【リピーター獲得】2回先までの予約を取る方法
こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
飲食店、美容院、ジム・整体、ヨガ、アパレル、ネイルサロン、クリニック、美容・健康系サロン……といったスモールビジネスにおけるリピーター獲得。
そのためには、来店時に次の予約を取れるかどうかが大きなカギであることは言うまでもありませんよね。
自身で複数のジム経営をしながら、スモールビジネス専門集客コンサルタントとしても人気を博している日野原大輔さんは、著書『神・リピート集客術』の中で、次の予約はもとより、2回先までの予約を取るアイデア、コツを業種別に解説しています。今回は、同書の中から該当箇所を全文公開します。
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「2回先」までの予約を取るために、絶対やるべきこと
「コミット」という言葉が世の中で流行るようになったのは、2014年にライザップのCMが流れ出したころからではないでしょうか。
「結果にコミットする」。これはとても有名なフレーズです。私のジムでも、お客さまには「必ず結果を出していただけます!」と断言しています。
ですが、そのためには、やはりお客さまとの「絆」が重要です。
私のジムでは、まず体験トレーニングのときに、「必ず週1回来ていただくこと」をお約束してもらっています。
人によって、目標はさまざまですが、ほとんどの場合、月1〜3回では結果が出ないからです。
目標は「理想の体重」だけではありません。「コンテストに出場すること」や「写真撮影」など、お客さまと相談しながら一緒に晴れ舞台となるイベントを決め、そこに向かって二人三脚でがんばります。
そのために「目標達成のために2回先までの予約を取る」というルールを設けています。長期計画があるからこそ、お客さまも次回の次回まで、予約を取ってくださいます。
ここで大切なのが、長期計画のなかで、今、階段の何段目を上っているのかを毎回共有し合うことです。
絆をつくり、一緒に階段を上るスタイルでなければ、お客さまは「2回先」までの予約を取ってはくださいません。「次の予約」は、「売上確保のための小手先戦術」だと思われてしまうだけです。
業種別で解説、2回先までの予約を取るアイデア
この「長期計画に向けての2回先までの予約」というシステムは、どんなビジネスにも取り入れることができます。
各ビジネスで、こんなアイデアがあります。
①美容室
お店が主催する「ヘアスタイルコンテスト」に出場するという目標のために、「2回先」の予約をするシステムにする。
②洋服のセレクトショップ
「コーデ選手権」出場のため、「ファッションアドバイス予約」を定期的に取ってもらう。
③飲食店
「〇〇マイレージ」×「早期予約マイレージアップ」制度をつくり、マイレージが貯まると特典がもらえたり、「新メニュー開発」に参加できたりする。
④講師、インストラクター
「生徒から運営スタッフへ」「さらに講師として独立」というキャリアプランを描き、週1回必ず通ってもらう。
特に、お客さまとの距離が近いスモールビジネスの従事者こそ、「お客さまの人生を豊かにする喜び」を存分に感じられると思います。
革命家チェ・ゲバラの名言に次のものがあります。
ダイヤモンドは、その最高硬度から、ダイヤモンドでしか磨けません。あなたがフルネスを感じながら、お客さまと一緒に階段を上ることで、あなたとお客さまという「2つのダイヤモンド」が同時に磨かれていくのです
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いかがでしたか?
「新規客の獲得」コストは、「リピート客の確保」コストの5倍かかるといわれています。スモールビジネスの経営を安定させるのに必要なのは、100人の新規顧客より1人100回の予約――。
「リピーターに支えられるストック型ビジネス」の実現に導く、スモールビジネス向け集客&接客術の決定版ともいえる書籍『神・リピート集客術』(日野原大輔・著)は、好評発売中です。興味のある方はチェックしてみてください。
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