても分かりやすい子がいるんです。デカルコマニーをはじめ、いろんな色を使って「好きなように描いていいよ」と私が言うと、活動時間の最後まで残るほどすごくのびのび描くんです。
そんななかで難しいかなと思いつつ、一度「自分の水筒を見て描く」という活動をやってみたら、その子は全然進まなくて。「先生わかんない、できない」って言って描いたのが、垂直の線、縦と横の棒線だけだったんです。
それを見て、私は「どこの位置を描いたんだろう?水筒の側面と底面の輪郭のラインなのかな?」って思ったんですけど、その表現も面白いと感じる自分が居たんです。
水筒ってなかなか見て描かないじゃないですか。描きやすいものをこどもたちに提案することも大事だけど、こどもたち自身が表現したことがない、描いたことがない対象を描く、そういう経験もさせてあげたら、その子自身のまた新しい扉が開くのかなっていうのはこどもたちの姿を見て感じました。
あと、私たちが提供する画材によって、伸び代もやっぱ違うのかな〜。表現の幅も変わってくるのかな〜っていうのはすごい感じました。
ーー日頃、他にも何か気になることなどありますか?
なつみ:去年、私は年長さんの担任だったんですが、こどもたちに提供してあげられる活動のレベルが他のクラスと比べると違いすぎたんです。このままじゃダメだと思うんだけど、でもどうしたら…っていうのもあって、今年は色々試したり考えたりしてます。そういう不安はいっぱいあります。
れい:そうだったんだ〜、知らなかった。確かに、去年の年長さんはどのクラスもすごい工夫がありましたね。
私は、今なつみ先生の話を聞いて、その不安を感じられることがもう、大きな一歩を歩んでいると感じています。
こどもたちに与えられる経験の違いを感じてる時点で、なつみ先生の届けられる経験の幅は必ず広がり始めるから、その気持ちは大事にして欲しい。しかも、画材研究のようにちゃんと努力もしてる。一昨年より、去年より、今のなつみ先生は絶対グレードアップしてるから、そのまま続けて欲しいし、そのまま考え続けて大丈夫だと思う。逆に焦っちゃダメだと思う。
なつみ:嬉しいです。
こどもたちは、絵の具や画用紙を使って目いっぱい描くことを楽しんでくれてたんだろうなって思います。その一方で、なんだろうな…感動というか、絵を描いている中で出会う新しい発見、「わー、すごい!」みたいな反応は、去年は無かったかなって。知っていることを知っているままやっている、みたいな。でも、そうですね。今年の方が去年よりもこどもたちが楽しんでくれている自信はあります!
ーー今日のインタビュー、こどもたちと向き合うことを諦めないなつみ先生の姿勢が、すごく心強いなと思って聴いていました。
お時間が来てしまいましたが、今回のインタビューで話されてみて感想がもしあればお聞かせください。
なつみ:こうやって話を聞いていただいて、色々わからないなりに試してきたことも無駄ではなかったのかなと今すごく自覚できていて。
活動するにあたって、先述の通りこどもたちに楽しんで欲しいっていう気持ちが一番強くて。こどもたちの笑顔が大好きなので、それを見るためだったら頑張っちゃうぞ!という感じで、これからもやっていけたらいいのかなって思っています。
ゆみこ:1番大事。本当に、根本にそれがあるって素敵。
ーーすえひこ先生、今までの先生方のお話を聞かれてみての感想からお願いいたします。
すえひこ:お二人は、想いをよく理解をしてくれてるなと感じましたね。
自由表現って、絵のことを知らなければ、自分が勉強しなければ、何を持って自由というか、そのこどもが作った作品を価値づけることはできないかなと僕は思うんです。
無知の中では、価値づけをしようとしても何を持って価値とみなすかわからない。そういう意味では先生方が勉強してくれてるっていうのはとってもありがたいなと横で聞いていて感じましたね。
今回のUMUMの研修を通して、先生方が少なくとも絵画に対してそういう心構えでいてくれているというのを感じており、やって良かったなって思いますね。
もう一つ。例えば、あやの先生はUMUMの研修前から「これを描かせたい」っていうような人ではなかったんですよ。最初からもう自由度があって、「面白い作品を引き出す先生だな」と思っていたから、彼女は研修によってより幅が広がったのかなと思う。で、UMUMさんを呼んだ時点で彼女自身が自分がやってきた絵画を否定されたって捉えていたら、申し訳なかったな。むしろ彼女には、いわゆる絵画リーダーとしてUMUMの研修をこれからも引き継いで行って欲しいなと思っていて。今年れい先生の研修が終わって、来年以降、どうやってこの活動の方針や想いを繋げていくかっていうのは、本園にとってものすごい大きな課題かなって思う。何かを描かせる方が絶対楽に決まってるんだから。ハッピーアートって何なのか、自由表現をどうを考えてきたのかってことをずっと引き継いでいかないと、どんどん薄らいでいくじゃん。想いってのは、時の経過とともに必ず伝わりにくくなっていくので、誰を中心にその引き継ぎを行っていけるかってね。
れい:難しいですね。
すえひこ:それは私には難しい。自分はいわゆるきっかけ作りをしたけれど、いずれ消えてなくなる人間なので(笑)
れい:そんなこと言わないで(笑)
すえひこ:先生たちの中から、その存在が出なければいけないって僕は思うんですよ。
ただ、幼稚園っていうのは、絵画・健康・環境…と、先生たちがいくつかの分野で係を請け負ってるんです。そして、その担当は年毎に変わっていく。その時に、前任の先生がどういう想いで引き継いでくれるのか。後任の先生が、その想いに自分の想いを上乗せをしてさらにいい方向へ行ければもっといいんだけれど、そうならないケースもあるかもしれない。その辺まで含めて、どういう形で実践していくのがいいのかなっていうのを聞きながら考えていました。
れい:確かに。先生それぞれの解釈と、学習と、探求がありそうなので、いろんな方がリーダーになっても面白そうだなと想像しました。
すえひこ:そうだね、それを表現してくれればいいね。
本当は、「私はハッピーアートに対してこういう想いがあるよ」とか、そういうのを言い合える雰囲気がもっともっと醸成されてくると、指導が深まっていくのかなとは思います。でも幼稚園はいろいろとやらなきゃいけないことがたくさんあるので、なかなかひとつに特化していくのは難しいですね。
ーーありがとうございます。ちなみに、すえひこ先生はどのような想いでUMUMの自由表現を捉えてくださったんですか?
