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難しいけど大切な「伝える」 テレビアナウンサーから学んだ伝わるプレゼン

皆さんは「伝える」ことは得意、苦手どちらでしょうか?得意な方も苦手な方もどっちであっても、「伝える」ということは誰もが経験しています。何気ない会話、SNSでの発信、企画案の発表プレゼン、、、など私たちのまわりには「伝える」という場面が数えきれないほどあるのではないでしょうか。先日、この「伝える」ときのポイントをテレビ局のアナウンサーから伝授していただきました。スタジオキャスターや取材先からの中継も務めるアナウンサーで、まさに「伝える」プロから学んだことです。

相手に伝える・伝わる

伝えるといっても様々な方法があり、主に3つの種類に分かれます。
①頻繁なやり取りができるようなもの(会話・LINE)
②ほとんど一方的で時間制限のあるもの(テレビ・ラジオ)
③完全に一方的なもの(本・広告)

プレゼンテーションや面接などは②ほとんど一方的に話すことがほとんどです。そのため、特に何を言いたいのかハッキリ(できれば一言で)させることが大事です。

伝えたいことをハッキリさせるということはテレビ番組の制作するときにも大切にしているようです。ニュース、リポート、中継などをつくるうえで、アナウンサーは放送前に「何が言いたいのか一言で聞かせて」とよくプロデューサーに聞かれるといいます。


伝えるうえで意識するとよいこと

次に、相手に伝えるうえで、アナウンサー自身の経験から大切にしているということを列挙していきます。これは挙げだしたらきりがないほどあるので、今回は5つ紹介します。

1.一文は短く
結論ファーストで話すとよく言われるように、一文を短くして伝えることが大切です。一文を短くすることが基本としつつ、アナウンサーは途中途中で長いコメントを意識的に入れるといいます。短い一文も最初は聞いてもらえるかもしれませんが、短い一文がずっと続くと聞き手も飽きがきてしまいます。そのため、リズムが単調にならないように、少し変化を加えることもポイントのようです。

2.適切な間
”適切な”というところが難しいですが、間のとり方ひとつで伝わり方が大きく変わります。適切な間をとることで、聞き手に理解する時間を与えます。

3.資料など目で追える時間をつくる

4.気になるところを早めに処理する
例えば、一番伝えたいことが書かれている文章とともにものすごくインパクトのある写真が出てくると、相手は一番最初にその写真(視覚的に最初に入ってくるもの)が無意識で気になります。自分が伝えたいことと別の部分に相手の意識(気になる部分がある)状態では、伝えたい情報が伝わりにくくなります。そのため、相手が気になるであろう部分は早めに処理することが、自分が伝えたいことを正しく伝えるために大切です。

5.枠づけ
最初に相手の頭の中に話の道筋をつくることで、相手に伝わりやすくなります。例えば、「1、2、3~本日の流れはこんな感じです」みたいな感じです。ニュースなども意識してみると、冒頭で番組の流れが紹介されることが多いですね。


おわりに

最後に、鳥(マクロ)の視点と虫(ミクロ)の視点を使い分けることが伝えるうえで重要で、自分自身で試行錯誤してみることが大切であるということを教えていただきました。また、間違えずに、時間内に、魅力的に、、、と意識しすぎるあまり、本番でうまくいかないことも多々あります。アナウンサーもこういった経験は実際にあるといいます。人間は緊張すると、頭の容量は相当低下してしまいます。だからこそ、事前に120%の準備をしておくことが、本番100%の力につなげるうえで大事だということを学びました。

 アナウンサーは日ごろから魅力的できちんと伝わる様々な工夫をされていることを知ることができました。普段何気なく聞き流している番組も、アナウンサーの話し方など作り手側に少し意識を向けてみると、伝えるための工夫や思考に気付くことができるかもしれません。「伝える」ということは決して簡単なことではありません。しかし、プレゼンテーションや面接、SNSの発信など「伝える」場面は日常に溢れています。だからこそ、より伝わるのがうまくなれるように、意識していきたいものです。


今日も最後まで読んでくれてありがとう!


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