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【不随意コラム その12】~緊急時の備え・筆談・音声アプリなどの巻~

 こんばんは~🌝

 みなさんの地域は地震、大丈夫でしたか?

私は持病で震えることも多いけれど、さすがにおかしいと、慌ててテレビをつけ、現状を知りました。

かなり長い時間(階数の問題もあるかもしれないけれど、数分レベルではなかった……)揺れていたのと、ずっと流れる津波の映像や避難勧告のアナウンスに母の方が滅入ってしまい、心配になるほどでした。


震源地の付近の方に比べると、大きな被害はなかったのですが、この寒い時期に家屋が倒壊するほどの地震や火災に見舞われた方々のことを思うと胸が痛みますし、どうか余震や他の地域にも地震が発生しないことを願うばかりです


私はこういう時、身体は動きにくくてもあまり動揺しないタイプなので、机の下に身を潜め母の背を撫でながら色々と算段しました。

・ガスの元栓の確認
・物が倒れてこない場所の把握と
(余震に備え、母は寝床を替えました。)
 落ちたら危ないものを低い場所に移動
・出口の確保と靴の用意(私の場合、も)
・市販の飲み物や非常食になりそうな物と
 持病の薬現金の入った財布、懐中電灯、
 ティッシュの詰め替えパックひとつを
 リュックに詰める
(トイレットペーパーや生理用品もいるかな
 と思ったけど、取り急ぎ……)
・水道水をバケツに溜める
(断水することもあるので、本当はお風呂に
 溜めたかったけど、床下浸水も心配なので 
 母と相談しバケツなどに溜める程度に。)

本当は事前に用意しておくべきなのですが、きちんと準備できていない自分に猛省です。
(今回のように準備ができる時間的余裕が毎回あるとは限らないので……太字にしているところは個々に注意すべきものや、これまでの震災とは変わった点です。)


またスマホの災害時の通知が届かなかったので、改めて自分と母の分の設定を見直しました。(機種にもよるけれど、音が苦手な方はバイブだけの設定も可能でした。)

その後は電力の問題もあることを想定して、しばらくはスマホは充電してテレビも最小限にしていました。


 以前にもいくつかのツールをご紹介したのですが

今回のように緊急時に備えたアプリやサイトや安否確認ツールも含めてお伝えしようと思います。

最近は全身脱力貞子化からの発声障害で今は自力で避難するのも厳しい私ですが……
微力ながらもお役に立てたらうれしいです。(たまたま記事を書いていたので、それに追記した形となっています。)



【災害用伝言ダイヤル・伝言板・
避難場所マップ・ウェアラブルウォッチ等】


 実際に使用したことはないけれど、伝言ダイヤルは3.11以降、だいぶご存知の方も多いのでは?(3.11検索後に追記したものも有)

・災害用伝言ダイヤル 171
 通信キャリアにもよるかもしれないけれど有事の時はWi-Fiが無料で使用できるようになることも。

・災害用伝言板

 最近は掲示板もある模様。

避難場所マップ ( Yahoo!天気・災害 )
 私が使用しているYahooの天気予報とカレンダーのアプリの中にあった機能の一つ。(雨雲レーダーは普段からよく助けられている。)試しに自分の地域で検索したらかなりたくさんの候補先が見つかった。でもこれはかなり地域差がありそう……ただ事前に把握しておくのも大事かと。

LINEでの安否確認
 LINEとYahoo!を連携することで、たくさんの人から安否確認のメッセージが来た時に安否について簡単に報告できるサービスもあるよう。

・ウェアラブルウォッチ
 私は持病の都合で体温、心拍、血圧、血中酸素が測れるウェアラブルウォッチ(アップルウォッチほど高価なものではない)を利用していて、スマホと連携させておくと、LINEやメッセージの通知である程度内容が読め、電話の通知も届く仕組みになっていて便利。(ぶっちゃけLINEに関してはこっちの方が早いほど……)

私は実用性重視で
日付・天気・心拍が一目でわかる画面に。
前後左右に動かすことで他の機能も使えて
フル充電しておけば3~4日はもつ。

座りすぎ通知もあるので
エコノミークラス症候群予防にも良いかと。


・電話お願い手帳

 これは以前にも紹介したもの。電波障害の問題もあるので万能かはわからないけれど、ブックマークをしておくといいかな、と。


【アプリ こえとら】


 電話お願い手帳とややかぶるけれど、こちらは最近見つけたアプリ。

(いろんな機関や企業が開発・協賛しているアプリで当事者や支援者からの要望で今後、アップデートされる可能性もあるかも?)