すえひこ:僕がれい先生と出会ったときに惹かれたのは、ひとつのものを見ても、2人いれば2人とも見方が違う。5人いれば5人の見方がある。ある子は松ぼっくりを見て、こういう風にこの形を捉えていたんだ。そういう捉え方を先生たちにして欲しいなって。
「なんでも自由に描いていいよっていうのが自由表現」というわけではないと思っていて。さっき、なつみ先生のインタビューでテーマを作るって話があったけれども、水筒を描くという身近なテーマでもいいじゃないですか。棒線2本で描く、「その子はそうやって捉えたんだ」っていう捉え方を、先生ができる。その、おとな側の見方の深さっていうのが必要だと思う。「テーマを作っちゃいけない」っていう考えじゃない。どんな見方をこどもたちがするのか、それをどうやって紙に表現するのかっていうのをこどもにもおとなにも楽しんでもらうのが、僕は自由表現=ハッピーアートかなと思っています。そこをあと一歩、もう少し本園でも実践できたら嬉しい。
れい:そうですね。
すえひこ:でも間違いなくね、うちの園の絵は変わってきたなっていう風に思いますよ。絵も変わったし、先生たちが絵を楽しむようになってきた。だからもっともっと楽しんでもらいたい。で、楽しむためには、今日話された先生たちみたいに勉強が必要だなとも思う(笑)
描けなくてもいいから、たくさんの芸術に触れてほしい。具象にしても、抽象にしても、とにかく絵をたくさん見て欲しいって思いますね。
ーーゆみこ先生、プロジェクト全体を通じて、1つ大きく印象に残ってることがあったらお伺いしたいです。
ゆみこ:うん、やっぱりれい先生の言葉かな。
普段、私たちは新しい意見やアイディアに対して、「それってどうなんだろうね?」「保護者から見たらどう?」みたいな、そういうスタンスだったと思うんです。正しいことをやろうとしても「それ今までやったことないけど、いいの?」みたいなね。
何かやろうと思った先生は、その反応を見て「あ、じゃあやめときます…」ってフェードアウトしていっちゃう雰囲気がある。
でも、れい先生が「いいじゃんいいじゃん、やってみなよ」ってプラスの言葉を言うのがすごく印象的で。あ、私も私の立場から、そういう言葉かけをしてあげればいいんだ。そしたら先生たちも「じゃあやってみようかな」っていう気持ちになるのかなって。
れい先生は明るい雰囲気で寄り添いながら、「でもね、ここはしっかり抑えた方がいいよ」と、ちゃんとポイントを教えてくれました。そのおかげで、私自身も先生から、絵画に限らず他に相談事があったとき「先生がそう思ったらやってみればいいじゃん。その後考えればいいじゃん。相談にも乗るよ」って言えるようになったかな。とてもありがたいです。
れい:こちらこそ、とても光栄です…ありがたいです…。
すえひこ:保育士にしても教師にしても、保守的なんだよ。で、変えることに対しての抵抗がやっぱ大きい。日本人みんなそうだと思うけどね。
大きく変えるところを、上手に背中を押してくれたっていうか、フォローしてくれたのは、やっぱりれい先生だったなっていう風に思うよ、僕は。いい人選だったな(笑)
れい:おそれ多いです…。
すえひこ:そこまで考えてなかったけどね。だってインターネット上じゃ人柄なんてわからないんで。笑
れい:そうですね、本当に。私はプロジェクト全体を通じて、先生方の素養の高さに驚かされっぱなしで、今日もそれを改めて感じました。感度も勘所もよく、何よりみなさんがこどもたちのことを一番に考えている。それはすごいことだと思います。
ーーすえひこ先生が自由表現を大事にされるのに、何かきっかけなどあったんですか?
