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【モデルが独白】食べても太らない人は、何が違うのか?
こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
男女問わず、世の中には、食べた分だけ太る人がいる一方、結構な量を食べているのに、全然太らない人がいます。私のような食べたら食べた分だけしっかり太る人間にとって、実にうらやましい話です。
その違いは、いったい何なのでしょう?
「それって、どうせ体質でしょ?」
そんなふうに思うかもしれませんが、どうやら体質のせいではないようなんです。
18歳で「CanCam」専属モデルとしてデビューし、その後も数々の女性誌で同性からの支持と共感を得て現在も錆びることなく活躍し続けているモデル・仁香さんは、著書『この習慣で美人になれる』の中で、過去の苦い経験を交えながら、次のように語っています。
モデルを始めて8年ぐらい経った27歳のころ、ボディラインに異変が起こりました。ベスト体重より7キロもオーバーしてしまったのです。いわゆる激太りです。
モデルとしてはかなりの致命傷です。まわりからも「早くやせたほうがいい」と言われ、ダイエットを開始したのですが、少しやせても、リバウンドの繰り返し。結局13キロオーバーになってしまいました。
3年に及ぶ私のダイエット生活は、「効果がある」と言われるものを手当たり次第やってみては挫折、効果があってもしばらくするとリバウンドの繰り返しでした。
――『この習慣で美人になれる』(仁香・著)
では、必死で我慢してキープしていた当時の体重を、普通に3食食べている今でもキープできているのは、なぜなのでしょうか?
仁香さんは、次のように断言します。
当時、「食べない我慢」では、脳が満たされていなかったから。
その後、仁香さんが出会った脳科学者の澤口俊之さんに、科学的な裏付けが取れたのです。
懇意にさせていただいている脳科学者の澤口俊之先生も、「我慢していると、食べたくなる」のは、脳の自然な反応だと教えてくださいました。
澤口先生のお話を要約すると、次のようになります。
「食べたいのを我慢している」「やせなきゃいけない」と思っている状態では、脳は満たされず、常にストレスを感じています。
すると、「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾールという物質が分泌されます。
こうなると、コルチゾールを抑えるために、「幸せホルモン」と言われるセロトニンやドーパミンが必要となります。そこで、食べることで幸せホルモンを出すために、脳が「食べなさい」という指令を出すというわけです。
いっぱい食べて、一時的に幸せを感じます。しかしすぐに、食べ過ぎたことが新たなストレスになります。そして、また食べてしまう――。まさに、負のスパイラルです。
――『この習慣で美人になれる』(仁香・著)
では、どのようにして、この負のスパイラルから抜け出せばいいのでしょうか?
仁香さんは、著書の中で、次の2つの方法を提示しています。
①幸せを感じる
②脳を安心させてあげる
具体的にはどういうことなのでしょうか?
この負のスパイラルから抜ける方法の1つは、「幸せを感じる」ことです。
最もわかりやすいのが、恋愛です。好きな人ができて、その人のことを考えているだけで幸せホルモンが出てきます。恋愛をしているときは、胸がいっぱいでお腹がすかない。これも脳の仕業です。
恋愛でなくても、考えているだけで幸せになれるような、何かに夢中になることを見つけることでも同様の効果があります。
負のスパイラルから抜け出す、もう1つの方法は、「脳を安心させてあげる」ことです。
「食べてもいいんだよ。こんなに食べてもいいんだよ」と脳に教えてあげるのです。
「食べてもいい。太らないから」となると、逆に食への執着がなくなって、ストレスから解放されます。
ストレスが消えるので、コルチゾールが出ません。すると、幸せホルモンを出そうと、脳が「食べる」指令を出すこともないわけです。
視覚からの誘導も効果があります。「リンゴ1個、お豆腐半丁だけ」と視覚的にも寂しい食事だと、脳が安心しません。
色とりどりの野菜をふんだんに盛ったサラダや、少量ずつのおかずをいくつも盛り付けたプレートなどを目の前にしたら、目からの情報で脳がハッピーになって、食べ過ぎることがないのです。
太る脳を正常な状態に戻したら、あとは、脳が必要とする栄養がちゃんと摂れるように、炭水化物、タンパク質、脂質、野菜類を、適度な量をバランスよく食べればOKです。
――『この習慣で美人になれる』(仁香・著)
私たちは、ダイエットしたいと思えば、一生懸命食べるのを我慢してやせようとしますが、それが逆に、太る脳をつくっているんですね。脳が私たちのカラダにここまで影響があるとは思いもしませんでした。
仁香さんの著書『この習慣で美人になれる』では、今回の【食べる】に関する習慣をはじめ、【立つ】【座る】【歩く】【呼吸】【考え方】という私たちが毎日やっていることを、ちょっと意識して変えるだけで、自分の中に眠っている「美人体質」を最大限に引き出す方法を解説しています。モデルさんだからこそ知っていること、こっそりやっていることがよくわかります。気になる方はチェックしてみてください。