 実は年末に脱力と発声障害がよく起きていて、ヘルパーさんや訪問看護の担当の方ともほとんど会話でのやりとりができず……

訪看さんがせっかく来て下さったのに、寝転がったまま紙とペンで何とかやりとりするしかなく、年末の挨拶すらも自分のクチで伝えられず地味にヘコんでいた😢

 その翌日は、買い物同行と入浴見守りにヘルパーさんが来る予定になっていたけれど、声が出ないままだとヘルパーさんと意思の疎通が取れず、ご迷惑をおかけするんじゃなかろうか……とインストールした。

実際にはサービスの時間内でも脱力がひどすぎて買い物にも行けなかったし、入浴を洗髪だけに切り替えてもらうほど症状がひどかったけれど、アプリのおかげでなんとか自分の思いが伝えられてうれしかった!

文字を見せて伝えることも可能で字体も大きく出来たり、読み上げ機能もロボット感薄めでこれまで試したアプリの中でも聞き取りやすいかな、と感じた。

まだ私も全ての機能を試したわけではないけれど、音声でのやりとり、キーボード(フリック)入力、絵や字を手書きすることや地図を表示することもでき、これまで使っていた筆談アプリなどの機能が一括化されているのもありがたい!チャット機能は、いつどう使うのかわからないから登録してない🙊)

そして、初期設定の時点で基本的な挨拶から買い物(書店や飲食店などシチュエーションごとに分けられている!)、交通、緊急時・災害時などの定型文あり、自分で編集して使いたい言葉を追加することもできる。(よく使う言葉を簡単にフリックの前後左右などで出せるみたいだけれど、その機能はまだ使いこなせてない🙈アプリとともに少しずつ覚えていくぜ……)


 長文は紙ベースの方が書きやすいかもしれないけれど、私みたいに突発的に声が出なくなる場合は、持ち歩いていてもすぐにメモ帳とペンを取り出せなかったり、電動車椅子だとジョイスティックを握ったりしているのでスマホで片手入力できるのであればアプリの方が便利かなと感じた。(と言いつつ、私は両手でスマホを入力するタイプなので、利き手じゃない方でもワンタッチで入力できるように鍛練が必要かもしれぬ🐶)


【知っておいてほしいハンドサイン】


 ご自身が困り事を抱える立場になったり、誰かからのSOSに気づいたりするためにも知っておいてほしいハンドサインがある。

ハンドサインの種類はとても多く、日本で当たり前のように使っているポーズ(特に👌はダメな国が多い。)も海外ではアウトだったり、手話もその国独自だったり、時代とともに変化するものもある。

ジェスチャーもある程度、気心知れている人か、よっぽど汲み取り能力が高い人じゃないと限界がある。

そんな中でも世界共通のハンドサインが
「助けて(SignalForHelp)」
だ。


 ここ数年で一気に広まったからご存知の方も多いかもしれないけれど(私もその一人)

・手のひらを見せて✋パーをする
・親指を折って四本指にする
・手をグー✊にして握りしめる


というのがSignalForHelp助けてのハンドサインの送り方だ。実際に海外ではそれで助かった例もあるのだけれど……

紹介しておきながら、矛盾しているけれど、私としては知れ渡ってほしい気持ちとあまり大々的に取り上げられるのもな……という思いで半々というのが本音でもある。(それを踏まえてリンクは貼っていないので、ご興味のある方はご自身で調べてみてね!)