すえひこ:私は自分の過去の反省から、いわゆるこども主体、こどもを大事にって思ってる。これまで女子のバレーを教えてきたんだけども、そのときはいわゆる昔のバレー。一方的に指導して、型にはめてやらせ切るってタイプの先生だった。
れい:厳しそう〜、先生。
すえひこ:ところがね、一番最後。「こどもが自由に、好きにやってみたらどう?」って気持ちで担当した時のチームがすごい良かったのね。その経験から、もし最初からそういう指導法でやってたら、それまでのチームも変わってたんだろうなっていう反省がすごくある。
で、それを絵画に置き換えると、「描かせる絵画からはこどもは育たない」自分はやっぱりずーっとそう思ってる。こどもに委ねたとき、「え、これでいいの?」ていう思いは当然先生たちの中にはあると思うんだけど、でもそこを解き放して欲しい。
れい先生が「作品展に来た保護者に、こどもはこういう想いで描いてたんだって話をしてあげればいいんだよ」って先生たちにアドバイスをくれたことがある。それを担任がしっかり受け止めて、この子の作品にはこういう想いがあるんだっていうことさえ、きちっと見てれば、こどもは間違いなく自分の作品に対して自信を持って、絵を嫌いにはならないかなって。
それが、まあ絵にしても、ダンスにしても、音楽にしても、運動にしても、なんでもそうかな。教育の本質はそこかなって、自分の反省をもとにね。幼児期だからなおさら、こどもが伸び伸びやれる環境を作ってあげて、先生たちがそういう思いになってくれればいいなという思いで1番最初、れい先生に声をかけました。
れい:そうだったんだ〜。嬉しい。すえひこ先生自身がそのバレーの子たちに指導態度を変えたのは何か印象的なきっかけがあったんですか?
すえひこ:印象的なことっていうか…、「この子たちを育てるにはどうしたらいいんだろう、今までの指導でやってもダメじゃないかな」っていう思いはあったね。同時に、自分がもう教務主任になってたので、立場的にもうあの若い頃のイケイケどんどんの先生とはちょっと変わってきたっていう。自分の指導観も変わってきたというのはある。
れい:いろんなタイミングがそこに重なったっていう感じなんですね。
すえひこ:その子たちが1番伸び代があったかな。
ーーお時間になりました。最後の質問です。
既存の絵画活動に疑問を持っていたり、もっとこどもたちに委ねたいという思いから、今回のようなプロジェクトに興味を持つ教育関係者は少なくないと思っています。
ただ現場を大きく変えるっていうのはすごく大変なことで、思いがある先生がいても予算や理解の不足などから二の足を踏んでしまう。
そういう園の方たちに対して、実際やってみた園として、どんな風に思いますか?
ゆみこ:私たち、近隣の幼稚園の研修会に参加させてもらうんだけれども、やっぱりそこの先生たちも悩まれることっていっぱいある。なので、専門家に入ってもらいながら、その園にあったアドバイスをもらうっていうのはすごくいいことだなって思います。絵画だけじゃなくてもね。
すえひこ:自分はね、やっぱリーダーかな。難しいんだけど、園長副園長がどういう想いを持つかによって少なくとも幼稚園保育園は変わる。園長副園長にそういう想いがなければ、こういう研修は多分いわゆるめんどくさい部分になるので。
ただね、先生たちの中でも強烈なリーダーがいれば、園長復園長を動かすことはできるかなって。それもとっても難しいんだけどね。
れい:出る杭は打たれちゃいますからね。
すえひこ:打たれるなんてもんじゃない(苦笑)そういう園が多いって話も聞くしね。
自分は昔、中学校で保健体育をやってたんだけども、学校を跨いだ保健体育授業の研究サークルっていうのが各地区にあったのね。今はもうあるかどうかわかんないけども。当時はそれに自主的に参加をしていった。
仮に園全体が動かないとしても、幼稚園の世界でも絵画のサークルっていうのがもしあれば、もしかしたら進んでいくことはできるかな。できればそういう自主研修の場を設けることができれば、きっかけ作りにはなるかなっていう風には思うな。
ーー実体験を踏まえた示唆もいただき、最後までお時間ありがとうございました!!
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最後までお読みいただきありがとうございました!
藤枝順心高等学校附属幼稚園
令和6年度の作品展が開催されます!
こどもたちの作品を、ぜひご覧ください◎
2025年2月7日(金)17:00-19:00
2025年2月8日(土)9:00-15:00
住所
藤枝順心高等学校附属幼稚園
〒426-0067 静岡県藤枝市前島2丁目3−2 3番2号
今回の幼稚園のプロジェクトについて、UMUMれいの視点から時系列で綴っています。
活動の経緯や、取り組みの詳細を、インタビューと合わせてぜひお読みいただけたら幸いです◎
UMUMでは本プロジェクトのような、自由表現を園の活動に取り入れたい幼稚園/保育園からのご相談をお待ちしています。
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