なぜなら、一般人に知れ渡っているようなサインを悪事を働くような人が知らないわけがない。そうなると、そのポーズを取らせないようにすることも起こり得る。(想像したくもないけれど😭)

一方でたまたまそのハンドサインをしただけで変に勘ぐる人も現れている。

ただ本当にピンチな時以外は使わない方がいいことや、本当に危険な場面で必死な思いで出しているサインを見逃さないという意味では知っておいてほしいなと思う。


そして出来ればハンドサインだけじゃなく、右目閉じる→左目閉じる→両目閉じるといったような加害者に見破られないサインも考えておくのも大事かなと思っている。(ウィンクキラーといったゲームでさえ近くにいる人でも気づけないくらいだから、目隠しされていない状態や、ウィンク出来ない人以外なら有効なんじゃないかな、と……)



【アナログとデジタルの併用】


 そして私が使用しているツールも含めて、どんなサインやチェックもダブル構えは必須だと常々感じている。(できれば、デジタルとアナログの両方でね!)

マイナカードの保険証も今はまだ紙ベースと両方必要だったり、今回のようは有事の時に備え、現場ではアナログを望む声が大きい

ヘルパーの事業所もデジタル化が進められているけれど、一番活躍している70代の方々がデジタルへの移行を機に辞める方が増えているそうだ。ただデジタルなら担当者以外も利用者の状態をネットを介して共有できるというメリットもあるし、もしもの時に備えて紙ベースの記録票も渡されている

病院によってはある程度、蓄電しているとはいえ停電した際に電子の保険証で無駄に電力を消費するのは考えものでもある。

ただし電子カルテでどの程度の規模でネットワークを繋いでいるかはわからないけれど、即時性の面ではメリットもあるとも思っている。

実際に、電子カルテを取り入れている病院はパソコンを二台置いてある。(診察室に入ってから医師が抜け、時間を持て余していた時にパソコンのトップ画面に、県内の同じ科内なら繋げられるんだろうな、と予測できる名前のネットワークシステムが表示されているのを見たことがあり……勝手に覗き見して、ごめんなさい🙇🙇)

 それでも、緊急時にトリアージを活用しているのは医療ドラマでも見ての通り。色だけじゃなく大まかな所見も書き込め、黒で千切られてる場合は救急搬送の対象外になるから、そういう面でも合理的だとも感じる。

そして、医師が自分の命を最優先することを批判しないでね。命の重みは平等だけれど、医師一人で救える命の数が変わってくるのもまた事実。そのために自分の身体を気遣い、生涯現役で長生きした日野原重明先生 )という方もいらっしゃる。(日野原先生の功績とは関係なく、最近のニュースはあまり信用していないので、あくまで参考程度に。)

緊急時の咄嗟の判断、苦渋の決断はドラマのようにはいかないのが現実だから、ドラマの世界やネットの情報を鵜呑みにして騒ぎすぎないようにね。(とりあえず外野は安否確認・生活に必要なこと以外の節電に努めよう! 私の地元なんで平時でも「計画停電?」って言われたくらいだぜ?)


しかし、どんな災害でも被害が甚大だと電子も紙も役に立たない。

そんな中でも、表立っては取り上げられないけれど個人的に信用しているのは歯科所見
(だから私は身元確認として歯医者での記録は残されてもいいと思っている。親不知の件の感謝も含め🙊)


また、寒い時期だから着込んでいる人も多いだろうけれど、ヒートテックはMRIで火傷する恐れがあるし(タトゥーも然り)、ネイルをしているとSpO2がきちんと測れないこともあるので、一本だけでもいいから、ネイルを我慢してほしいと切に思っている。(救急隊員が何とかして剥がすこともあると聞いたこともあるので、痛い思いをしたくなければ、一本はつけ爪にしようぜ!)

 なんだか役立つ情報なのかそうじゃないのか訳わからん内容になったけれど、もしものときの参考にしよっと!くらいに受け止めて頂けたら、うれしいです🕊️(私の主観もあるかと思うので自分の信じたいものを取捨選択して下さいな。)

 こちらも良かったら、ご参考に。


 また何かいい情報や福祉関係で自分が経験して良かったたことや学んだことがあれば(実は書きかけはたくさんあるんや……)、分かりやすくまとめてお伝えしますね👮✨

《つづく》
最後まで読んで下さりありがとうございました🙇🙇
#不随意運動症

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